著者 : イコモチ
救いなき国で闇の聖者は光となる。 帝国城でケイティと対峙するラセル達。 ついに追いつめたかと思ったが、「親」について問われたことで孤児であるラセルは動揺し取り逃がしてしまう。 ラセルが頭を抱える一方、飄々としたシビラは別の目的があると動き出す。 それは帝国に存在する闇ギルドだというが、目的地に近づくほどに土地は荒廃し、物乞いの子供もいるような状況だった。 王国との差に戸惑いながらもたどり着いた闇ギルド「不可視」。そのリーダー・レティシアはヴィクトリアの幼馴染で……? 失い続けた者と取り戻した者。 救いなき国で聖者が見つける一つの真実とはーー。 有り余る魔力で最強に至る英雄譚、済世の第七幕。
突如地球に現れた【外敵】との戦い【IW禍】は、人類の勝利に終わった。世界に平和が戻ってきた。復興が進められる中で俺・桃澤基雄は、とある人物の側近に選ばれる。未来を予知する『未来視』能力で、人類を勝利に導いた『元』救世主。神手洗澪の側近に。しかも彼女は初対面で、「わたしたち、将来結婚するようですよ?」なんて言い出して……!? 始まった彼女との日常。学校では正体を隠しつつ恋人同士として、放課後はお隣さんとして共同生活を送る日々。騒がしくも楽しいそんな毎日の中で、俺は一人の女の子としての澪を知っていくーー。これは『平和になった世界』で始まる、元救世主とのありふれた恋物語。
潜む悪意と迫る脅威ーー。 対峙した先で聖者は過去を陵駕する。 天界からセントゴダートに戻ってきたラセル達。そこで待っていたのは、魔物が溢れ出る大きな谷ーー魔峡谷だった。 ギルドの指揮のもと迎撃の仕組みが整った頃、ラセルはエマの依頼で谷を挟んだ隣国、バート帝国の調査に向かうことに。 しかし、帝国へ入るには居住実績がある人物の同行が必要だという。 故郷アドリアに住むヴィクトリアが帝国出身だと判明し道は開けるが、同時に明かされたのは彼女に刻まれた傷と痛ましい記憶だったーー。 シャーロットという規律の存在しない帝国。 力に支配された国でラセルは聖者としての在り方を見つけ出す。 有り余る魔力で最強に至る英雄譚、救済の第六幕。
「俺はもう、逃げも隠れもしない」そして英雄が生まれる。 他人の経験値を吸い上げる凶悪な力を持つケイティを、ジャネットとのコンビネーションで退けたラセル。 その後一行は、治癒魔法で洗脳を解いたマーデリンと共に、女神達が住まう『天界』へと向かうことに。 天界と地上を繋ぐ王都『セントゴダート』には、ラセル達に職業を授けた太陽の女神・シャーロットがいるという。 ラセルはなぜ【聖者】に選ばれたのか。 パーティー追放と、シビラとの出会い。 旅路を振り返り、シャーロットとの対話を果たしたラセルは決意する。 ーー闇魔法の使い手として、もう逃げも隠れもしないと。 有り余る魔力で最強に至る英雄譚、覚悟と選択の第五幕。
文化祭での公開プロポーズで晴れて公認カップルとなったヨルカと俺。クリスマス・イブの遊園地デートに、プレゼント交換、そして観覧車の中で甘々のキス。「ねぇ、希墨。来年も、この先もずっと一緒にいようね」「もちろん」幸せの絶頂にあった俺達だったが、事態は急転直下。帰国中のヨルカの両親からアメリカ引っ越しの提案!?ヨルカは当然猛反対しているが、アメリカ行きを巡っての親子喧嘩が続いている…。俺達はただの高校生だ。だけど、この“ラブコメ”は一時の遊びなんかじゃなくて、一生をかけた真剣な恋愛だ。ハッピーエンドを勝ち取るため、二人の本気を伝えにいこうー。恋人になってから始まる両想いラブコメ、完結!
『赤い救済の会』が呼び覚ました『魔神』を退け、故郷アドリアへと帰還したラセル達。幼馴染みとパーティーを組んだ始まりの場所ー待っていたのは、誰よりも聡く自信に満ちていたジャネットの、ひどく怯えた姿だった。「ごめん…。僕はもう、折れてしまったんだ…」その口から語られたのは、ラセル達すら気付かなかった悔恨と、ケイティという底知れぬ邪悪。更に勇者ヴィンスの傍に現れた美女達にも謎が多く…。その正体を探り、己を追放した友と向き合うため、ラセルはシビラと共に今の勇者パーティーの元へ赴くー。有り余る魔力で最強に至る英雄譚、再起の第四幕!
夏も過ぎ、二学期へと突入。いよいよ文化祭が近づいてきた。俺は文化祭実行委員会での活動や、クラスの出し物の準備に忙しい。恋人の有坂ヨルカとはデートもできず、恋しさは募るばかり。さらに軽音楽部のカリスマ・叶ミメイを中心に結成されたバンド「リンクス」には問題が山積み。ギター初心者である俺のスキルアップに、ヨルカのあがり症の荒療治、他もろもろの課題をまとめて解決するために、ミメイ宅での合宿が決行されたのだった!そんな中、二学期になってからどこか浮かない表情だった朝姫さんから、突如電話がかかってきてー。『…希墨くん、助けて』恋と青春の文化祭が幕を開ける!
