著者 : エレクトさわる
傲慢独尊のハード・ローダー。誰よりも先に堕落の王に仕えている無敵のレイジィ軍総司令官にして、最も魔王に近いとされる強大な力を持つ男。色欲のミディアをも震え上がらせる彼が、ついに主であるレイジィを倒すため立ち上がる。暴食のゼブルを討滅し、これまでのように惰眠を貪る日々に戻った怠惰の王と、傲慢を司どる悪魔が今、激突する…!文庫書き下ろしのSS『ヒイロ・リベンジ』も収録、欲望渦巻く堕落転生ファンタジー第2巻登場!
将軍・レムリガスの卑劣な罠、追っ手をかいくぐる壮絶な逃亡戦。この最大の窮地をリ・イン、フレイヤらの獅子奮迅の働きによって凌いだサイファカールは、いよいよレムリガスの背後にいる第三皇子ミラニエゥス軍と全面戦争に挑む。帝国からの討伐軍と、リリィ・ヨーコらで構成されたアルアラ軍団をも打ち破る、圧倒的なミラニエゥス軍の進撃。これまでとは違う強敵に苦戦を強いられる状況に…「打開するだけじゃ駄目だ。この危機を好機へと変えよう」サイファ起死回生の策が命運を決める!帝国全土を巻き込む決戦を最後に制したのはー!?
男の名はレイジィ・スロータードールズ。かつてしがないサラリーマンだった彼は死後、異世界に転生し悪魔のクラスを得るが、自堕落に過ごし続けいつしか怠惰を司る魔王になっていた。その彼に「反旗を翻した暴食の王ゼブル・グラコスを討滅せよ」と大魔王の勅命が下る。だがベッドからピクリとも動かない怠惰の王レイジィ。そんな魔王の代わりに臣下である強欲のデジ、色欲のミディアが暴食の王の討伐へと向かうがー!?欲望渦巻く堕落転生ファンタジー!!
皇位継承戦争の舞台から退場した第四皇子・ロキシーヌの配下を取り込むことに成功し、勢いを増すサイファカール軍勢。その数はついに2万近くへと到達。辺境の地のうつけ皇子は、ついに飛翔の時を迎えようとしていた。しかし、その行く先を襲ったのは隣州の将軍・レムリガスの騙し討ちだった。数人の部下とともに罠をかけられ、監禁されてしまったサイファカール。レムリガスの背後にいる第三皇子・ミラニエゥスの元へと身柄を送られてしまえば、命すら危うい。タイムリミットまでは、残りわずか。サイファを窮地から救うため、リ・イン、フレイヤらは決死の戦いを挑むー!
帝国への侵入を図るため、要塞都市アル=アラに押し寄せてきた3万の騎馬民族。その凄まじい猛攻に、国境を守る防壁は今まさに破られようとしていた。このままでは防衛にあたるサイファカール軍は壊滅必至。残されたわずかな時間のなかで、軍団長・リリィが実行した捨て身の作戦とは…!?さらにー海の向こうからは100隻の大船団を率い、第二皇女チチェリアーナがついに帝国に反旗を翻した!陸から海へと広がる戦場。チチェリアーナの圧倒的な海戦力を前に、サイファカールはどう対抗するのか!?混迷極まる継承戦争。帝国の覇者を巡る物語は加速していく!!
皇位継承戦争と蛮地からの侵略戦争。皇位継承者ロキシーヌ率いる軍勢を迎える籠城戦、そして異民族の騎兵軍団の侵攻が時を同じくして始まり、サイファカールたちは窮地に立つ。籠城戦の指揮を執るサイファカールにとって、一番の悩みの種、それは敵兵力2万2千に対してわずか4千の自軍兵力。「兵力が足りないのは如何ともしがたい。少し補強しようか」こともなげに言うサイファカールによって、わずかな期間で1万5千にふくれ上がる軍勢。彼が選択した稀代の策とは!?戦術と策を巡らし奮戦する第六皇子、圧倒的な兵力で勝利に迫る第四皇子。英雄皇帝の血を引く皇子たちの戦いが始まる!
英雄皇帝の気質を色濃く受け継ぐ皇女チチェリアーナが加わり、激しさを増す皇位継承戦。さらに、版図の拡大を目指す常勝将軍、傀儡政権の樹立を画策する宰相、皇位を狙う軍団長らの野望が渦巻き、ロムニア帝国の混迷と瓦解は加速する。辺境都市アル=アラを治める皇子サイファカールも、わずかずつ勢力を拡大していたが、怖れていた事態が現実となる。それは異民族3万による帝国辺境への侵攻だった。しかもー「3万は先兵、偵察だよ。後方の本隊はおそらく10万以上」内憂の皇位継承戦と外患の異民族侵攻を、わずか5千の兵力で乗り切るべく、サイファカールは大きな決断を迫られる!?
帝国全土を駆け巡る“皇帝崩御”の報せ。ある者は己の正統性を掲げ、またある者は野望のため、あるいは大義のためー群雄たちが立ち上がる。一方、その群雄に埋もれる“うつけ皇子”サイファカールが示した指針とは、皇太子に叛旗を翻す者を討ち、反乱の意思をみせず、密かに勢力の拡大を図ること。だが、それには大きな問題ー圧倒的な兵力不足があった。「少数でも問題ない。さて、皆には侍女服を着てもらうおうか」突然始まるステラステラ、リ・イン、ネムネモの侍女修行。“うつけ皇子”の狙いとは?それとも、ただの思いつき?群雄たちが野心を明らかにする時、帝国の興亡が決する!?
帝国の“うつけ皇子”サイファカールに辺境長官赴任の勅命が下る。次代皇帝の座を巡る政争と陰謀が渦巻く宮廷から放逐され、歴史の影に埋もれるものと誰もが思っていた。だがー「帝都より伝令!一刻を争う事態とのこと!」突如としてもたらされた、世界帝国の命運を揺るがす報!「この後、帝国は大いに荒れるだろうね。それを食い止める」サイファカールの才を信じ、ともに立ち上がる盟友たち。「見てみたい、この方の行く末を。この方の戦いをー」“うつけ皇子”か?それとも“希代の英雄”か?野に放たれた虎が帝国の運命を大きく変転させる興亡記、いま開幕!