著者 : トモセシュンサク
3学期開始と共に、高度育成高等学校の全生徒は山奥の校舎へと案内される。実施される特別試験の名称は『混合合宿』。男女別に1学年を6つのグループに分割。さらに2年、3年もグループに合流するという。最終的に所属する全生徒の平均点が高かった上位3つのグループにボーナスポイントが与えられる一方、最下位のグループ責任者は退学となるという。退学処分有りの特別試験に慄く一同。そしてグループの分け方は生徒に一任。敵同士だったはずのクラスと手を組むという感情的なもつれが波乱を生む! さらに新生徒会長の南雲、そしてあの高円寺にも動きがあるようでーー!?
過去の呪縛から救ってくれた綾小路のことを意識するようになってしまった軽井沢恵。そんな彼女に、友人の佐藤麻耶から綾小路とのクリスマスデートについて相談が持ちかけられる。さらに同時に綾小路からも、佐藤について知っていることを教えて欲しい、と軽井沢に連絡が!? 綾小路の行動は純粋な異性への興味のためのものなのか、それとも佐藤を利用するためのものなのか。「あーもう! 何なのよあいつはあ!」クリスマス目前、軽井沢のモヤモヤは止まらない。一方、綾小路は新学期に向けて複数の人物と接触。一之瀬帆波のウィークポイント、新生徒会長・南雲雅の抱える闇、新たな情報は今後の波乱を予期させるものでーー!?
2学期も終了間近の12月半ば、Dクラスを裏で操る存在Xの特定のため、Cクラス龍園の執拗な調査が開始された。高円寺までもが疑いの対象となり、ターゲットが絞られる中、ついに龍園の魔の手は軽井沢恵に迫り……。そのような状況で清隆は唐突に茶柱先生に呼び止められる。珍しく弱気な表情の茶柱が案内した先にいたのはーー「既に退学届は用意させてある。校長とも話がついている。後はおまえがイエスと言えばそれで終わりだ」「あんたの命令が絶対だったのはホワイトルームの中での話だろ。あの部屋はもうない。命令を聞く必要もない」退学を迫る清隆の父親、そして学校の理事長から、秘められた高度育成高等学校のシステムが語られーー!?
体育祭も終わり肌寒くなりつつある10月中旬。生徒会の新旧交代が行われ、生徒会長の座は堀北学から2年の南雲雅に引き継がれた。新時代の到来を感じさせる中、綾小路はクラスメイトの佐藤麻耶に人気のない渡り廊下に連れて来られる。「綾小路くんって誰か付き合ってる人とかいるわけ?その、電話番号交換してよ」向けられたのは半ば告白手前の言葉。体育祭での活躍の結果、綾小路に対する注目度は大きく上昇、周囲に大きな変化が訪れていた。そして到来する特別試験・期末テスト。例年退学者を出すペア制とペーパーシャッフルという複雑な試験にDクラスはどう活路を見出すのか。大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録第6弾!!
長い夏休みを終えたDクラスを待ち受けていたのは体育祭。だが、高度育成高等学校の行事が生半可なものであるはずもない。全学年が赤と白の二組に分かれ勝敗を競う体育祭で、DクラスはAクラスと共にB&Cクラス連合と戦うこととなった。さらに全ての競技に順位がつけられ、順位ごとにポイントを得られるという。ここまで足を引っ張る存在だった須藤が一躍Dクラスの切り札となり、運動自慢達が腕を鳴らす。一方、自分のやり方を変えず周囲と軋轢を生む堀北。その隙をCクラスの首魁たる龍園と影に潜む裏切り者が見逃すはずもなくー!?大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録第5弾!?究極の実力勝負の体育祭が始まる。
色々な事件が起こりつつも夏の特別試験は無事終了。高度育成高等学校の面々にも遂に正真正銘の夏休みがやってきた。しかし、夏休みの楽しみ方は人それぞれでー!?謎に包まれたA&Cクラスの生徒の意外な一面を描き出す「意外と伊吹澪は常識人である」&「意外と葛城康平は悩んでいる」突然のアクシデントから始まった堀北鈴音苦難の1日を描く「さりとて日常に潜む危険性」佐倉愛里のほんのちょびっとの勇気の結果は?「女難、災難の1日。天使のような悪魔の笑顔」夏といえばのプール回!「他クラスとの交流会」そして、シークレットな番外編も1本収録!大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録特別版、ショートストーリー集!
