著者 : みなかみしょう
『発見者』の神痕を持つ冒険者ギルド職員のサズは、理不尽な理由から辺境のピーメイ村に左遷される。しかし、新しい出会いや多くの経験を経て、相棒イーファと充実した日々を過ごしていた。 ピーメイ村の温泉の効能で、神痕の力を取り戻した彼は、世界樹のダンジョンに潜む謎を解明するため、再び王都に赴く。そんなサズは王都の仕事で、凄腕冒険者である幼馴染や左遷の原因となった上司と再会。彼らは新たに出会った「王都の魔女」の力も借りて、ダンジョン攻略と世界樹の謎を解明すべく地道に活動を続けていく。果たしてサズとイーファは問題を解決することができるのか!? 一方で、世界樹の謎は相棒イーファの辛い過去も関係していて……。左遷された元冒険者の日常譚、第二弾開幕!!
解き明かす者ーー『発見者』の神痕を持つギルド職員サズは、理不尽に仕事を横取りされたあげく、左遷されてしまう。 失意のなか、辺境のピーメイ村に向かったサズは、人手の足りないギルドでの職員と、引退したはずの冒険者の掛け持ちをする。 『怪力』の力を持つ同僚のイーファや、温泉を統べる王(!?)のスライムなど、様々な人々と出会い、サズは村での緩やかな生活を受け入れていく。 多くの経験を経て、失ったはずの神痕の力を取り戻しただけでなく、新たに精霊の力なども手にした彼は、思わぬことから世界樹のダンジョンと、その謎に挑むこととなり……! 「冒険者に復帰したばかりの俺でよければ、できる限りのことはやりますよ」 左遷された元冒険者の日常譚、開幕!!
世界の創造主たる聖竜の眷属となった賢者アルマスは、過酷な環境で魔境を平定するため436年引きこもっていた! そんなアルマスだったが、彼は少女領主・サンドラと協力し開拓を始め、その規格外の魔力で枯れた川を蘇らせ、大量のゴーレムで開墾を手伝い、隣街の領主・スルホの婚約者の病気を治療。さらにはエルフを狙う軍隊を撃退し、彼らを領民として迎え入れるなど大活躍する! 季節が巡り、念願の自宅が完成しスローライフを満喫するアルマス。 聖竜領には帝国五剣の直弟子や水竜の眷属、ドワーフの商人がやってきて、サンドラの指揮のもとで続々と『自分たちの居場所』を見つける領民が増えていく。 そんな中、聖竜領への物流が不自然に途絶え始めるなど、不穏な動きがありーー? 最強の引きこもり賢者とワケあり少女領主の手作りスローライフ、波乱と発展の第二弾!
妹を救うため、世界の創造主たる聖竜の眷属となった賢者アルマス。 その事により不老不死となった彼は、食事もままならない過酷な環境で魔境を平定するため引きこもりーー気づけば、436年が過ぎていた! そんなある日、少女領主・サンドラに率いられた一団がやってくる。どうやら彼女たちは、居場所を追われてここへ開拓しに出てきたらしい。これは待ちに待った生活改善のチャンス! アルマスは一念発起し、彼女たちと協力することにした。眷属の力で川を作り、開墾用にゴーレムを量産、希少な魔法草を育てるなど彼は大活躍! そんなアルマスとの交流の中で、悩みを抱えるサンドラたちも心を開き、力を合わせて魔境を『自分たちの居場所』へと作り替えていく。 「人間、自分のやりたいことをやった方がいいな!」 最強の引きこもり賢者とワケあり少女領主、魔境で手作りスローライフはじめます!
山を出て都会で冒険者になった、元狩人のステル。 彼は相変わらず冒険の旅に出ようとせず、都会で快適な日々を過ごしていた。 ある日、ステルは街の一流ホテルで開催される『魔剣の展示会』の警備を頼まれる。どうやらその魔剣が、魔法結社に狙われているらしい。剣姫と呼ばれる有名な冒険者と一緒に任務にあたるステルは、今回も山育ちゆえの規格外の身体能力で大活躍! その実力に見合わない低級冒険者という肩書きで周囲を驚かせるのも、いつも通りのことでーー。 「ステル君は九級冒険者です」 「きゅうきゅう!? おかしくない? 冒険者協会おかしくない?」 とうとう展示会がスタートするが、何事も起こらない……なんてことは、やっぱりないわけで!? 山育ちの冒険者の都会ライフ、第二幕スタート!
山で育った狩人の子、ステル。彼は育ての母から山を出るように言われ、王国内で一番大きな街へ向かう。そこは魔導具があふれ、山とは比べ物にならないほど快適だった! ステルは駆け出し冒険者として簡単な依頼を受注することからはじめるのだが、最強の狩人として育てられたゆえの規格外の身体能力は、すぐに多くの人の知るところとなりーー。 「私達と一緒に外の世界に冒険にいこう!」 「残念ですが、もっとこの都会で暮らしてみたいので……」 冒険者なら誰しも外の世界に憧れて旅に出るはずなのに、ステルは全然“冒険”しようとせず、今日も今日とて街で楽しく過ごす!? 武器は木剣、防具は布、なのに最強! 山育ちの冒険者の都会ライフ、スタート!