著者 : ミユキルリア
エルザの家庭の事情を解決し、無事婚約するに至った仁は、ショウロ皇国の首都の東外れに屋敷を構える。屋敷を訪れたサキは『錬金術博覧会』でのアドバイスを仁に請い、見事優秀賞に輝き、女騎士グロリアは期待以上の名剣を手にした。 そんな千客万来の中、自動人形の『ティア』を直してほしいとクライン王国第三王女のリースヒェンが訪れる。仁にとっては手馴れたもので、小一時間で修復が完了するが、それが災厄のきっかけとなった。 ティアの記憶から、ショウロ皇国の西に広がる沙漠のその先に、遺跡があることがわかる。早速調査隊が組まれ出立するのだが、遺跡に到達したであろう日より、世界各地に謎の重力異常が発生するようになるのだった。はたして、事態の解決に乗り出した仁が見たものとはーー。 世界の仕組みが少しずつ明らかに! そしていよいよ仁が結婚!? 人生の節目となる第十幕!
シュトベルの暗躍を食い止めることができなかった比呂とリズ。帝国内の混乱を避けるため、グランツ大帝国皇帝の死は隠された。しかし畳みかけるかのように帝都へ届く、六ツ国の侵攻とシュタイセン共和国による国境線への軍配備の知らせ。南方の防衛をリズたちに任せ、比呂は六つ国の軍勢十五万を食い止めるべく、僅か二万の兵を率いて西方へと向かう。第二皇子セレネやレベリング王国女王クラウディアと密約を交わし戦場へ向かう比呂だったが、かつての盟友“黒天五将”の末裔と刃を交えることになり…!?再臨した“軍神”が帝国の未来を想い選ぶ道とは。衝撃の第6巻、開幕…!!
自称イケメンエリートの小橋川は、ある夜、女の子をナンパしタクシーへ乗り込もうとしたところ、交通事故に遭ってしまう。そして目が覚めると、小橋川はデブで冴えないエリィという名の異世界の少女になってしまっていた。突如変わった自分の容姿に混乱する小橋川。しかし、大切なものを失ったエリィの辛い境遇を知り、元の世界に戻ることを目標にしながらも、異世界で生きていくことを決意する!魔法学校での学園生活に、モンスターの討伐、ダイエット、おシャレ、異世界でのビジネスーオモシロ要素盛りだくさんでおくる、デブでブスが成り上がるシンデレラサクセスストーリー!!「小説家になろう」最大のコンテスト第4回「ネット小説大賞」受賞作!
ショウロ皇国にて仁に『魔法工学師』の称号が与えられたとの知らせは、各国に広く知れ渡った。それは、公の場に姿を現すことを避けてきた仁にとって、大きな転機であり、エルザを守るという決意の表れでもあった。だが、大躍進を遂げたものの日常そのものが大きく変わるわけもなく、仁は蓬莱島と崑崙島を行き来し、エルザに魔法工学を教える日々を送っていた。 そんなある日、エルザがまたしても失踪する。誤って転移門に入り込んでしまったせいであったが、それが切っ掛けとなり、仁は懐かしい者たちとの再会を果たすことにーー。 ラインハルトとベルチェの結婚式に新婚旅行、『ゴーレム展覧会』でまさかの大惨事? そして、仁とエルザの進展にも注目な待望の第九幕!
仁の逆鱗に触れてしまったが故に、統一党(ユニファイラー)の野望は阻止され、長い混乱の日々は終わりを告げた。 首謀者であったエレナは、仁の手によって修理、初期化され、懐古党(ノスタルギア)と改名された統一党の再編成を担当し、世の中に貢献できる集団・文明の守り手として第二の人生を歩むことに。 一方、エルザとミーネは、仁のはからいで崑崙島での生活を続け、少しずつだが母と子の関係を取り戻していく。 仁は、故郷を捨て根無し草になったエルザを思い、大手を振って故郷に帰れるようにしてやりたいと考える。 そんな決意を胸に、仁は今回の旅の終わりであるショウロ皇国へと足を踏み入れるのだった。 あのエルザが工学魔法の勉強? まさかの古代遺物暴走!? そしてエルザをショウロ皇国へ帰すためにとった仁の行動とは!? 物語のターニングポイント、ショウロ皇国編開幕!!
「に、兄さま、何、それ。私、初めて聞いた」 降って湧いた自身の婚約話に青ざめるエルザの手をとり、ミーネは仁たちの前から姿を消した。婚約話を持ちかけた兄フリッツを筆頭に、懸命に探す仁やラインハルトだが、土地勘のあるミーネの前では無力であった。 一方、逃避行を続けるエルザたちの前には、賊と統一党(ユニファイラー)が立ちはだかる。抵抗するミーネは深手を負って川に落ち、エルザは統一党に捕らわれの身となってしまう……。 そして、身内に手を出され、かつその仕打ちの酷さに仁の怒りは頂点に達する! 「エルザの乳母を傷付け……エルザを泣かせた。お前等は…………俺の敵だ!」 こうして、統一党へ向けた蓬莱島をあげての徹底報復の幕は切って落とされたのだったーー。 創作も報復も自重しない! 魔法工学師(マギクラフト・マイスター)仁の物語、第七幕の登場!
ディヤウスとしての己の出自を知った上で、その手でメルディエトを葬ったディー。彼の苦悩を包み込むかのように、ヴァレリアはディーと結ばれる。一方その頃、カリンと決着をつけようと願うダンテと、ついにルオーマに直接攻撃をかける用意を整えたルキウスとオルヴィエトはユールローグを出立する。それぞれの相手を迎え撃つべく、カリンが、シャキーラが、そしてディーとヴァレリアが最後の戦いに臨む! 大人気ファンタジーアクション、堂々最終巻!!
