著者 : 三船いずれ
青を欺く2青を欺く2
ウソだけが特技の俺、城原千太郎は後輩・霧乃雫の手で役者に!夏休みに、海辺の町へ撮影合宿に行く俺たち。今回の作品は観光協会に頼まれた地域PR映画。初めての案件に気合も入り順調だった撮影だが、主役の桜がラストシーンで失敗を犯してしまう。完璧主義な桜の、役者として致命的な欠点。それはー「ワタシ、まったく泣けないの」これを発端に有名女優の母とも衝突し、桜は役者を辞めて霧乃のチームを去った。でも、このままじゃ夏は終われない。「きれいなバッドエンドと、ぐちゃぐちゃなハッピーエンド。先輩はどっちが好きですか?」なんて、そんなの決まってる。桜の気持ちを取り戻すために、俺はー!
青を欺く(1)青を欺く(1)
第19回MF文庫Jライトノベル新人賞“優秀賞”受賞作。俺、城原千太郎はウソつきだ。空っぽな自分は表に出さず、他人の仮面を被って毎日をやり過ごす。だがそんな高校生活はある日、小悪魔かわいい後輩女子・霧乃雫に打ち砕かれた。『映画監督』の霧乃は「ウソつきは、役者のはじまりです!」と俺を自主制作映画に引きずり込む。しかも期待でキラキラした顔で撮りたがるのは、俺が演じる「最高にイケてる役」!?加えて学級の人気者だが本性はサバサバ系女優の桜に、体育会系のボス・石田もチームに入り撮影はスタート。しかし、とあるトラブルから映画作りは難航してしまう。その裏には霧乃の隠し持った想いがー?ウソだらけで、間違って。でも、この青春はきっと止まらない。
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