著者 : かざなみ
◇◇◇あらすじ◇◇◇ 若き皇帝の唯一の妃『最愛』に選ばれた底辺貴族の娘、ソーニャ。 【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死ぬと時間が戻る祝福】を持つ彼女だが、皇帝エルクウェッドの努力により死に戻りしない日々を積み重ねていた。そんな中、ソーニャはニか月後の婚姻式典に向け《妃教育》を受けることに。 後宮で出会った人々の力を借りながら、皇帝のために頑張るソーニャ。その一方、エルクウェッドも彼女をどうしたら幸せにできるのかと頭を悩ませていて……? とびきり不幸な妃と不憫な皇帝が、一緒に幸せを模索するお話。 ※WEB版エピローグまでを収録。本編は大幅な加筆修正をしています。 ※完全新規書き下ろし! 巻末に5つの番外編をたっぷり収録。 ◇◇◇登場人物◇◇◇ ◆ソーニャ 元最下級妃。皇帝からの指名で、唯一の妃、『最愛』に選ばれる。 【死に繋がる不幸を招く呪い】と【死んだら時間が戻る祝福】を持つ。 ◆エルクウェッド 『賢帝』と呼ばれるほど有能な若き皇帝。 数々の偉業により世界で一番知名度の高い人物とされる。 ソーニャが死なないように全力を尽くす。 ■目次 プロローグ 第一章 宮中にて! 第ニ章 妃教育 幕間 暗躍 第三章 お忍びデート 第四章 告白 第五章 幸せのために 最終章 婚姻式典 エピローグ 番外編 師匠たち 番外編 結婚詐欺師 番外編 列席者たち 番外編 家族 番外編 影武者 あとがき
若き賢帝の唯一の妃『最愛』を決めるため、後宮に集められた妃達。その中で最も格下の、五十番目の妃ソーニャには秘密があった。それは“死に繋がる不幸を招く呪い”と“死ぬと時間が戻る祝福”を持つこと。玉の輿を狙う妃達により魔境と化した後宮で、彼女は毎日『死に戻り』続けていたのだ。(早く『最愛』を決めてくれないかな。そして家に帰りたい)そう考えていたのだがー「貴様を私の『最愛』にする!」皇帝エルクウェッドが指名したのはソーニャ。その上『最愛』のはずなのに陛下は大層お怒りのご様子で…!?