著者 : スコッティ
“王位戦争”-次代の国王の座を王の子たちが奪い合うロイヤルゲーム。傑物ぞろいの王族が通うロアノーク王立学園に足を踏み入れたのは、奴隷の少女・イヴ。現王と奴隷の間に生まれ、このゲームに巻き込まれた頭脳明晰な才女。そして、彼女を補佐する少年・カイは、国益のために傀儡政権の樹立を狙う敵国のスパイだった。人間の本質をさらけ出す数々の頭脳戦。候補者同士が“騙し”“謀り”“裏切り”“潰し合う”、このゼロサムゲームの先に待ち受ける揺るぎない真実とはー?女王になれなければ無惨な死と嘲笑を運命づけられた少女と、彼女を利用しようとするスパイの少年ー奇妙な共謀関係にある二人による、命を賭した国奪りゲームが始まる。
いかなるクソゲーですらも愛し、楽しめる男、乃木竜平。そんな彼はある日、メーカー不明、発売日不明の最高に怪しいゲームソフトをワゴンにて100円で発見、キャラメイクでよりゲームを楽しめそうな生産職寄りのスキルに偏らせて作ったキャラとして異世界に飛ばされてしまった。何の知識もなく異世界に放り出され迷子になった彼だが、そこでアイリィという女性冒険者に出会う。彼女によると、竜平は世界に影響を与える稀人という存在で、アイリィとは終生の仲になるかもしれないことを知りー。武器や防具の生産スキルで楽しく異世界冒険者生活開幕!!
日本の戦国時代に転生し、織田信長の親友兼「通訳」となった平手久秀。無敵を謳われた武田信玄の騎馬隊の撃退に成功し、一息ついた織田家だが、痛手を受けた武田家は最大のライバル・上杉謙信との同盟を画策する。北陸地方を一飲みにした上杉・武田同盟軍に最大のピンチを迎えた織田家だったが、そのとき久秀あてに上杉家から謎の使者がー。織田家の命運を賭けた交渉に臨む久秀に、策はあるのか?
「緊急事態だ、大佐…うんこを漏らした」その日、特殊部隊で伝説の英雄と呼ばれた男・黒柳力也は日本にいた。部隊を辞め、幼稚園の先生として働くためだ。幼児の世話など新兵の教育に比べれば容易い、そう思っていたが…。担当する『こぶたさん組』の園児たちは、うんこを漏らし、力也がケンカの仲裁に入れば股間を殴り、顔が恐いと泣き出す始末。さらに善意で行った防犯対策(落とし穴)、不審者の捕縛(保護者)、幼稚園バスの強化(魔改造)など、ことごとく先輩のかおる先生に叱られてしまい…。力也は園児たちの子守りを遂行し、立派に卒園させることができるのかー!?
織田信長の「通訳」となった平手久秀の功績で、順調に領土を拡大し続ける織田家。しかし織田家と同盟を結ぶ徳川家に、武田信玄の騎馬軍団が襲いかかる。戦国最強とも呼ばれる武田家を撃退するため、徳川領に向かう平手久秀。必死で武田対策を練る平手陣営を訪れたのは、意外な人物だったー。山県昌景、馬場信春らの名将を敵に回し、平手久秀が取った秘策とは?
戦国時代に転生し、現代の記憶を持ったまま農民の子として育った少年・久次郎は、若き織田信長と偶然に出会い、やたらと気に入られてその友人となる。革新的な思想を持ちながらも家臣と衝突が絶えない信長。それを見かねた久次郎は、信長の考えをうまく周囲に理解させる、いわば「信長の通訳」として活躍を始める。やがて彼は信長とタッグを組み、その戦国知識と補佐力を活かして乱世を切りひらいてゆくー。