著者 : 七野りく
隣接国との激戦を終え、教え子たちが王都付近に集まる中、敵の策略で激昂したリディヤはアレンを追うために東都に向かう。妹のリィネは我を忘れた姉の姿勢に恐怖を覚えるも、成長したティナの喝でリディヤを追うことを決意。彼女たちも東都に集結することに。一方、孤島でリナリアと出会ったアレンも、彼女の導きにより東都へー。さらには、劣勢に追い込まれたオルグレンも、東都の大樹を奪取するために最後の反撃を開始し!?無自覚規格外な家庭教師は、各地から集結した教え子たちとともにオルグレンの決死の反撃へと立ち向かう!激動の王国動乱編、決着の場所はー東都!
「人類最高の宝飾師“宝玉”の師と言っていいのかな?」辺境都市の廃教会に二年ぶりに帰ってきた、特階位冒険者レベッカ。『育成者』ハルとの再会の場面に現れたのは、今は亡き姉弟子の孫・タバサだった。自分の行く末に悩む彼女を廃教会に招待したハル。抜群の指導力で彼女の秘められた才能を発見しながらも、優しく道を指し示していく。本当の妹が出来たようなレベッカも彼女に接することで自分の目標を再確認し、自らの力に磨きをかけていく。だが、その裏ではタバサたちとハルを狙った大いなる陰謀が渦巻いており!?『育成者』伝説は、新たなる弟子候補を巻き込んで次なるステージへ!
東都から始まった動乱が王国全土への広がりを見せる中、北都の教え子たちも帝国との決戦に備えていた。抜群の精度で天候を予測するティナと、桁外れの事務能力を発揮するエリー。二人の妹に劣等感を覚えるステラだが、家庭教師の教えを思い出すことで、ハワードを導く存在へと変わっていきー!?一方、戦火が広がっていく東都で兄・アレンが遺してくれた大樹を支え続けている妹のカレン。二百年前の『古き誓約』を果たし、兄を救うため、グリフォンに乗って西都へと向かい始め!?教え子たちが無自覚規格外な家庭教師を救うために奮闘する魔法革命ファンタジー。動乱の終結に向け、物語は加速する!
侯爵令嬢エミリアの執事兼婚約者となって数ヵ月。お屋敷ではメイドのお姉さんたちに可愛がられ、学院では貴族と決闘、さらに、攫われた婚約者を取り戻すなど、慌ただしくも充実した日々を送るジャック。そんな彼の下に大陸最強の冒険者として名を馳せる姉(弟を溺愛)が現れー「ジャック、ジャック♪私のジャック♪うふふ〜♪」とエミリアの目の前で抱き付き!?「身内とはいえ、いきなり『私』の婚約者を抱きしめるのは止めてくださいますか?」とお嬢様ージャック争奪戦の火ぶたが切られる!二人の美少女に挟まれたこの状況、借金執事の明日はどっちだ!侯爵令嬢×執事の甘々ラブコメ!
「僕の名前はハル。育成者をしてるんだ。助言はいるかな?」辺境都市の廃教会で暮らす温和な青年・ハル。だが、彼こそが大陸に名が響く教え子たちを育てた伝説の『育成者』だった。彼が次の指導をすることになったのは、伸び悩む中堅冒険者・レベッカ。彼女自身も諦めた彼女の秘めた才能を、『育成者』のハルがみるみるうちに開花させー!「君には素晴らしい才能がある。それを磨かないのは余りにも惜しい」レベッカの固定観念を破壊する、優しくも驚異的な指導。一流になっていく彼女を切っ掛けに、大陸全土とハルの教え子たちを巻き込んだ新たなる『育成者』伝説が始まる!
アレン、生死不明。東都が戦火に包まれる中、届いた凶報に対するティナたち教え子たちの反応は心配や絶望など様々。「先生は大丈夫です!」「アレン様。どうか、どうか御無事で!」「あいつを喪って、真っ暗な世界はもう歩けません」そんな中、東都から始まった王国動乱は留まるところを知らず、アレンは故郷のため、友のため、教え子たちのため、奮戦を続けていた。さらに、ティナたちがいる北都やリディヤたちがいる南都でも隣接国との戦端が開かれようとしていてー!?無自覚規格外な家庭教師が世界を救う魔法革命ファンタジーー家庭教師のため、リディヤは剣を握り、戦場に立ち向かう!
夏休み後半戦。ティナたちがそれぞれの実家に帰省する中、先日の事件を受け療養中のアレンは、カレンと兄妹水入らずの穏やかな時間を過ごしていた。しかしそれは、嵐の前の静けさでーー!? 王国動乱編、始動!
父の作った膨大な額の借金、さらに祖父と先代侯爵の遺した誓約『子供達を結婚させ、一族となろう!』により、侯爵令嬢エミリアの執事兼、許嫁となったジャック。対するエミリアはー「い、言っとくけど、貴方の許嫁になったつもりはないからっ!」「!そうだよな!破談になるよう頑張ろうな!」「…バカ」しかし、言葉とは裏腹に片時もジャックの側を離れようとせず、帝国魔導学院にジャックを入学させ、自分を頼るように仕向けるがー金はないけど器用なジャックは一人で何でもこなしてしまう!(少しは私の気持ちも考えなさいよ…!)ツンデレお嬢様×借金執事、甘々お屋敷同居生活スタート!
王立学校の前期試験で成績上位となったティナたち。そんな試験のご褒美として、夏季休暇に東都へと帰省するアレンに同行することをおねだりしてーー!? 一方、軟禁状態のジェラルドに謀反の動きがあり!?
アレンの指導の下、魔法士として急成長を遂げたティナ。その陰で、姉・ステラは自信を失ってしまっていた。そんな中アレンは、ハワード・リンスター両家による合同商社立ち上げの責任者という大役を任されてーー!?
ティナとエリーを見事王立学校へ合格させたアレン。教え子の成長を喜ぶ彼だったが王都でも難題に巻きこまれ……「たまにはあんたが付き合いなさい」王国に名を轟かす『剣姫』リディヤとの一騎討ちに臨むことに!?
「浮遊魔法をあんな簡単に使う人を初めて見ました」「簡単ですから。みんなやろうとしないだけです」社会の基準では測れない規格外の魔法技術を持ちながらも謙虚に生きる青年アレンが、恩師の頼みで家庭教師として指導することになったのは『魔法が使えない』公女殿下ティナ。誰もが諦めた少女の可能性を見捨てないアレンが教えるのはー「僕はこう考えます。魔法は人が魔力を操っているのではなく、精霊が力を貸してくれているだけのものだと」常識を破壊する魔法授業。導きの果て、ティナに封じられた謎をアレンが解き明かすとき、世界を革命し得る教師と生徒の伝説が始まる!第3回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門大賞受賞。