著者 : ミュシャ
誰とでも気軽に話せて絶大な人気を誇る美少女・南野千夏。 彼女と知り合った高校一年の秋から、同姓同名のイケメンの陰で同級生から“二番”と呼ばれている僕の生活は変わり始めた。 「“二番”なんかじゃないし。……うちが初めてキスしたいって思うんだから」 南野とは学校以外でも会うようになった。 放課後はストリートバスケに一緒に行って、一緒にご飯を作って、二人だけの秘密を話して、触れあって。 独りでいいはずだったのに、彼女は僕を認めて、あいしてくれる。 だから僕も、それを返したいって思うんだ。 当たり前の願いが当たり前に尊いと気付く、青春恋愛小説。
病に倒れた姉にもう一度会い、花嫁姿を見せる。 そんな目的を果たして、ボクの未来の花嫁・トウカさんは六年後へ帰っていった。 大きな問題を残して……。 「ごめんね。わたしが、この時代に来たせいで、こっちのわたしとあなたは結ばれないかもしれない」 花嫁姿の彼女を見てから、どんなことがあってもボクは姫城冬花と結ばれるのだと思い込んでいた。 でもそれは六年後の二人であって、今のボクと姫城さんではないのだ。 だからボクは今の彼女とちゃんと向き合わなければならないのだが……。 「そんなだから私にフラれるのよぉ!」 まずはケンカするところから始めようじゃないかーー。
「ごめんなさい。あなたの想いに、応えてあげることができないわ」片思いをしていた相手と同じクラスになり、嬉しさのあまり勢いで告白したものの、当然のようにフラれてしまった。そんなどん底の気持ちで帰宅したボクを出迎えてくれたのはー。ついさっきフラれたはずの相手・姫城冬花その人!?でも、なんかちょっとだけお姉さんでセクシーな気もするし、なぜかウエディングドレスも着ているし…。どうやら六年後の未来から来た姫城さん本人で、そこではボクと結婚しているとか言い出すし、なにか目的もあるらしく。失恋した相手と未来で幸せな結婚をするための同棲生活が始まる!
過干渉しないことを条件に付き合っていた空也とファティマ。人付き合いが苦手な二人だが、一緒に生活する中で互いを深く知り、婚約を前提に交際を始めることに。しかし、それには当然、保護者である小縁の許可が必要で…?一方、正式に恋人として付き合い始めた二人は他者と関わることを前向きに捉えつつあった。テストの勉強会に球技大会。次第にクラスメイトとも少しずつ打ち解け合う二人。だけど、二人だけの時間はやっぱり特別で。周囲との関わりが増えた分、前よりも愛おしく感じてー。一つ屋根の下で育む恋の物語、ひたすらに甘い第2巻。
特別な力を持つリスピ砂を操り、魔法を使う砂魔法師。庶民のルーナは素質を認められ、兄のルカと貴族だらけのウルビス学園に特進生として入学する。砂魔法師になり地位と高額な給金を得て、仲間を守りたい…頑張るルーナだが学園では「補欠」扱い、さらに何者かに命を狙われて!?「俺の心は、ずっと二人のそばに」かつて奪われたもう一人の兄の言葉を胸にーこの夢を叶えてみせる。第19回小説大賞“奨励賞”受賞作!