著者 : ふーろ
S級鑑定士のロランが率いる錬金術ギルド『精霊の工廠』は、銀細工師であるリゼッタを迎え入れ『火竜の島』での立場をより盤石なものとしながら成長を続ける。一方、ギルド内に不和を抱えた『竜の熾火』は失墜の一途を辿っていた。『火竜の島』攻略に向けて万全の準備を整えたロランは、『竜葬の一族』であるカルラ、そしてS級冒険者であるジルと共にダンジョンの最奥へ向かう。待ち受けるのは圧倒的な巨躯を誇り、狡猾さをも併せ持つ『巨大な火竜』。ロランが育て導いた冒険者と、最強の火竜の死闘が幕を開けるー!追放されたS級鑑定士が世界を見返す人材育成ファンタジー、第6幕!
ルキウスとの因縁に終止符を打ったロランは事業拡大を目指し、新たな地『火竜の島』の先行調査として一人訪れる。道中に火山を擁し、独自の素材が眠るダンジョンの最奥には『巨大な火竜』が君臨し、島は災害の危機に脅かされていた。ロランは島内最大ギルド『竜の熾火』と共闘する手筈だったが、何者かの陰謀により協力関係は白紙化。孤立無援となったロランは島内の弱小冒険者や錬金術師を募り、S級鑑定士として眠れる才を見出していく。鍛冶師・アイナをはじめ、仲間と『精霊の工廠』支部を立ち上げると、『巨大な火竜』討伐のため動き出す!追放されたS級鑑定士が世界を見返す人材育成ファンタジー、第4幕!
ギルド『魔法樹の守人』の協力も相まって、ロランが創った『精霊の工廠』の経営は軌道に乗り始めていた。ルキウス率いる『金色の鷹』との熾烈なダンジョン攻略戦を制したことで、その名声はさらに高まっていく。一方の『金色の鷹』は、運営のことごとくが空回りし、凋落の一途を辿っていた。追い詰められたルキウスは、かつての栄光を取り戻すべく、人質を取ることすら厭わず、暗殺をも目論む。危機感を募らせたロランの元に集うは、彼自身が導いた才ある者たち。彼女たちとともに、ロランはその因縁に終止符を打つー!追放されたS級鑑定士が世界を見返す人材育成ファンタジー、第3幕!
理不尽な理由でギルド『金色の鷹』の長であるルキウスから追放を言い渡された鑑定士のロランは、彼を見返すために新たなギルド『精霊の工廠』を設立した。弓使いのモニカをはじめとしたギルドの面々がダンジョン攻略を果たし、一流の冒険者へと成長する一方で、ロランは新たな問題に直面する。それは、ルキウスによるギルドメンバーの“引き抜き”工作だった。ロランはルキウスの目論みを阻止すべく、個々と向き合ってその信頼を勝ち取っていく!さらには、新たな未開の才を持つ者を見出し、ギルドの成長を加速させんと動き出すー!追放されたS級鑑定士が世界を見返す人材育成ファンタジー、第2幕!
大手ギルドに所属する鑑定士のロランは、ギルド長であるルキウスの嫉妬によってギルドを追放されてしまう。落ち込み、行く宛てのない彼に救いの手を差し伸べたのは、以前、ロランが助けた女魔導師のリリアンヌだった。リリアンヌの力を借りてギルド『精霊の工廠』を設立したロランは、鑑定士の能力を駆使して人材雇用を開始する。声を掛けるのは、一見すると平凡な能力の者ばかり。しかし、ロランには彼女たちが内に秘める驚異的な才能が見えていた。彼女たちはロランの指導によって導かれ、唯一の能力を開花させていくー!追放されたS級鑑定士が世界を見返す人材育成ファンタジー、開幕!