著者 : べっこ
華那国後宮後始末帖華那国後宮後始末帖
後宮の宮女・翡翠の日常は突然一変する。反乱が起き、新皇帝が後宮全員の死罪を宣告したのだ。決死で抗議に行った翡翠は、思いがけず元婚約者の旺柳と再会する。 旺柳は憤る翡翠をなだめつつ内心焦っていた。--彼こそ新皇帝だからだ。今も翡翠を愛する旺柳は自分は皇帝の側近だと嘘をつき、死罪撤回を掛け合うと約束する。 かくして死罪は免れるも後宮解体の方針は変わらない。翡翠は妃や宮女総勢千人の行き先を探す「始末官」に任命される。翡翠と旺柳は彼女らの希望を聞き出そうとするが、無理難題の山積みで……!? ==登場人物== 翡翠(ひすい) 美しい筆跡を買われて女官として後宮に入ったが、現在は下働きをしている。 今でも旺柳が好きだが、立場が違うと自分に言い聞かせている。 旺柳(おうりゅう) 地方出身。腐敗した政治を行っていた前皇帝に代わって、現皇帝として即位した。 翡翠には皇帝であることを隠している。 元婚約者の翡翠を溺愛している。 プロローグ 第一章 後宮守翡翠、後宮を死守できず。 第二章 後宮始末官誕生! 第三章 後宮の外には素晴らしい世界が? 第四章 後宮始末官、陥れられる。 第五章 元婚約者の立場とは? 私、聞いていません! 第六章 後宮始末官、過去との対決!
後宮彩妃伝 その寵妃、天賦の筆で初恋を隠す(1)後宮彩妃伝 その寵妃、天賦の筆で初恋を隠す(1)
身体に絵を描き人を癒す彩絵医術、その才を忌み嫌われた小鈴は独り嵐南国へ渡る。しかし第二皇子・夏涼に能力を知られ、彼の寵妃に!「これからよろしく。愛おしい我が妃」小鈴の力を切り札に皇太子の座を狙うー不敵に笑う夏涼が見せるのは、国を憂う為政者の顔。そんな時、皇位を争う兄皇子・黄準の罠が!?「ずっと普通に憧れて生きてきた、でも今は…」嘘と秘密で染まった後宮で知る真心の色。恋が彩る後宮絵巻!
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