著者 : ジョンディー
モブ村で実戦訓練を開始した養護院の子供達。なにかと心配するルーセリスをよそに、あらゆる困難を子供達だけで乗り越えさせるべく、ゼロスは影から見守ることに徹する。その甲斐あってか、子供達は心身ともに大きく成長を遂げ、訓練は大成功に終わった。 その後、ゼロスはサントールの街へ帰る際、偶然にも勇者と遭遇。これをメーティス聖法神国の内部事情を知るチャンスと考えたおっさんは、嘘と誠を巧妙に交えた情報を勇者に吹き込み、面白半分に揺さぶりをかける。その大人げない作戦は見事ヒットし、勇者達は混乱するのだった。 そんなこんなで我が家に戻ったゼロス。その後も平穏な日々が戻ることなく、数日が過ぎて……。 「い、行くって……どこへ?」 突如現れたナグリとボーリングに、おっさんは何処かへと連れて行かれるのだった。
ツヴェイトの護衛任務を完遂し、そこから少々の寄り道をして自宅へと帰ってきたゼロス。 一方、フェアリー・ロゼとの戦闘で自分の弱さを痛感していたイリスは、何を思ったのかコッコに教えを請い、格闘術の訓練に励むのだった。魔導士だというのに……。 同じく養護院の子供達もコッコから様々な戦闘訓練を受けて、そろそろ実戦を体験してもよさそうなくらいには、腕前を成長させつつあった。 「そろそろそれがし達も実戦を経験したいのだ。アンジェ達も狩りに行く気満々だぞ?」「ルーセリスさんと相談してからじゃないと駄目だね」 そんなやり取りも虚しく、結局子供達は狩りへ行ってしまう。必然的にゼロスとルーセリスは保護者として引率することになり……。
イストール魔法学院主催の実戦訓練は、おっさんが【あの頃のゼロス】になったりクロイサスが実験に失敗したりといったトラブル(?)はありつつも、無事に日程を消化していた。 ところが訓練開始から三日目、事態は急展開を迎える。なんとツヴェイトが暗殺者に強襲され、更に敵が展開した結界によりディーオ達と分断されてしまったのだ。 一方のおっさんはというと、護衛任務そっちのけで採掘作業に没頭してしまい、対応が後手に回ることに。ゼロスは慌ててバイクを走らせ現場を目指す。 「【バンカーシューター】、発射」 バイクに装備されたサイドカーから射出された杭が、眼前の結界を破壊! ゼロスは暗殺者と対峙することになるのだが、それは意外な人物で……!?
おっさん賢者・ゼロスは、アルバイトをしたり畑仕事をしたり人助けをしたりといった、理想的なゆるめの日常を過ごしていた。そんな彼のもとにデルサシス公爵から依頼が舞い込む。 その内容は、【ラーマフの森】で行われるイストール魔法学院主催の実戦訓練に傭兵として参加し、ツヴェイトを護衛してほしいというものだった。 さすがに教え子の危機は放置できないと協力するゼロス。早速、護身用の魔道具や、なぜかバイクまで作り始め……!? 『ふむ、まずまずの乗り心地ですね』 ルーセリスに留守を任せ、ゼロスは訓練地であるラーマフの森を目指す。 イリス達をも巻き込んでの一大護衛作戦の行方ははたして!?
約束の二ヶ月間が過ぎ、ソリステア公爵家の娘・セレスティーナとその兄・ツヴェイトの専任家庭教師を終えた、おっさん魔導士ことゼロス・マーリン。 彼はこの世界に来た時と同じ【無職】状態に戻ってしまったものの、元公爵とその孫娘を救った褒美として畑付きの家を与えられ、ひとまずの安住を手に入れるのだった。 そんな中、ハンバ土木工業の現場監督であるドワーフのナグリから土木作業の手伝いを頼まれたゼロスは、激流の大河に橋を架けることになる。ところが、その現場で自分と同等の力を持つ正体不明の【黒衣の魔導士】に突然襲われ……!? 『参ったねぇ……まるで、自分自身と戦っている気分だよ』 家庭教師から農業に便利魔導具作り、果ては土木作業まで! 冴えないおっさん大活躍の異世界生活日記、第三弾!!
剣と魔法がある世界に突如として転生した、大迫聡ことゼロス・マーリン。 魔法を上手く使うことができなかった公爵家の娘・セレスティーナと、更生し始めるその兄・ツヴェイトの家庭教師となったゼロスは、彼らに実力をつけるべく、危険な魔物が溢れるファーフラン大深緑地帯へ再び足を踏み入れていた。 いろんな意味で“危険”な魔物たちと遭遇する三人と騎士団一行。気付けば、皆一様にレベルを高め、屈強になっていくのだった。 サバイバルと背中合わせの訓練を終えたゼロスたちは、道中盗賊に捕えられた人々を救う。その中には現世のゲーム内で見覚えがあるアイテムを装備する少女がいたのだがーー。 「もしかして、同郷の方ですかねぇ?」 平穏な日々は訪れるのか!? おっさんによる異世界生活日記、第二弾!!
リストラに遭って以来、毎日畑の世話をしながら『ゼロス・マーリン』としてゲームにのめり込む日々を送っていた、無職のおっさん大迫 聡(40歳)。 オリジナルの魔法を作り、名実ともにトッププレイヤーに上り詰めた彼は、ラスボスを難なく攻略するが、ログイン中に発生したある事故によりその生涯に幕をおろす。 独りぼっちで死んだと思われた彼だったが、気づくと大深緑地帯の真っただ中に立たされていた。異世界の女神によれば、彼はゲームのステータスを引継いで転生したということらしい。 大深緑地帯でのサバイバルを経て、元公爵の老人と知り合ったゼロスは賢者の能力を買われ、魔法を使えない少女の家庭教師を依頼されるがーー!? 「僕は日々平穏がモットーなんですがねぇ……」アラフォー賢者の異世界生活日記開始!