著者 : たいしょう田中
年に1度、告白が許される日ーバレンタイン。彼女たちは当たり前のように葉介の家にいた。「ここから先は乙女の企業秘密です!」それを最後に閉められたカーテンから聞こえる恐ろしい声。「味覚音痴」なリリィに「激辛」のカロン。「虫」メシマズの華凪だってチョコをくれるに違いない!そう、メシマズが集まる日ーバレンタインでもあるのだ。平穏を懇願する葉介の運命は!?愛内葉介の悩み、それは今日も変わらず毎日の食事!
愛内京佳(お袋)の電話から、“メシマズの聖地”イギリスに、家庭の事情で来られない紅緒不在の三人で行くことになった葉介たち。世界レベルのメシマズに触れた「味覚音痴」なリリィに、「虫」メシマズな華凪の本領が発揮され、葉介の食事は相変わらず振り回される。しかし旅行気分も束の間、リリィの従姉妹グロリアから「リリィのホームステイ終了が予定よりも早まりイングランドへ帰国する」と衝撃の話を聞き、葉介はー!?
「虫」メシマズな妹の華凪が、お嬢様学校を転校し一緒に暮らすことになった愛内家。今回は新手も登場せず、「進化する」メシマズヒロインの紅緒だけと思いきや、親友の冥が「激辛」メシマズな双子の妹カロンについて、「ダメ人間を更正したい!」と意味深な相談をしてきた。お兄ちゃん大好きな妹に対し、冷たい態度をとる冥。「あーん」する愛内兄妹を横目に、「お兄ちゃんに嫌われた」と凹む妹はメシマズ手料理で愛を獲得できるのか!?
兄のことが好きすぎて、「ガチでヤバい」からと山奥の超お嬢様学校に通う妹の華凪。そんな妹に会いに、2泊3日で長野県に向かうことになった葉介たち。今回は幼なじみの紅緒が作る恐怖のお弁当もなく、美味しい駅弁を食べたりして、奇蹟的にメシマズがない幸せな時間だったはずが、生物実験室で再会した華凪はこんがり揚がったセミの唐揚げを作っていて!?節足動物もレシピ次第で美味しく食べられる!新感覚メシマズラブコメ。
愛内家に帰ってきたゴスロリのちっちゃい姉の龍子。“メシマズ”の紅緒には、かわいい弟である葉介の世話は無理だ!と納得できる料理を食べさせるように、要求してくる。レシピ通りに作ることができない紅緒は悩んだ末、リリィと一緒になぜかメイド喫茶で働くことになる。だがそこで出会った巨乳メイドが恐るべき“メシマズ”属性を持っており!?すべての属性を吸収する最強のメシマズヒロインの勝負料理は何を作る!?-。
愛内葉介の目下の悩み、それは毎日の食事!料理研究家の母親がイギリスに旅立ち、俺は隣に住む幼なじみの香神紅緒に生活全般を世話になっている。成績優秀・品行方正おまけに献身的な彼女の問題はー作るメシがマズいこと。だがどうしても俺に「おいしい!」と言わせたいらしく…この幼なじみの料理が美味くなる日は来るのだろうか、ってホットサンドに苦みが欲しいからバファリン入れるなっ!新感覚のリアル“メシマズ”ラブコメ。