著者 : 七飯宏隆
ついに姿を表した黒幕“ジョーカー”は、アメジスティアを誘拐しその姿をくらました。それを追う秋人たちは真冬チームを味方につけ、アメジスティア奪還、そして同じく“ジョーカー”を脅威と感じ別行動している“世界”のカードたちを守るために動き出す。お約束の占いトラブルがありつつも、たどり着いたのは極寒の東欧。移動の最中タロット少女たちは戦いへの決意と、戦いが終わってからのことを語らうのだったがー事態は予想だにしない方向に進み!?キスから始まる学園アルカナラブコメディ、堂々の完結編。
バレンタインデー到来。秋人への様々な想いを抱きながら、チョコ作りに精を出すタロット少女たち。しかしその矢先、近隣のチョコ売り場が何者かによって襲撃される事件が起こる。嫉妬深いタロット“恋人”の仕業であると考えた秋人たちは、彼女を捕らえるために動き始めた。残るタロットは少ない。“楽園の占現”を巡る戦いも終幕まであとわずか。意気込む一行だったが、待ち受けていたのはーかつてない「最凶の敵」だった!?相変わらずのちょっとえっちなドタバタを繰り返しつつも、物語は佳境へ…。キスから始まる学園アルカナラブコメディ、怒濤の第9弾。
冬休み。あまり乗り気でない秋人を尻目に大盛り上がりのタロット少女たち。夏からずっと他のタロットが起こす事件に振り回されていたこともあり、ハメをはずそうとみんなではしゃぎまくり!クリスマスにみんなでミニスカサンタになってみたり、アメジスティアを巻き込んで、皆で晴れ着になって初詣をしたり、冬の旅館の温泉でドキドキ&謎のコスプレすごろく対決をやったり…!?ちょっと無防備な少女たちの冬休みを堪能できる、春のように桃色ピンクな短編集をお贈りします。
クラス旅行で近未来テーマパーク『ワールドアヴァロン』にやってきた秋人たち。最先端のCG技術と、様々な趣向をこらしたアトラクションに大興奮…のはずがタロット少女たちは、香澄の告白に対して秋人がした返事の内容が気になって仕方がなくー。ついにはアメジスティアまで参戦し、テーマパークを舞台に秋人を求めたカゲキな追いかけっこがスタート!もちろん、それで何も起こらないわけがないわけでして。そんな中、真冬は秋人のいない四阿本家へと侵入。禁忌とされる占現の力“遠目”の秘密を探ろうとしていたー。タロット少女たちとの関係と、占現の秘密。どちらも急展開の第8巻登場。
二学期。ついにタロットの美少女たちが待ちに待った文化祭が始まった。『占い喫茶』という怪しげな催し物で最優秀賞を狙う秋人のクラスは、マスコットキャラのアヒル三崎や辣腕委員長・結夏の采配、籐子様の財力、そして禁断の魔女っ子コスプレで勝負に出る!!…のだが、「あれ?お、俺の出番は?占い喫茶なのに占い禁止!?」一人アイデンティティの危機を覚える秋人をよそに、優勝候補のはずの占い喫茶に大波乱の展開が!?喫茶の運命やいかに!八久住さんとの『約束』はどうなるー。
「さあ、召し上がってくださいな、秋人様」タロット初の短編集は、いきなりここから読めないこともない、ご試食可能な番外編!麗しの籐子様にコスプレナースで介護されたり、癒し系少女・八久住さんの意外な一面が垣間見えたり、眼鏡チビっ娘・三崎のワンピパジャマが真夜中にめくれ上がったり、天然メイド・志津乃さんが繰り出した“秘技”でみんなの服が大変なことになったり、ヅカ系美少女・真冬が相変わらず男に間違われてキレまくりだったり…。本編よりもラブコメ成分大増量、肌色満載の全五話でお届け。
秋人が幼なじみの結夏と大ゲンカしたその夜、彼の目の前で結夏は連れ去られた。犯人は“吊された男”のタロットカード・鬼堂真冬。圧倒的な力を持つ真冬にリベンジを誓った秋人は、結夏を奪い返すべく無謀な賭けに出る。タロットによる世界の“楽園化”が進む中、起死回生を狙う彼の奇策とは?一方囚われの結夏は、なぜか現役女子高生アイドル・祭永遠と仲良くお風呂に入っていたりして…!?「あれ?ゆいたんって、男の子じゃないよね?」「胸のことは言うな!じゃなくて、こんなことしてる場合じゃないのにぃ!?」怒涛の展開で贈る学園アルカナ「コメディ」…ですよ。
タロットカードを巡る波乱の日常に慣れ始めた四阿秋人だが、相変わらずその占いの腕は冴えない毎日。そして『持ち札』となった美少女たちとの同棲生活は、青少年である秋人には色々刺激が強すぎるようで…。そんな矢先、次の封印(キス)の対象であるタロットが見つかった。鬼堂真冬と呼ばれるその人物は、今までのタロットに憑かれた少女たちとは異なり、巧妙に自身の素性を隠す、謎に包まれた人物だった。しかし、秋人にとっての問題はそちらではなく、タロットである真冬が、“男”だったことで…。
