著者 : 一藤木杳子
結城琴子は中学二年生。ある日、琴子が描いた青のグラデーションを見て、「きれいな空だな」って言った男の子がいた。彼の名前は、霧島海。自分と同じ何かを持っている気がして、琴子はだんだん彼に惹かれていった。あの人と話してみたい。いろんなこと、たくさん。でも、彼には彼女がいるという話を聞いて…。
間近に迫った別離のやるせなさから、慎吾くんといさかいを起こしたあたし(流花)は、道に飛び出し、幻花の舞い散る中、異空間へと飛ばされた。気づくとそこは、戦国の世。あたしは、神代花衣という名の巫女になっていた。そして、和都からあたしを迎えにきた中禅寺鷹生と名乗る若武者。このひとは、はるか昔に生きたもうひとりの慎吾くん。あたしは、前世の自分に同調してしまったのだ。
あたし、田野倉萌。ただいまA&Cプロダクションの養成所で、声優めざして奮闘中。いろいろ苦労も多いけど、持ち前の明るさでがんばってるの。ある日、憧れの人気声優・斉木恭也さんと、授業とはいえ共演することになり、大緊張。おまけに、その恭也さんのコンサートに行った帰り道、とんでもない事件にまきこまれていったいどうなっちゃうの。お元気少女のミステリちっく・ラブコメディ。
あたしは流花。高3の春だというのになかなか進路が決まらず、悩める日々。なのに、ふたいとこで幼なじみの慎吾くんは、一言の相談もなく東京の大学へ進学を決めたと聞いて面白くない。モヤモヤした気持ちのまま、出かけた弓道部の合宿で待ちうけていたのは、妖魔の伝説が残る谷。ちょっとした心の隙をつかれて連れこまれた異空間であたし達が出会ったのは。流花&ルカシリーズ第3弾。
あたしは流花。ちょっぴり不思議な力を持った女の子。ある日、うちのクラスに美形の転校生が現れた。火村紫乃というその少年にあたしはなぜか不吉な予感を感じる。一方、家でも大問題が発生。ふたいとこで幼なじみの慎吾くんと、なんと婚約させられちゃったのよ!トラブル続出にあたしはパニック寸前。こんな時、分身のルカがいてくれたら…。好評『1/2(ハーフ)・フシギの七日間』の続編。