著者 : ニテーロン
テルネリカともメルミナとも仲を深めたコノエが再会したのは、超越者の同期である竜人の姫巫女フォニア。何事にもクールで無感動な彼女はコノエを国にスカウトするため、ハーレムを用意してきた!? 「……これから、よろしく? 旦那様?」 竜人の国は新人の超越者に、毎回とある依頼をしていた。かつて国を滅ぼしかけた、無限再生の権能を持つ魔王の討伐。教官すら滅ぼせない邪悪を封印するため、この国はある運命を背負っていて……。 「ねぇ、コノエ。--私たち、きっと正反対ね」 キーとなるのは、テルネリカのコノエへの想いーー!? 持たざる超越者たちの運命が重なる、本格異世界転生譚第3弾!
「私、たまには寝ているコノエ様を起こしたいです」 シルメニアの一件が終わり、テルネリカと穏やかな日々を送るコノエ。彼女によって胸の穴は埋まったかと思われたが……。 「あなた、いつも必死で真面目よね。全部を警戒している感じ」 そう指摘してきたのは、彼の学舎時代を知る超越者の同期メルミナ。 「……さっきのエルフの娘と随分仲がいいのね?」 やけにコノエに“重い”視線を向ける彼女と共に向かうのは、魔物巣食う汚染地の掃討。だが仕事の最中、自らの渇望をひた隠す彼女もまた、大きな欠落を持っていることが分かり……。 持たざる彼らの渇望を描く、本格異世界転生譚第2弾!
このライトノベルがすごい!2026(宝島社刊) 新作文庫部門第2位! 人の渇望(ねがい)が固有の魔法になる異世界。固有魔法を扱い邪神から人類を守護する超越者〈アデプト〉たちには、あらゆる権利が与えられる。 転生したコノエは永い修行の末、遂にその資格を得たのだった。 --惚れ薬〈きんしやくぶつ〉を使うために。 「……惚れ薬があれば、僕でも、誰かの一番になれるんだろうか。」 前世のトラウマから、人を信じられず生きてきたコノエ。そのせいで固有魔法が発現せず、転生しても孤独に苦しんでいた。そんな彼に助けを求めてきたのは、死病に侵された金色の少女でーー。 「私、コノエ様の為なら何でもさせて頂きますので!」 これは、渇望〈ねがい〉を持たない白い孤独が、黄金の愛と出会う物語。