夏休みを利用した特別試験前半戦ー無人島サバイバルは無事終了。舞台は豪華客船でのグループ戦に移る。後半戦の試験内容は打って変わって、思考力が試される頭脳戦。A〜Dクラスの全ての学生を干支になぞらえた12のグループに分け、各グループごとに一人だけ存在する『優待者』を見つけるというもの。クラス対抗という考え方を破壊する試験に驚愕する生徒たちだったが、葛城、龍園といった各クラスの実力者達は試験の狙いを見極め、暗躍を開始する。一方、清隆は同じグループに入ったクラスメイト軽井沢恵の持つ異質さに気づきー!?「私はー寄生虫。ひとりで生きることの出来ない、弱い生き物」清算できない過去との決別!学園黙示録第4弾!?
季節は夏。期末テストを乗り越え夏休みを迎えた清隆たちに高度育成高等学校が用意していたのは、豪華客船による2週間のクルージングの旅だった。喜ぶ面々だったが、完全実力主義の学校が単なる旅行を計画するわけもなく、船は無人島に到着。そこで本年度最初の特別試験ー無人島でのサバイバルが通達される。生活物資は試験用に与えられたポイントで購入可能。だが試験終了まで保持したポイントは2学期からの学校生活にプラスされるという。上位クラスとの差を埋めるため、最底辺のDクラスはポイントの不使用を画策、サバイバルな生活に乗り出そうとするが、特別試験は甘いものではなくー!?大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録第3弾!?
生徒の全てを実力で計る、完全実力主義の教育学校・高度育成高等学校。最底辺のDクラス所属の綾小路清隆は、心優しき美少女・櫛田桔梗に懇願され、Cクラスの陰謀で停学の危機に陥ったクラスの不良・須藤を助けることに。隣人たる堀北鈴音にも声を掛けるが、彼女はなぜか消極的。聡明な鈴音から唯一示されたヒントは、クラスメイトの地味少女・佐倉愛里の存在。事件の鍵を握る彼女を追跡するうち、清隆達は愛里の隠された秘密に気付き……。さらにはBクラスの謎の美少女・一之瀬も加わり、須藤の救済に挑む! 大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録第2弾!!
希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され髪型や私物の持ち込みも自由。だがその正体は優秀な者が好待遇を受けられる実力至上主義の学校で……!?
地獄から帰ってきてから1ヶ月。悪魔化の影響を天使の力によって制御することで、聡一郎とティーリは平穏な日常を送っていた。ティーリもかつての悪魔らしい所行を見せることも減り、率先して家事を行うなど本当の意味で人間世界で生きていこうと努力を見せていた。一方、聡一郎はそんなティーリとの毎日に満足もしながらも、心に大きな喪失感を抱えていた。未練の残るエリーゼへの気持ちとの決別のため、聡一郎はエリーゼとの思い出の地を回ることを決め…。大人気クリエイターコンビが贈る、ちょっとエッチな居候系ラブコメ第6弾!
悪魔に憑依された渚に意識を奪われた聡一郎が目を覚ますと、そこはティーリの故郷、地獄だった。目の前に現れたのは黒髪の少女・魔将メフィスト。聡一郎を魔将へと覚醒させ、戦うことが彼女の目的らしく…!?一方、人間界ではエリーゼが天国への帰還を拒否していた。精神を擦り減らし、朝も夜も聡一郎を待ち続けるエリーゼの姿にリズはかつての母親との姿を重ね合わせ、必死に説得するが口論になってしまう。さらに、ティーリを浄化する計画が再度動きだし…!?大人気クリエイターコンビが贈る、ちょっとエッチな居候系ラブコメ第5弾!
小悪魔ティーリと天使エリーゼとの出会いにより、自分の考え方が変わってきたことを感じる聡一郎。そんな変化を許容し始めた聡一郎の前に一人の少女・渚が現れる。天真爛漫な彼女は驚くべきことにあの藤宮の妹で、いなくなった兄を探して聡一郎に会いにきたらしい。さらに渚は「エリーゼさんは、その、天使さんなんですか?」と驚くべきことを言いだした。普通の人間である渚が悪魔や天使の羽が見えるようになってしまった原因と藤宮失踪の謎を解くため聡一郎たちは藤宮探しを始めるが…!?大人気クリエイターコンビが贈る、ちょっとエッチな居候系ラブコメ第4弾!
