著者 : イシヤマアズサ
お弁当代行屋さんの届けものお弁当代行屋さんの届けもの
フレンチシェフとして活躍した石嵜眞琴が始めた“お弁当代行屋”には、ワケアリの依頼がやってくる。今度のオーダーは事故で母を失って以来、どんなお弁当も食べられなくなってしまった5歳の透のお弁当。眞琴は血のつながらない甥の陽仁とともに、依頼人の思い出からレシピを探り、味付けから盛り付けまで、お母さんのお弁当を再現するのだが…。「お弁当を届けにいくんじゃない。想いを届けにいくの」幼い透が望んだ、本当のこととはー?心を温かく満たしてくれる、3編のお弁当の物語。
PREV1NEXT