著者 : 七野りく
侯爵令嬢エミリアの執事兼婚約者となって数ヵ月。お屋敷ではメイドのお姉さんたちに可愛がられ、学院では貴族と決闘、さらに、攫われた婚約者を取り戻すなど、慌ただしくも充実した日々を送るジャック。そんな彼の下に大陸最強の冒険者として名を馳せる姉(弟を溺愛)が現れー「ジャック、ジャック♪私のジャック♪うふふ〜♪」とエミリアの目の前で抱き付き!?「身内とはいえ、いきなり『私』の婚約者を抱きしめるのは止めてくださいますか?」とお嬢様ージャック争奪戦の火ぶたが切られる!二人の美少女に挟まれたこの状況、借金執事の明日はどっちだ!侯爵令嬢×執事の甘々ラブコメ!
「僕の名前はハル。育成者をしてるんだ。助言はいるかな?」辺境都市の廃教会で暮らす温和な青年・ハル。だが、彼こそが大陸に名が響く教え子たちを育てた伝説の『育成者』だった。彼が次の指導をすることになったのは、伸び悩む中堅冒険者・レベッカ。彼女自身も諦めた彼女の秘めた才能を、『育成者』のハルがみるみるうちに開花させー!「君には素晴らしい才能がある。それを磨かないのは余りにも惜しい」レベッカの固定観念を破壊する、優しくも驚異的な指導。一流になっていく彼女を切っ掛けに、大陸全土とハルの教え子たちを巻き込んだ新たなる『育成者』伝説が始まる!
アレン、生死不明。東都が戦火に包まれる中、届いた凶報に対するティナたち教え子たちの反応は心配や絶望など様々。「先生は大丈夫です!」「アレン様。どうか、どうか御無事で!」「あいつを喪って、真っ暗な世界はもう歩けません」そんな中、東都から始まった王国動乱は留まるところを知らず、アレンは故郷のため、友のため、教え子たちのため、奮戦を続けていた。さらに、ティナたちがいる北都やリディヤたちがいる南都でも隣接国との戦端が開かれようとしていてー!?無自覚規格外な家庭教師が世界を救う魔法革命ファンタジーー家庭教師のため、リディヤは剣を握り、戦場に立ち向かう!
夏休みも後半戦へ。ジェラルド元王子による謀反の一件を受け、療養中のアレンは、「兄は妹を甘やかさないといけません!」-ベッタリなカレンと兄妹水入らずの時間を過ごしていた。一方、それぞれの実家へと帰省したティナたちもまた、アレンという家庭教師との出会いがもたらした日々を振り返りながら、残りの夏休みを家族団らんで満喫していた。しかし、そんな穏やかな日々は、すべて嵐の前の静けさだったー!?東都が戦火に包まれる時、無自覚規格外な教師が世界を救う魔法革命ファンタジーー王国動乱編の幕が上がる!
父の作った膨大な額の借金、さらに祖父と先代侯爵の遺した誓約『子供達を結婚させ、一族となろう!』により、侯爵令嬢エミリアの執事兼、許嫁となったジャック。対するエミリアはー「い、言っとくけど、貴方の許嫁になったつもりはないからっ!」「!そうだよな!破談になるよう頑張ろうな!」「…バカ」しかし、言葉とは裏腹に片時もジャックの側を離れようとせず、帝国魔導学院にジャックを入学させ、自分を頼るように仕向けるがー金はないけど器用なジャックは一人で何でもこなしてしまう!(少しは私の気持ちも考えなさいよ…!)ツンデレお嬢様×借金執事、甘々お屋敷同居生活スタート!
王立学校の前期試験で成績上位となったティナたち。そんな彼女たちがおねだりした試験のご褒美は、アレンの夏期休暇の帰省に同行すること。そこに、第一王女付きの護衛官へと栄転したリディヤも加わり、いざ、大樹がそびえ立つ東都へ!ティナ一行は、アレンの実家にお泊まりしながら、浴衣でお祭り、水着で湖にと夏休みを思いっきり大満喫!しかしその陰で、オルグレン公爵家の監視下で軟禁状態だったジェラルドに謀反の動きがあり!?-「すぐに解決して帰ってきます。僕は約束を破ったことはないですから」無自覚規格外な教師が世界を救う魔法革命ファンタジー!
王立学校に入学して3ヶ月。アレンは、家庭教師業の傍ら、ハワード・リンスター両公爵家による合同商社立ち上げの責任者という大役を任されることに。公女殿下ティナたちもまた前期試験を控え、慌ただしい日々を過ごしていた。そんな中、ハワード家の次期公爵であり、王立学校の生徒会長でもあるステラは、妹であるティナたちの急成長を目の当たりにしたことで、すっかり自信を失ってしまいー!?「…兄さん!ステラが…いなくなったんです」無自覚規格外な教師が、迷える少女の歩む道に灯りを点し、その手を導く魔法革命ファンタジー!
公女殿下ティナとその親友エリーの才能を十二分に引き出し、王立学校へ見事合格させたアレン。入学する教え子たちとともに家庭教師として王都へ戻ってきた彼を待っていたのは…「…強く、なりすぎ、なんじゃない?」「余裕じゃない。これなら本気でやっても大丈夫そうね」かつてアレンが魔法を教えた腐れ縁であり、今は王国にその名を轟かせる『剣姫』リディヤとの一対一での真剣勝負で!?さらにその事件の余波で学校での臨時講師も任せられたアレンは、そこでも固定観念を打ち砕く授業で脚光を浴びてー無自覚規格外な教師の魔法革命ファンタジー、学園編開幕!
「浮遊魔法をあんな簡単に使う人を初めて見ました」「簡単ですから。みんなやろうとしないだけです」社会の基準では測れない規格外の魔法技術を持ちながらも謙虚に生きる青年アレンが、恩師の頼みで家庭教師として指導することになったのは『魔法が使えない』公女殿下ティナ。誰もが諦めた少女の可能性を見捨てないアレンが教えるのはー「僕はこう考えます。魔法は人が魔力を操っているのではなく、精霊が力を貸してくれているだけのものだと」常識を破壊する魔法授業。導きの果て、ティナに封じられた謎をアレンが解き明かすとき、世界を革命し得る教師と生徒の伝説が始まる!第3回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門大賞受賞。