オレ・聡一郎は、ある雨の日にひとりの少女を拾った。ピンク髪にコスプレみたいな見慣れない格好をしているものの、いたって普通の少女である。ただひとつ普通と違うところがあるとすればーその背中にある、片方だけの黒い羽。悪魔を自称するそいつは、帰る場所がないと言い出し、オレは仕方なくうちに彼女を置くことにしてしまう。だが事態はそれだけじゃない。さらに翌日には、天使を名乗る金髪美少女がオレの家を訪れてきやがった。そしてその少女によれば、どうやらオレは『救世主』か『大悪党』のどちらかになる可能性を秘めているらしくー!?大人気クリエイターコンビが贈る、不良少年×悪魔っ娘×天使少女のちょっとエッチな居候系ラブコメ。
赤い戦闘司書・ルーエットを操る男は文人のよく知る、意外な人物だった。フィフの先代マイスターでもあった彼は、フィフと彼女の一部で作られたルーエットを“合本”することを提案する。しかし文人はその提案に納得し切れない。フィフに対する言葉にできない感情を自覚した彼は…?また仲間を燃やされ怒り心頭のクレオパトラは崎田姉妹に復讐をすべく、彼女たちの両親の本を手に入れるー!新たな仲間、ルーエットを加え賑やかに(?)なりつつも、ついに物語はクライマックスへ一直線!果たして決戦の行方は!?文人とフィフは。
ついに『秘密』を雲木たちに知られてしまった文人は、フィフとともに彼らに全てを話そうと決意する。そのための準備を進める間、いつものように「ぱんつはいてない」のを「見たな!」「見てない」と言い争ったりしつつも、二人の距離は少しずつ縮まっていって…?一方、人間を本にしようと暗躍を続ける“禁書”たちは、同人誌即売会の件で得たノウハウを元に、かつてない規模の作戦を展開し始める。ついには文人たちの身近な人々にまで、その魔の手が伸びてー!?ちょっとHな学園“文学”コメディ!バトルも白熱の第6弾。
苦心の末、手作りの“仕掛け絵本”を完成させた文人。作り上げた本を持って、いざ即売会場へと向かう。大量の本とイベントの熱気に大興奮のフィフ。本嫌いの文人も期待に胸を膨らませるがー意を決してHコスプレでアタックする雲木と、もはや凶器のムネで悩殺しにかかる夏宰の壮絶な文人争奪戦に発展!?一方そのころ、企業ブースで怪しい動きをする“禁書”のクレオパトラは、本の搬入が遅々として進まないことに苛立っていた。彼女の、そして“禁書”たちの企みとは、果たしてー?ぱんつはいてない司書のちょっとHな“文学”コメディ、怒濤の展開の第5弾。
なりゆきで同人誌をつくることになった文人。フィフも崎田姉妹もノリノリで、大の本嫌いである彼は、毎日を憂鬱に過ごしていた。そんな同人誌の創作過程で、なぜかフィフがネコミミコスプレをする羽目に。恥ずかしがり屋の雲木も、フィフに負けじと即売会ではコスプレを着る決意したりして…。突如現れた“飛び出す絵本”のクレオパトラ風少女が企む作戦もはらみつつ、決戦は、年末の有明にて開催する大規模即売会に舞台をうつす…!いったいどうなる!?ちょっとHな学園“文学”コメディ。
ぱんつはいてない戦闘司書・フィフだけでなく、天然ボディで求婚を迫る崎田姉妹まで文人のもとで暮らすことになった。当の文人は、同居する女の子達の「貴様らだってブラなしのくせにっ!」(フィフ)「パンツ穿いてないよりましでしょ」(崎田姉妹)といった賑やか(?)なやりとりに頭を悩ませる毎日だった。一方、巷では、“禁書”の仕業とおぼしき事件が勃発していた。“落丁”と呼ばれる人間たちが、次々と問題を起こしており…。ちょっとHな学園“文学”コメディ。バトルもあるよ。