著者 : きらももぞ
目が覚めたら、私はどうやら絶世の美女にして悪役令嬢のようでしたので、願い事を叶えることにしましたの。目が覚めたら、私はどうやら絶世の美女にして悪役令嬢のようでしたので、願い事を叶えることにしましたの。
『人の恋路を邪魔する悪役令嬢はすぐに身を引きなさい』 それは学園の机に入っていた手紙だった。 婚約者である第一王子から蔑ろにされ続け、諌める言葉も届かず置いていかれたある日。 ついにレティシオンの心は壊れてしまった。 ──自分が何者なのかわからない、と。 そんなある日第二王子・ヴィクトールが現れると兄との婚約を破棄して、自分と婚約をしてほしいと願い出てくる。 「レティシオン様のように努力できる人間になりたいです」 ヴィクトールからそう言われた初恋の、あの時の記憶がレティシオンによみがえってきて……?
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