著者 : はるのいぶき
「異界からの召喚」というギフトを手に入れたレオは、召喚した不思議なアイテムを用いて活躍し、皇女フィリシアのプリンセスガードという役職についた。恋仲のフィリシアとの婚約を皇帝に認めてもらうため、辺境のカルバンシアの地を開拓していく。ある日、故郷の友人から召喚した果物が収穫できそうだという手紙が届き、レオたちは里帰りも兼ねてラゴウ村に向かうことになる。旧友たちはレオの変化に驚きつつ、秘密のお楽しみを共有したりして、楽しいひと時を過ごす。そして、レオが召喚したマスクメロンの種はしっかり実を付けていた。その味と効能の高さを実感し、皇帝に献上しようと決めるのだがー。
十五歳を迎えた子供たちは、女神様から「ギフト」と呼ばれる特別な能力を与えられる。ラゴウ村に住む少年レオが手に入れたのは「異界からの召喚」というギフトだった。周囲が期待に沸き立つ中、さっそく能力を使ってみると、出てきたのは小さな洗濯バサミ一つ。その結果、人々は期待外れだとレオを蔑むようになった。しかし実は、召喚は一日一度、様々なものが呼び出せる能力だと判明する。レオは召喚した異世界産のアイテムを駆使して、徐々に強くなっていく。ある日、いつものように能力を試していると、一人の少女が召喚された。オートマタのアリスと名乗った少女と行動することになったレオは、二人でダンジョンに潜り、アイテムを使って特訓を続けていく。やがて帝国の皇女と出会い、世界へと羽ばたいていく少年の冒険譚が幕を開く!
ソーシャルゲーム『女騎士これくしょん』の人気キャラクター、雷光の女騎士ココア、豪炎の女騎士アルテイア、清流の女騎士ライラ。彼女たちがなぜか実体化しーそしてオレたちの学校に通うことになった。ソシャゲのキャラが現実世界に現れるなんていうありえない状況にもかかわらず、自然とクラスに馴染み彼女たち。だが突然、学校がダンジョンと化してしまう。ココアたちと探索の末、なんとか現実に戻ったオレたち。しかし、オレの幼馴染である詩乃の様子がいつもとちょっと違う。そして彼女に誘われ彼女の家に行ったオレは、そこでふたたびダンジョン化に遭遇する。どうやらこのダンジョン化の異変には、詩乃がかかわっているようで…!?
ソーシャルゲーム『女騎士これくしょん』。その人気キャラクター“雷光の女騎士ココア”がーオレの目の前に現れた。こちらの世界に召喚される前の記憶が思い出せないらしいが、ポテチに喜んだり、サイダーに驚いたりと、見た感じはいたって普通の女の子だ。さらにオレのもとに、豪炎の女騎士アルティアや、清流の女騎士ライラといった、騎士これに登場する第二、第三の女騎士が現れる。みんなオレの家に居着いてしまったため、まさかの女騎士との同居生活だ。だがそれと同時に、ゲーム内にしか存在しないはずのモンスターが、こちらの世界にも出現するようになった。どうやら、現実と騎士これ、ふたつの世界の境界が曖昧になっているようで…!?