著者 : かわく
酒場で働く少年レンは歯がゆい思いをしていた。街を守ってくれている凄腕の女魔物狩りオルカが、同じ魔物狩りである男性達からまがい物扱いされているからだ。神聖な存在【うたうたい】がその歌による加護を男性にしか与えないため、女性の魔物狩りは見下されていた。オルカの癒しになれたらと、今日もレンは歌う。彼女から向けられている気持ちにも自分の歌に眠る力にも、まだ気づかないままーー。想いが世界を変える王道シンフォニック・ファンタジー!
キアルは殯ノ夢見。死者の最期のメッセージを受けとるのが仕事だ。聖王国で奇跡の体験をして余韻に浸るまもなく、故郷からチャマテが危機的な面持ちで訪れた。「夢見が夢を見られなくなった」というのだ。聖王子ラトマに引き留められるが、キアルとハイリルは、チャマテとともに殯衆のもとへ戻る。この異常事態を解決するために、殯衆すべての座の代表が集まるが、キアルが戒律を破ったせいだと責められてしまい!? 「おまえを忘れたことなどなかった。ただのひとときも」 キアルは殯ノ夢見。死者の最期のメッセージを受けとるのが仕事だ。聖王国で奇跡の体験をして余韻に浸るまもなく、故郷からチャテマが危機的な面持ちで訪れた。 「夢見が夢を見られなくなった」というのだ。 聖王子ラトマに引き留められるが、キアルとハイリルは、チャマテとともに殯衆のもとへ戻る。まじない師であるティファトとは引き離されることに。向かったのは殯衆最古の学舎。この異常事態を解決するために、殯衆すべての座の代表が集まるが、キアルが戒律を破ったせいだと責められてしまい 序章 1 最古の学舎 2 ふたたび聖都へ 3 東のカラム 4 神々の峰 終章 あとがき
キアルは殯ノ夢見。死者の最期のメッセージを受けとるのが仕事だ。夢魔との対決を終えたキアルは、ティファトと初対面してよろこんでいたのもつかの間、ハイリルが突然、殺人の罪に問われ姿を消してしまう。ハイリルを探すため、ティファトとともに再び旅を開始することに。途上で美しい女性と出会うのだがーー!? キアルは殯ノ夢見。死者の最期のメッセージを受けとるのが仕事だ。 夢魔との対決を終えたキアルは、ティファトと初対面してよろこんでいたのもつかの間、ハイリルが突然、殺人の罪に問われ姿を消してしまう。ハイリルを探すため、ティファトとともに再び旅を開始することに。途上で美しい女性と出会うのだがーー!? 序章 1 襲撃の森 2 北方回廊 3 鷹の巣の砦 4 斑ノ原の合戦 5 聖なる都 終章 あとがき
殯の夜伽衆と呼ばれる職能集団の中に、夢見の能力を持つものがいる。夢を通じて死者の最期の想いを受けとるのだ。見習いのキアルは金髪碧眼の十六歳。黒い髪と瞳が特徴の殯衆のなかで、その容姿はまるで「よそ人」。だが夢見の能力は確かで、師の父とともに夢見を行っていた。いつものように死者の夢見をしていると、巨大な魔物に襲われ、父がーー! キアルは故郷の里を出て探求の旅に出ることにーー。 序章 1 夢見の里 2 英雄の峰 3 王女の都 終章 あとがき
グリモアコートー日本で誕生した、西洋の魔女から独立した存在である大和魔女のみが着用することができる最高峰の万能魔法具だ。常夜坂女学院は、大和魔女の素質がある少女が集まる学院である。眩星織音は、とある目的のため、この学院に男であることを隠して入学することになった。だが、ともに入学するはずだった姉の綾音が、急遽来られなくなってしまう。女生徒たちの中で、時には女子の制服を着て日常生活を送り、時には黒衣のグリモアコートに身を包んで調査を行う織音。しかし、クラスメートの少女・千輪環に、男であることがバレてしまう。幸い、環の協力を得られることになった織音は、学年で一番の大和魔女・若宮の座を目指すが…!?
ディオシエラの皇城が突然アテオ兵に占拠された。同時に、秘密裏に進む幼帝リオンの殺害計画。全ては、ディオシエラごとローダリアを手に入れようとした、神獣トートの策略だった。それを知ったローダリアは、ドラードとフェルナンと共に、トートの待ち受ける神界へ向かうことを決意するが…!?愛する人を守りたいーローダリアの一途な想いが奇跡を起こす。神獣と伝説のロイヤル・ファンタジー、感動の最終巻。