著者 : おれあず
好きな子の親友に密かに迫られている2好きな子の親友に密かに迫られている2
夏休み、俺は日向晴からの誘いに抗えずにーー彼女と関係を持ってしまった。だけどそんなことはお構いなしに、体育祭や文化祭と重要な学校行事が間近に迫る。罪悪感を抱えながらも行事準備に取り組む中、俺は初恋の相手・夜咲美彩から初めて一緒に出かけたいという"誘い"をもらう。しかも、二人きり。 『一緒にお化け屋敷に行ってほしいのだけれど、だめ、かしら』 文化祭の出し物の参考にするためで、俺を誘ったことに深い意味はない。そう自分に言い聞かせていたが、これ以降夜咲はまるで恋人同士のように俺にだけ甘えてくるようになってーー!? 「私としたいこと、全部しましょう? ……晴には内緒で」
好きな子の親友に密かに迫られている(1)好きな子の親友に密かに迫られている(1)
俺は、強く気高く、そして微笑むと誰よりも可愛い初恋の人ーー夜咲美彩に幾度となく告白をしては、毎度玉砕している。 そんな諦めの悪い俺の前に立ちはだかるのは、夜咲の親友・日向晴。そして肝心の夜咲はいがみ合う俺たちを微笑ましげに眺めている。こんなちょっぴり変わっているけど平穏な俺たちの日常は、とある一つの“誘い”をきっかけに徐々に崩れ始める。 「あたしのこと、全部好きにしていいよ。……美彩の代わりに」 潤む目。触れる柔肌。二人きりの部屋の中、熱に浮かされたような表情で迫ってきたのは、友達だったはずの日向でーー!? 一途な初恋と抗えない欲望、その間で揺れ動く恋物語開幕。
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