著者 : ぷらこ
決して色褪せることのない夏の日々にボクは諦めきれない恋をした決して色褪せることのない夏の日々にボクは諦めきれない恋をした
幼馴染のお姉ちゃんとの夏を舞台にした青春恋物語。 蒼井ナツシには幼い頃から好きな人がいる。けれど、その気持ちをナツシはずっと秘密にしていた。 何故ならその女性は、一回り近く年上で、幼い頃から知っているお姉さんで、今は一緒に暮らしていて、何より、兄である陽の恋人だったから。 そんな複雑な気持ちを抱えたまま、月日は過ぎていきーー。 「なんで死んじゃったんだよ、陽兄ぃ……」 もう三人で仲良く遊んだ夏は訪れることはない。 それでも再び夏は来る。決して忘れられない、新しい夏が。
魔女の怪談は手をつないで 星見星子が語るゴーストシステム(1)魔女の怪談は手をつないで 星見星子が語るゴーストシステム(1)
僕の日課は深夜のファミレスで幼なじみの人気配信アイドルの星子ちゃんを喜ばせるため、『オカルト』話を語ること。 「幽霊にも指紋があるはず!」 「水って海水なのかな?それとも水道水?」 怖い話を変わった方向から追及する少し不思議なところもあるけれど……、やっぱり星子ちゃんはかわいいなあ。大好きすぎる。 怪談のディテールを求める彼女との楽しい時間はこれからもずっと続くはずだった。 あの夜、自称魔女の語る怪談を聞くまでは。 「『魔女の怪談話』には絶対的な3つのルールがある!」 「ひとつでもやぶるとどうなるんだい?」 こうして。 ーー“僕”にとって最期の夜が始まった。
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