著者 : このか
神剣の意を聞き、竜王を選ぶ斉家に生まれた日夜子。その役目は男性にのみ受け継がれるが、父が亡くなった今、果たす者はいなかった。しかし、都からの使者により状況は一変。妹を人質に取られ、男装して言われるままに偽りの選定をすることに!ところが、王候補の一人・白金竜鎮に選定の真偽を疑われ…?「俺のことは、信じられぬか」個性的な五竜たちと渦巻く陰謀、重ねた嘘と恋の駆け引きが織りなす、和風ラブファンタジー!
時は平安。十二単の色合わせが見いだされ出仕した貧乏貴族の娘・藤原百合。東宮付きの女房としてオレ様公達・龍臣と一緒に帝の子息・一宮様の祝いの品選びを任される。 距離を縮める龍臣と百合だが、東宮の失脚を企む者から、百合は宮中を追い出される危機に! そんななか龍臣から突然口づけをされ戸惑う百合に、東宮は"私の妃に"と求婚してきて…!? 「わたしとて譲る気はない」 恋と衣が重なり織りなす"平安恋"ものがたり!
時は平安。十二単の色合わせが得意な百合は、念願叶って女房として出仕する事に。 お仕えする東宮妃は超ワガママだけど、美しく有能な、共に仕える三位局に憧れて奮闘する日々。 ところがその正体は、今を時めくオレ様公達の龍臣で、しかも悪友の東宮も共謀していて…!? 「--俺たちに協力するよな?」強引に迫られた百合の宮中生活と恋の行方は…!? ふたりの秘密はとりかえばや。 彩なる衣を巡る、新たな“平安恋”ものがたり!
内大臣である父の命令で実家に呼び戻された茜だったが、雅雪と朱貞の機転により「左大臣の女」として身を隠すことに。しかし内大臣を敵視し、出世欲に目がくらんだ左大臣は茜を「尚侍」として内裏へ出仕させることを決めてしまう。華やかな宮中に舞い戻るも、茜と雅雪との距離は遠くなっていき…!?「早く、堂々とおまえが俺のものだと言える日がくればいいー」和歌が紡ぐ平安恋ものがたり、感動の完結巻!!