著者 : ゆきうなぎ
16歳になる年の4月22日に、左手薬指に現れる赤い糸。それは、世界のどこかにいる運命の人に繋がっており、その相手と結ばれれば必ず幸せになれるという。 真田暁斗の赤い糸が繋がっていたのは、顔を合わせれば喧嘩ばかりのクラスメイト・久遠寺梨蘭。互いに“嫌われている”と思い込む二人の関係は、赤い糸で結ばれても何一つ変わらない……はずだった。 「アンタは一生ッ、私だけを見てればいいのよ!」 赤い糸の力で、隠していた好意がダダ漏れに!? 実は、これまでの言動は全て照れ隠し! 運命の人になったことで、素直になれない梨蘭の本当の想いを知ることに……。 「…暁斗、暁斗。いつか、名前で呼んでほしいな……」 不器用な美少女とちょっと鈍感な少年が織りなす、“大好き”が溢れて止まらない、甘くて焦れったい恋の物語。 プロローグ 第一話 運命の赤い糸 第二話 爆弾発言 第三話 デートと波乱 第四話 本当の気持ち 第五話 ほんの少しの本音 エピローグ
人気ラブコメ『何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?』、略して『なぜかの』の出井愛先生の最新ラブコメがGA文庫から登場! 毎晩の電話が2人をつなぐ、一学年上の先輩との一対一ラブコメ! 秋斗の尊敬する先輩・安藤遙は睡眠不足な残念美人。昼夜逆転絶賛不摂生中な遙の生活リズムを改善するため、なぜか秋斗は毎晩電話で遙に “もう寝ろコール”をすることに。しかしじつはこの電話は、奥手な遙がなんとか秋斗にアピールするために一生懸命考えた作戦だった! 「まだ全然眠くないし、もっとおしゃべりしようよ! ……だめ?」 「はあ。眠くなるまでならいいですけど。でも早めに寝てくださいね?」 君が好きだからもっと話したいのに、どうして気づいてくれないの!? あふれる好意を伝えたいポンコツ先輩・遥と、丸見え好意に気づかない天然男子な後輩・秋斗による、好意ダダ漏れ甘々両空回りラブコメ!