著者 : うらたあさお
講談社ラノベ文庫新人賞受賞作!! 身勝手な探偵気取りの行為で、高校生の朝河探は一年前、相手の逆恨みから妹に大怪我を負わせた。以来、朝河は他人の問題に関与することに抵抗感を抱いていた。しかしある日、同級生の青山景が万引きの疑いをかけられる。朝河は青山の何もかもに諦めきった表情に突き動かされて、青山にかけられた冤罪を晴らす。何かと朝河に話しかけてくるようになった青山と関わるうちに、二人の距離は近づき、朝河は青山の過去と母親との確執へ行き着く。青山の母が犯した罪の真相に協力して辿り着き、さらに関係性が前進したその直後、朝河の過去が朝河自身に襲い掛かるーー!?
「半月後私たちは恋人になるのだけど、あなたはその直後に死ぬわ」隣の席の美少女・笹篠から突然の告白&余命宣告!? 運命を変えるため、今すぐ恋人になろうと迫る笹篠だが……そのセリフ、三人目なんですけど!?
「爽坂くんは、私の一番好きな人……だから」 上目遣いで瞳をキラキラさせ、頬を染めつつ告白してくる可愛い妹、ひおり。 「……ひ、ひおり?」 「爽坂くんは、私の王子様なんです……」 あのな、ひおり。爽坂はVtuberであって、人間じゃないんだぞ。わかってるのか? しかも、お前は知らないだろうが、爽坂の中の人は俺……。あ、あれ? ま、まじか……この流れ、やばい。 「あのな、実はな、爽坂はな……」 妹の恋心を壊さないために身バレを防ごうとするも、次々と新しい女の子たちにまとわりつかれることになる庵原玲仁。人気Vtuberと陰キャ高校生の二足のわらじは、無事に成し遂げられるのか? 憂鬱さを吹き飛ばす、一点の曇りもない抱腹絶倒のVtuberラブコメ、登場!!
鴉野伊吹は、世間では不良と恐れられていた。ある日、伊吹は幼なじみを危機を救うことになるが、代わりに命を落としてしまう。魂になってしまった彼に死神が生きる方法を告げるのだが、それは「きみを助けたい、と心から思ってくれる人に三日以内に見つけて貰うこと」だという。一匹狼の自分を救う者などいるのだろうか……と諦めかけたとき、一人の少女と目が合う。見知らぬ少女・ユリと伊吹のおかしな共同生活が始まる。 鴉野伊吹は目つきが悪く、売られた喧嘩はすべて買う(そして勝つ)ことから、不良と恐れられていた。そんな伊吹は、ある徹夜ゲーセンの帰りに幼なじみの涼音の危機を救うことになるが、代わりに命を落としてしまう。正確には魂が抜けた状態であり、その魂に死神がこう告げた。「きみを助けたい、と心から思ってくれる人に見つけて貰ってね、三日以内に!」と。一匹狼の不良である自分を助ける者などいない、と自暴自棄になっていたとき、見知らぬ少女と目が合った。彼女は一体何者なのか、そして何故、伊吹が元に戻る ための協力を拒むことをしなかったのか……。通りすがりの謎の少女・ユリと伊吹の不思議な共同生活で、二人の世界は大きく変わる。