著者 : みつなり都
私は決心した。悪食公爵にこの憎しみを食べてもらおうと──。 アマーリエは人の感情を食べるという悪食公爵を訪れる。 家族への感情を食べてもらいたくて。 現れたのは想像とは違う、不健康そうな美青年・サディアスだった。 彼は恐怖・憎しみを食べると体調を崩してしまうという。 「うーん、これは酒が飲みたくなる風味」 「人の感情を酒のお供にしないでください」 けれどアマーリエの感情はおいしいらしく、悪食公爵の手伝いをすることになって……!?
高名な魔法師の家系であるエドモンド伯爵令嬢ソフィアは、六歳の時に魔力ゼロの判定を受け家族から冷遇される日々を送っていた。唯一の癒しは、ソフィアにしか見えないフェンリルのハナコだけ。十六歳のある日。国家間の交流パーティに出席したソフィアは、精霊王国エルメルの軍務大臣である竜神アランにハナコが見えていることに気づかれ、何故か結婚することに…!アランは愛のない契約結婚だと言うがー「三食もご飯を食べていいのですか…?」「ふわふわで柔らかくて、もふもふだわ…」これは、虐げられ続けた令嬢が竜に嫁いだことで、溺愛され、三食しっかり食べてもふもふを堪能し、無自覚に持っていた能力を認められて幸せになっていく物語。
人間たちの相次ぐ侵犯行為に怒った竜王族は、人類が共存に値するか否かを試す『人類裁定』を開始する。人間でありながら竜王族に育てられた少年・アイレンがその裁定者として選ばれた。セレブラント王都学院に入学したアイレンは様々な経験をする中、セレブラント王国での裁定を終え、新たな裁定の舞台となるフルドレクス魔法国へ仲間と共に向かうことになる。第一王子ガルナドールが実権を握り、多くの問題が渦巻く魔法国でアイレンは新たな苦難に立ち向かう…。
魔術師の家系で魔法が使えない落ちこぼれのイリスは、婚約者を妹に奪われ家を追い出されてしまう。彼女は、侍女として勤めることになったお屋敷で超絶美形の天才魔術師・マーベリックに気に入られ、思いを通わせた彼と結婚することに。幸せいっぱいな生活を送るイリスが、マーベリックと共に招待された隣国の夜会で出会ったのは、何故かイリスに執着する不思議な美青年で…?
王宮を追われ、冒険者の街レーストンでギルド『蒼天の剣』に所属することになった女鍛冶師リリアナ。彼女はギルド長のリガルドから、自分の店を出さないかという提案を受ける。店を持つことは一つの夢であり、絶好の機会を得たリリアナはそれを承諾するのだった。自分の店で何を売るかを考えはじめたリリアナだったが、武器や防具、日用刃物以外の商品制作に挑戦することとなりー!?そして、彼女は街のギルドが一堂に会する集会で、お店の開設、商品についての説明を任される。しかし、そこでリリアナはある問いかけを受けて…。「君がこの街にいる利点を示してほしい。この街にとって、どんな存在になりたい?」お店の開店、ギルド集会、さらには辻斬り騒ぎに魔王の再訪!?恋に仕事に大忙し!女鍛治師の奮闘ストーリー、第二弾開幕!!
魔術師の家系で魔法が使えない落ちこぼれのイリス。 婚約者を妹に奪われ家を追われた彼女は、とある家で侍女として働くことに。 「落ちこぼれとして生きるより、侍女として穏やかに生きる方が幸せだわ」 そう思って侍女生活を満喫し出したイリスは、なぜか主人である超絶美形の天才魔術師に、気に入られてしまい…!?
最強の種族『竜王族』に育てられた人間の子供・アイレン。ある日、人類による略奪行為が限界を超えたと判断した竜王族は、人類を生かすか滅ぼすか見定める使命をアイレンに与え、貴族やエリート階級の子供たちが通う王都学院に入学させることを決めた。アイレンの使命と本当の実力をまだ知らない同級生たちは、アイレンを田舎者の平民としてバカにした態度で接するが、学院での魔法の授業などを一緒に受ける中で、次第にアイレンの見方を変えていく…。果たして、アイレンは人類に対してどのような結論を出すのか…!?
生まれ持った鍛冶スキルと努力により、十五歳という若さで宮廷鍛冶師となったリリアナ。しかしある日、彼女は慕っていた勇者から「鉄臭い女」と罵られ、いわれのない罪で宮廷から追放されてしまう。居場所と仕事を失ったリリアナだったが、窮地に陥ったところを若き剣士グレイブに助けられ、彼が属する冒険者ギルド『蒼天の剣』へと案内される。所属する者がお人好しばかりだと評判のそのギルドで、人の温かさに触れた彼女は、再出発することを決めた。「せめて私の作った武器で、みんなのことを守りたい」勇者の聖剣までをも修繕していたリリアナは、鍛冶師として圧倒的な腕前を持っていた。リリアナのもとには様々な依頼が舞い込むこととなり、逆に彼女を追放した王宮では聖剣の修繕もままならなくなりー。新天地にて、女鍛冶師リリアナの鍛冶師ライフが新たに始まる!