著者 : どぅーゆー
万色の巨竜こと“どららん”との別れで意気消沈する千早ちゃんは、気分転換に未調査地域が広がる新界西側で呑気に釣りを楽しんでいた。 その裏で、新界に潜む外国の工作員部隊であるマスクガーデナーは追い詰められていた。 すべては、千早ちゃんが引き起こした数々の騒動により新界の勢力図が大きく塗り替えられたことが原因だった。 様々な勢力の思惑がぶつかり合う一触即発な状況の中、平和にキノコ狩りをするはずの千早ちゃんはまたしても闘いに巻き込まれてしまい……。 「なんで……。なんで……っ。なんでぇ!」 ついにキレた最凶のボマーは国際問題を引き起こしてしまうのか!? 致命的なエラーを起こした千早ちゃんの評判の行く末はーー。
今日も新界開拓に勤しむ千早ちゃんのもとへ舞い込んだとある依頼。 それはアクターたちの間で密かに噂になっている未確認の新界生物の調査。ターゲットは『万色の巨竜』--それは超高度な擬態能力を持つドラゴンだった! もし調査の手掛かりとなる映像が撮影できれば、それは莫大な価値を生む。待望の戦闘系でない依頼にもちろん千早も興味深々で……? 「お金、ほしい」 お金が必要。欲を言えば、平和に稼いだお金がいい。そんな切実な想いとともに最凶のボマーは新界へ赴くーー。
今日も働く根暗なぼっち少女・千早ちゃん。 不運にも行く先々で現地生物や外部勢力との闘いに巻き込まれる彼女は、その悉くを振り払っているだけなのだが……。 そのせいで戦闘依頼ばかりが優先表示されるようになってしまった! 「がんばってるだけなのに……なんでぇ!?」 平和な依頼を求め苦心する千早ちゃんの傍らで、突如『新界』に現れた劇場型戦争屋のボマー(千早ちゃん)について調査を始める勢力も出てきて……。 史上最凶ボマーの受難はまだまだ続くーー!?
根暗なぼっち少女・千早ちゃん。将来の夢は若隠居。 重度のコミュ症で就職できずにいた彼女はある日、完全リモート勤務という言葉に釣られ人型工作機械《アクタノイド》での異世界開拓に従事することに。 『新界』と呼ばれる異界へのゲートが開いたこの世界では、各国が資源開拓でしのぎを削り合っていたのだ! 何でも一人で解決する(他人に聞けないだけ)千早ちゃんはなるべく安全な仕事をこなしていく! ……はずだった。 「--なんなんだ、あのボマーは!?」 行く先々で天才的な操縦センスと爆発オチで数多の陰謀を退ける彼女は、知らずのうちに戦争屋としてみるみる悪評が広まってしまいーー? 「真面目に働いているだけなのに……。うぇ……なんでぇ!?」
遺跡探索を生業とするミコトが、今回の調査で見つけたのは眠れる美少女だった。サイファーと名乗った少女は名前以外の記憶をなくしており、さらには見たこともない装備と武装を駆使する能力を持っていた。ミコトのことをマスターと呼び慕ってくるサイファー。しかしミコトは《人型災害》と呼ばれるほどの不幸体質で誰かといるのは好ましくない……のだが、ミコトに降りかかる災いをサイファーはその武力で解決していく。そんな頼もしい彼女が興味を示したのは“恋”することのようでーー。人型災害×最終兵器の“恋”をするための旅が始まる。