著者 : みずのもと
人類滅亡の危機アビス・インシデントから約半月。虚数兵器デイブレイクを用いて事件を解決した少年タカヤは、同じデイブレイク使いの愛華や美帆、姉の汐葉たちとともに、表向きは普通の高校生として暮らしていた。だがふたたび、機械仕掛けの悪魔メカニクスによる予期せぬ襲来が起きる。武器を取って戦うタカヤたち。しかし、タカヤはメカニクスの自暴に巻き込まれてしまう。そしてタカヤが目覚めたのはー十年前の東京だった。そこでタカヤはオリジナルの愛華と出会う。彼の知っている愛華とは違った表情を見せる彼女に、振り回されるタカヤ。だが、彼女が死亡することになっている、メカニクスによる第一次侵略まで、残された時間はあと三日でー。
十年前の世界同時大災害で家族を失った少年・大橋タカヤは、ある日突然、機械仕掛けの化物と遭遇する。そこに現れた二人の少女が化物と戦闘を開始するが、二人ともピンチに陥ってしまう。そのときタカヤの力が覚醒し、化物を撃退した。戦闘後、タカヤは超国家機関アルカディアにより、大災害が、実は人類に反旗を翻したAIによる世界同時侵略だったと知らされる。そして二人の少女は愛華と美帆という名で、虚数兵器デイブレイクを用いて機械仕掛けの悪魔ーメカニクスと戦う、世界に八人しか存在しない適合者らしい。家族を奪ったのがメカニクスだと知り、戦うことを決意するタカヤ。だが、最初の命令は、愛華と美帆と三人で一緒に暮らすことで…!?
舞台はうわるしの黄金郷・小イルマリア。運動音痴の皇女ながら軍の騎士団長を務めるクレアは、彼女を嫌う継母の正妃エルビラから『隠者の山』に棲む魔王の討伐を命じられた。危険な行軍のさなか、魔物に襲われ山道から滑落したクレアは、目覚めた洞窟の奥で目的の魔王と対面する。-だが、トラロックと名乗った彼は、生贄の動物や赤ん坊を大事に育て、涙もろくて家事万能。噂とは真逆の「超いい人」で…!?話題作「ヤンキー巫女逢桜伝」の著者が放つ、華麗に革新的なファンタジーロマン。