オラクル『王』に感染した叡理の下に『悪魔』と名乗る男が現れる。彼は人気アイドルグループのライブを利用したオラクル拡散計画を披露した。「俺と王様でゲームをしよう」人類の未来を巡るゲームが、今はじまる。
ゴーレム園遊会の騒動も収まり、城は平穏を取り戻しつつあった。 それとは裏腹に、クズマ伯爵のプロポーズや、エルザの嫉妬と、仁のまわりは妙に慌ただしい日が続く。 そのドタバタが解決する頃には、ショウロ皇国への出発が近づいていた。そんなある日、仁は旅の間ずっと練っていた「ゴーレムの腕をサスペンションにした馬車」の作成に取りかかる。 ある程度自重はしたが、隠しきれていないその馬車に乗り込み、一行は首都アスントをあとにするのだったーーが! 密かに仁たちへと迫る統一党の影! 調査した遺跡の中に礼子と設計を同じくする自動人形が!? そして、突如暴走と破壊を始める魔導大戦時の秘密兵器『ギガース』! 自重しない仁の漫遊記第六幕! 旅は徐々に熾烈さを増していく!
自重を知らぬ魔法工学師(マギクラフト・マイスター)二堂仁を乗せた馬車は、ブルーランドに到着する。ラインハルトを蓬莱島のダミーである崑崙島に招き入れるため、仁は一旦島へ戻っていった。 一方ラインハルトは友人であるクズマ伯爵のもとへ出向き、そこでビーナという魔法工作士(マギクラフトマン)を紹介される。仁の話が出るや、会ってお礼が言いたいと、ラインハルトに懇願するビーナ。 そうして、急遽ビーナを加えた一行は崑崙島へ向かい、仁の発明に驚愕するのだった。 後日、クズマ伯爵からアーネスト王子の誕生日にあわせてゴーレム園遊会が開催されることを聞かされる。園遊会に出すゴーレムの制作依頼を受けた仁が作り上げるゴーレムとは!?
人体を動物や昆虫、或いは神話的存在に変貌させるデジタルウイルスとデジタルワクチンが存在する近未来。少年はとある事件を追いかけた果てにーー世界の敵となる。これは、異形の王と化し、少女を守った少年の物語。
ゴーレム艇競技の優勝後、蓬莱島の開発をゆっくりと 進めていた仁。ジェットエンジンを完成させて飛行機の作成に成功した仁は、装備品、歯車、武器も開発。そしてついには陸海空の警備ゴーレム作成へとノンストップで突き進むのだった。 一通り開発を終えた仁は、 ラインハルトとの待ち合わせの港町ポトロックへ向かうが、待ち合わせ場所に現れたのはエルザだった。仁と礼子は忙しい従兄の代わりにやってきたエルザとともに、ラインハルトの待つエリアス王国の首都ボルジアを目指す。 立ち寄る町ごとに新しい表情を見せるエルザ、拗ねる礼子。 そして ゴーレムを率いた賊の襲撃 。 自重しない魔法工学師を乗せた馬車の珍道中が始まる! 歩くサプライズ! 待望の旅パート、開幕です!
魔法工学師の二堂仁は、エリアス王国南の玄関口である港町ポトロックへ。港に泊めてあった双胴船(カタマラン)に興味を持った仁は、そこで船の持ち主であるマルシアという少女に出会う。 彼女は五日後に開催される『ゴーレム艇競技』の為に魔法工作士(マギクラフトマン)を探していた。 仁がうっかり自己紹介で魔法工作士と名乗ったが運の尽き。マルシアは仁にチームを組んで欲しいと激しく迫る。そんな彼女に折れた仁は、仕方なく競技用のゴーレムを作ることとなる。 だが、それを快く思っていない者が影で怪しい動きを始めるのだった……。 きな臭さを纏った『ゴーレム艇競技』の行方は如何に!? はたして彼女は仁の協力を得てチャンスを掴めるのか!? 港町を舞台に仁なりの“造船”が今、始まる!
世界にたった一人の魔法工学師(マギクラフト・マイスター)二堂仁の新たな冒険の地は、エゲレア王国の経済の中心、城塞都市ブルーランド。 今回の物語は、魔法工作士(マギクラフトマン)の少女ビーナの商品に仁がケチをつけてしまったことから始まる。 ひと悶着ののち仁は、病気の弟妹を治すべく資金作りをしているビーナに知恵を貸すこととなるが、生み出されるアイデアはやはり一足飛びで……。 舞台を都市部に移し、庶民に優しい価格帯の魔導具を露店販売! 第二幕はお待ちかねの商業パート!
ニコニコ動画で人気のボカロP・囚人Pが描く、悲劇の集大成!突如、理由もなく帝國軍に追われることになったラックスたち。弟のリックスを失った悲しみに耐えながら逃げるものの、新たなる脅威が襲いかかり?
世界にたった一人の存在、魔法工学師(マギクラフト・マイスター)。その後継者に選ばれたのが主人公・二堂仁だ。しかし、転生した研究所には豊富な資材こそあれ食料の類は皆無。1000年もの間、後継者を探していた自動人形(オートマタ)を修復することはできても、自らの腹を満たすことは不可能の仁であった。 やがて転移門(ワープゲート)を使い外出を試みた仁は、暴走により見知らぬ土地・カイナ村なる農村へと飛ばされてしまう。しばらくはこの地に留まり、発明を続けていく事にする仁。 一方、覚醒した自動人形は自ら転移門へとその身を投じ、主の捜索へと旅立つ。 仁と自動人形との再会や如何に? クラフト系漫遊記始動です!