著者 : なかじまゆか
西也が下した運命の決断も、キャストたちはつゆ知らず。でも、前例のない動員数達成に燃える乙女たちが、甘ブリにはいる! 雨も風も、腐れも炎上も乗り越えて、ヒロインたちは甘ブリに新たな輝きをもたらせるか?
300万人を動員するという厳しい年度が始まった。それでも、夏のプールは大盛況。パレードの準備でギスギスすることはあっても、甘ブリは確実に躍進している。しかし、ラティファの様子がどこかおかしくてーー?
ポ連軍大佐ニャーソンがついにキレた。招聘した助っ人たちのハーレムごと甘ブリを吹き飛ばしてやるため、最終兵器「ドウジギリ」の封印が解かれる。真の力が目覚めるのだーー「甘ブリの崩壊はもう間近だにゃ!」
「スパイ、育成だにゃ!」--相変わらず甘ブリ撲滅を目指すニャーソンたちの店に、ニューメンバー・リーリット登場!! でも彼女は、憎きモッフルたちと同じメープルランド出身の、ゆるふわ天然少女でーー!?
高校生なのに遊園地の支配人代行・可児江西也は悩んでいた。アトラクションの改装で集客が伸びてきたまではよかったが、もう一押し目玉となる企画が欲しい。何かないかと考えていると、ファンサービスのつもりで作った中城椎菜が歌ったCDがコアファンにバカ売れしているとの情報が入ったのだった。…これしかない!アイドルをプロデュースするのだ!そうして、甘ブリ初のアイドル(?)ユニット、『タスクフォースABC』が誕生することに!しかし、アイドル業界はライバルが多く、それを生業とする猛者が集う魑魅網魎の世界。果たして、甘ブリを救うべく西也の奇策は成功するのかー!?
ホイップ社会主義共和国連邦とメープルランド王国は原因も定かでないライバル意識を百年も続けていた。通称ポ連の下っ端軍人・はるのは、不可解な任を受ける。それは、「甘ブリ」での極秘工作活動であったーー!?
「人が足りない!」東京西部の遊園地、「甘城ブリリアントパーク」の支配人代行に就任した高校生の可児江西也は、会議室で声を張り上げた。放火(!)までやらかして、潰れかけの遊園地を救ったことはよかった(よくない)のだが、問題は山積み。中でも深刻なのは『人員不足』。急いで人を募集してみたら、集まったのは珍妙な女の子ばかり。ある者は清純派の元○○女優、ある者はドジっ子な血まみれ女子高生、またある者はどうみても小学生。…こんな奴らと働くことなんてできるかぁぁぁぁぁ!!果たして、西也は再び「甘ブリ」を救うことができるのか!?
謎の美少女転校生・千斗いすずが、可児江西也を放課後の教室でデートに誘ってきた。転校初日から校内で噂になるほどの女の子に誘われるというのは、悪くない構図だ。ただしー、こめかみにマスケット銃を突きつけられてなければ、の話だが。しぶしぶ承知して向かった先は「甘城ブリリアントパーク」。ダメなデートスポットの代名詞として名高い遊園地だ。そこで西也はラティファという“本物の”お姫様に引き合わされる。彼女曰く「あなたにこの『甘城ブリリアントパーク』の支配人になって欲しいのです」…って、なんで俺が。