夏といえば海。そして海といえば水着!臨海学校にやってきた秋人たちは、束の間の休息とばかりに波と戯れ大はしゃぎ。しかしその裏で、無敵のお嬢様・籐子は秋人を独り占めすべく、ビーチバレーにクルージングと恐ろしい(?)陰謀を企てていた。はたして秋人の運命は?結夏+香澄連合軍は籐子の野望を阻止できるのか?…そんな騒ぎもどこ吹く風と、孤高を貫く三崎美咲がマイペースに不思議空間を展開し、メイドの志津乃さんやあの猪熊の妹まで加わって、いろんな意味で胸躍る展開に!?キスから始まる学園アルカナラブコメディ、ちょっぴり波乱な第3弾。
勝ち気で意地っ張りな幼なじみ・古城結夏と、長い前髪の隙間から覗く瞳がキュートなクラスメイト・八久住香澄。タロットを司る彼女たちに封印をして、どうにかタロットたちの『御主人様』に収まった四阿秋人は、『持ち札』となった二人と極秘の共同生活を送ることに。しかし残りのカードが襲ってくる気配は一向になかった。そんな時、名門お嬢様女子校・聖ケーリー・イェール女学院にて不可解な“占い”が流行り始める。やがて学院を揺るがす大騒動に発展したその中心には、十年に一人の超お嬢様・鷺宮籐子というカリスマ美少女の影が見え隠れして…!?キスから始まる学園アルカナラブコメディ第2弾。
「ばーちゃんみたいな立派な占現師になる!」夢だけは一人前のふにゃけた男子高校生・秋人は、陰陽道の占家・四阿家の跡継ぎ。でもその占いは「逆に感心するほど当たらない」と、幼なじみの結夏にバカにされるほど。日々精進するものの、夢の実現はあまりに遠い。そんな彼の元へ、ある日風変わりな依頼が舞い込む。封印された木箱。不可解な占具。怪しげな金髪美幼女。そして占うのはー『楽園の在処』。起こるべくして起きた異変の中、秋人は決死の覚悟で事態の取拾を図る。でもその鍵となるのはー「は?…結夏との“キス”だって!?」タロットカードを司る少女たちと『支配』をめぐる、学園アルカナコメディ登場。
夏休み。克喜たちは、林間学校で高天原高原へ行くことに。そこには、座敷童と敵対する存在・ワラシモドキの“閲覧者”である帯刀脩が参加していて、彼を見張るために未麒と夕琴も克喜に同行していた。一方、克喜のクラスメイト・柏木よう子たちは、水遊びに肝だめしなんて、避暑地でのバカンスを夢見ていたが、前・生徒会長の万里小路に三千院までやってきて…そして、座敷童たちも妖しく動き出して!?イマドキの座敷童が贈る学園ストーリー、物語最大のクライマックス突入。
「わたくし万里小路柚祢は、一年A組の守屋克喜君に、次期生徒会長として立候補することを正式に要請します」平凡な日常を幸せに過ごしていた克喜は、そう一方的に通達された。本人の許諾もなく着々と進む次期生徒会選挙。豊葦学園名物の三兄妹が主役そっちのけでしのぎを削る中、克喜のクラスに転校してきた謎の少年が、座敷童の宿敵・ワラシモドキのパートナーである“閲覧者”だとわかり…!座敷童の秘密が紐解かれるシリーズ佳境編登場。
鎌倉に研修旅行へやってきた克喜たち(座敷童の未麟付き)。楽しく遊び、楽しく学びをモットーに、充実した研修にしようと心に誓っていた克喜だった…が、そこでも当然、同じ研修メンバーで豊葦学園名物のひとり・柏木よう子の暴走は止まらなかった。その見惚れる程の可憐さとは裏腹に、天然系傍若無人な振る舞いは健在で…!そんな騒動の中、鎌倉ネイティブの座敷童“伏宮”譲音が、謎の敵・ワラシモドキに襲われていた。未麟が駆けつけ、無事助けたのはいいものの、この少女も天然系傍若無人キャラで!?イマドキな座敷童の物語、第三弾。
酒好きで、なぜかセーラー服姿で、学園にもついてくる座敷童なんて聞いたことない。僕・守屋克喜は、ちょっとヘンな女の子…にしか見えない座敷童・未麟にあいかわらず振り回され続ける毎日だった。それだけでも大変なのに、豊葦学園名物の“あの3人”にも興味を持たれてて、そのひとり、柏木よう子から、「だって、あたし、守屋くんの彼女だよ?」なんて交際宣言までされて…!?しかも、座敷童の“敵”まで襲いかかってきた!いったいこれから僕はどうなるんだろう…。第11回電撃大賞“大賞”コンビが贈る、イマドキな座敷童の物語。
ドアを開けたら、目の前にセーラー服の女の子がいた。部屋の住人である僕は硬直し…そして、その少女は叫んだ。「うおぉっ!じ、自由だっ!」-これが、僕・守屋克喜と彼女・“座敷童の未麟”のファーストコンタクトだった。僕は、ちょっとヘンな女の子…にしか見えない座敷童と同居を強いられることに。おまけに今年から通う豊葦学園も、変わった人たちばっかりで、いったいこれから僕はどうなるんだろう…?第11回電撃大賞大賞コンビが贈る、イマドキな座敷童の物語。
もしも、世界が滅びてしまったら?もしも、家族と信じていた人々がそうでなかったら?もしも、自分が世界で最後の人間だったらー?その少女は、五人の家族と老犬トッピーと一緒に“箱庭”で暮らしていました。家族みんなの笑顔とやさしさに囲まれ、とても幸せな日々を過ごしています。-しかし、その幸せは偽りでした。世界はとっくの昔に滅んでいて、家族だと思っていた五人はすでに死んでいて、トッピーだけが唯一生きていて…。少女は『世界でたったひとりの人間』でした。第11回電撃小説大賞受賞。