著者 : サイトー
附子の弁舌附子の弁舌
俺、貝谷は美容師(まぁ雰囲気イケメンだ)。そしてコイツは馬場添泉。よろしくない容姿と異常に口が悪いのが特徴の弁護士。嫌味を言う時が一番いきいきする女。同窓会での再会をキッカケに、なぜか俺は不倫や虐待事件のいざこざに巻き込まれ、そのたび馬場添が毒舌と法律知識を武器に無双する!「武器がない奴なんて、私みたいな賢いババアに踏まれてお終いよ!だから武器を磨いて。今は私に任せなさい」俺はお前が苦手だが、お前はすげぇよ馬場添。現代の理不尽をぶったぎる痛快劇、ここに開幕!約500作品の中から受賞した期待作、刊行!オーバー30歳主人公コンテスト特別賞受賞作。
詩葉さんは別ノ詩を詠みはじめる詩葉さんは別ノ詩を詠みはじめる
大切な想いや言葉が形となった“迷い言”が視える藍川啓人は、数年前の事故で亡くした幼馴染、高森閑香の“迷い言”に出会う。事故の時、助けられず後悔していた啓人は、彼女の本当の想いを知るため“迷い言”の声を聞くことができる“伝え人”、梅ヶ枝詩葉の元へ連れて行くことに。そして詩葉の力を借りて、閑香が伝えられなかった最期の言葉を聞こうとするのだがー。大切な人への想いを巡る、切なくて暖かく、そして少しほろ苦い感動の青春ストーリー。
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