セイリスダンジョンの魔王を討伐したラセル達は、救援依頼へ向かうフレデリカを手助けするため、新たな街・マデーラへ。一行はそこで『赤い救済の会』に再び絡まれるーも、シビラの機転で難なく切り抜ける。だが、『赤会』の悪意はマデーラの街全体を蝕んでおり…?魔物の急増と原因不明の流行病ーそれらの解決に乗り出したラセル達が辿り着いたのは、『赤会』と繋がる新たな魔王と、魔王をはるかに上回る力を持つ『魔神』の存在。挑もうものならば敗北は必至。勝ち目のない戦いを前に取れる選択肢は、撤退か、それともー。有り余る魔力で最強に至る英雄譚、緊迫の第三幕!
俺とヨルカが付き合い始めて、約四ヶ月。数多くのデートを重ね、ついに念願のファーストキスも交わした。やがて季節は夏。大好きな恋人と好きなだけ一緒に居られる特別さを噛みしめながら、一片の悔いも残さず高校二年の夏休みを満喫しようとする俺達。文化祭の準備で忙しくなる中でも時間の隙間を縫っては密会。夜は時間を気にせず夜更かしして長電話。水着選びに、夏祭り、そして定番のデートも。今日、明日、明後日と恋人とのスケジュールを埋めていく。…幸せだ。「楽しいな、夏休み」『楽しいね、夏休み』そして瀬名会メンバーによる海へのお泊まり旅行で、事件は起きる!?夏の魔物も暴れ出す両想いラブコメ第4弾!
シビラと出会い、闇魔法を手にアドリアダンジョンの魔王を撃破したラセル。エミーとの和解も果たし、三人は次の魔王を討伐すべく海の街セイリスへと向かった。潮の香り漂う街を堪能した三人は、気持ちも新たにダンジョンへ。“聖騎士”のエミーが加わり、順調かと思われた攻略だったが、三人の前に姿を現したセイリスの魔王は想像を超える狡猾さでラセル達を翻弄し…?そんな中、隣で戦うエミーの真意を知ったラセルは、自身の力をエミーに与えー「今度は俺が、お前を…お前自身の心から救ってみせるからな」かつて追放された青年が有り余る魔力で最強に至る英雄譚、第二幕!
校内一の美少女・有坂ヨルカと恋人になってから早三ヶ月。ヨルカのあふれる好き好きオーラを感じて毎日が幸せだ。俺もヨルカを想う気持ちが日増しに加速する一方、ひとつだけ悩みがあった。「キスって、どうやってするんだぁー!」そんな恋愛初心者な俺にも、今世紀最大のチャンスが到来!!「よかったら、うちに寄っていかない?その、今日は誰もいないから」なんとデートの帰り道、家族が留守にしているという有坂家にお邪魔することになったのだ。そこで待ち構えていたのは愛しの彼女からのキス…ではなく、何故か寝起きの下着姿で俺に飛びついてくる謎の美女で…!?恋人になってから始まるラブコメ戦線に絶対ありえない修羅場!
「俺と有坂は付き合っている。ヨルカは俺の恋人だ」ザ・平均値な男子高校生の俺と、完全無欠のハイスペック美少女・有坂ヨルカ。二人の秘密の関係はクラスメイトに向けての恋人宣言により晴れて公認に。だがそれはハッピーエンドなどではなく、新たな騒動の序章でしかなかった!中学時代から俺と親しかった小生意気な後輩・幸波紗夕との再会をきっかけに俺達の両想いが揺さぶられる事態に!?「きー先輩、好きです。私と付き合ってください」俺、案外モテている?いやいや、ヨルカ一筋ですから!告白で幕開けるラブコメ戦線、第二弾。
最高クラスの職業“聖者”であるラセルは、幼馴染みとパーティーを組んで旅をしていた。しかしメンバー全員が回復魔法を覚えてしまうと、回復しかできない“聖者”はお荷物に…ラセルは追放されてしまう。生まれ故郷に帰った矢先、魔物に襲われていた謎の美女・シビラを助けたラセルは、ダンジョンや職業に詳しいシビラと協力し、新たなダンジョンの攻略に。攻略は順調に思えたが…人類最大の敵『魔王』と会敵して!?最大の窮地を前に、自身に眠る無限の魔力とシビラの導きで、ラセルは最強の力を手にするー!そして生まれる『黒鳶の聖者』-これが新しい主役の名だ。
冷たい態度に負けずアプローチを続けて一年、晴れて想い人に振り向いてもらえた俺。クラスの誰をも寄せ付けようとしなかった孤高の美人、有坂ヨルカと彼氏彼女の関係になったのだ!しかもあれだけツンケンしていたくせに、本当は俺のことが大好きだったらしい!「わたしの方が好きに決まっているのに、それが伝わってない気がする」え、このカワイイ存在ヤバくない?強気なくせに恋愛防御力0な彼女にイチャコラ欲求はもう限界!だけど人前でベタベタするのは禁止?さらに秘密の両想いなのに恋敵まで現れて…?恋人から始まるラブコメ爆誕!
人間に駆逐されかけている吸血鬼の末裔、日苛木栄一郎。冴えない彼がある日、いきなり異世界に召喚されてしまう。そこは、吸血鬼という種族が存在しない世界。人間と魔物が争う中、唯一無二の存在として君臨すべく、栄一郎はそのチートな能力で暴れまくる。もちろん吸血によって次々と少女たちを恍惚へと導き、従属させることも忘れない。「し、知らないっ、こんなの…っ!!」「いいんだぞ、声を抑えなくても。好きなだけ喘げ」吸血鬼に興味津々のぺったん少女フィズリや、子づくりに意欲満々のオルムネを従え、向かうところ敵なしの栄一郎は、刺激的な理想の生活を築いていく。「不死身なのってズルい!」「ふん、褒めろ褒めろ。崇め奉れ」