著者 : ののの
曾々木小夜子の甦る世界曾々木小夜子の甦る世界
『あなたたちと世界の存亡を賭けた遊びがしたい』“咎の木”はそう言ってリトたちを遊園地に隔離したー。「汚れなき世界」の実現を図ったトオルとの出会いから1ヶ月。リトたちは“咎の木”に「遊園地に隠れている“神さま”を全て見つけ出さないかぎり世界は滅びる」という難題を突きつけられた。制限時間は“リトの寿命が尽きるまで”。神さまを見つけ出すまで、何度も何度も何度も同じ日は繰り返される。はじめこそ単純な謎かけに前向きに取り組むリトたちだったが、永遠とも思える時の牢獄に囚われたリトたちの精神はゆっくり崩壊し始める。「ラブコメ主人公の功罪」を問う第4回ラノベ文庫新人賞大賞受賞作品!
紙透トオルの汚れなき世界紙透トオルの汚れなき世界
「ちょっと世界を滅ぼしに行ってくる」そういってヒートテッ…いや魔装服に身を包んだ兄を送り数時間後。いろいろ心理的ダメージを受けた俺、里谷リトは奇妙な少女と出会う。少女の名は紙透トオル。彼女は差別と偏見に満ちたこの世界を作り替えようとしている少女だ。そんなバカなと笑う俺に、彼女は『奇源』と呼ばれる超能力を見せてくれた。そして世界を変えることのできる『夢の木』という神木が、この街のどこかにあるらしい。確かにこの世界は汚れているかもしれない。でも本当にそれでいいのか?俺は彼女の願いを叶えてあげたいのか、それともいったいどうしたら…!?恋と未熟と不思議が交差する第4回ラノベ文庫新人賞大賞受賞作品!
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