著者 : でんすけ
別次元宇宙へ転移し、試練とともにシャンバラという地を目指すよう告げられたコウは、祭壇の上に浮かぶ黒い石板モノリスから示された道標となる星々を巡る。巨木で埋め尽くされた大陸の星、巨大な水棲恐竜が存在する大海の星。降り立った先の星々で様々な試練を乗り越え、コウ達は何者かに導かれるようにしてシャンバラへと近づいていく。そして、彼らが辿り着いたシャンバラは、想像を絶するほどの巨大な人工物の輪に囲まれた星であった。しかし、シャンバラの民達はカプセルの中で、眠るように仮想現実の世界で生活をしているようで、コウ達はそこに少しずつ巻き込まれていきー?新たな仲間を加え、気の向くままに旅を続けるコウの自由な異世界放浪記、第四幕!
新たな仲間との出会いから立ち直ったコウは、城塞都市リンドルンガへようやく帰還した。懐かしい顔ぶれとの再会も束の間、コウ達は宇宙船で数々の星を巡る旅へと飛び立ち、原初の船と呼ばれる無人船から古代文明のデータやパーツを回収しながら、巨大な母船を建造する。そんなある日、コウは繁殖のために星々を襲い、ありとあらゆる資源を食らい尽くしていた宇宙害獣が、大群をなしてひとつの青い星へと向かっていることを知る。その先は、コウが転生する前の青い星、地球そのものだった。人々を安全な星へと移住させるべく、増築した母船で差し迫る危機を回避しようとするコウだったがー!?自由への衝動は旅人達を宇宙へといざなう。自由気ままなコウの異世界放浪記、第三幕が始まる!
王国の危機を救った魔術師のコウは、その功績を称えられコウ・アリモットゥ士爵となった。 そんなある日、彼は古代書に記されたとある男の冒険譚に心を惹かれていた。 見開きの地図に描かれたまだ見ぬ5つの新大陸。冒険心をくすぐられたコウは、荒波をも越える空飛ぶ船に乗って、風光明媚な島国で温泉につかったり、魔導技術が発達した国で研究に没頭したりと、自由気ままなひとり旅を始めるのだった。 しかしコウは、訪れたとある国で新たな災厄を目論む勢力に巻き込まれ、徐々に心が荒んでいく。そんな時、ひとりぼっちで心細い思いをしていた彼に、天真爛漫な仲間達が加わりーー!? 新たな仲間と共に新大陸への旅に出るコウの異世界放浪記、第二幕が始まる!
残業を片付けたサラリーマンの有元航平は、帰宅途中に神様のミスで異世界へと飛ばされてしまう。お詫びとばかりに神様から若返りと魔法能力を授けられたコウが目を覚ますと、そこは生き物の気配がしない不思議な森の中だった。収穫しても無くならない野菜や果物で飢えをしのぎつつ、森の外へ向かって探索を続けていた彼は、ここが神様の結界によって凶暴な魔獣から守られていた場所だと知る。しかし、サバイバル生活を送っていたある日、神様の使者を名乗るグリフォンが彼の前に現れた。「ここであったのも何かの縁じゃ。この森を越えた人族のいる場所まで連れていってやろうか?」魔獣に囲まれた森からついに脱出したコウは、三年もの間鍛え続けた魔法で誰にも邪魔をされずに異世界を生き抜くと誓うのだったー。不思議な森で収穫し続けた食材と討伐した魔獣の肉で料理をしたり、魔法で秘密基地のようなガレージを建てたりと、自由気ままなコウの異世界ライフが始まる!