著者 : 不確定ワオン
帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。 2帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。 2
風待薫平17歳。ひょんなことからできた妻のアオイはドラゴン、子供のジャジャとナナも双子のドラゴン。育児生活にも慣れはじめ、一家は慌ただしくも平穏な日常を送っていた。だがそんなある日、突如として風待家を訪れたのはアオイの母であるユールことユーリエルであった。人とドラゴンは決して相容れることはない、そう頑なに信じるユールは、圧倒的な力の片鱗を見せ、アオイとジャジャ、ナナを連れ去ってしまう。自身の無力さに打ちのめされ、ひとり取り残された薫平ではあったが、妻と子供を取り戻すことを諦めることはしなかった。彼は立ち向かう。矮小な人という存在でありながらも、圧倒的な存在のドラゴンへ。それはすべて大切な宝物ー家族を取り戻すため。
帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。 1帰宅途中で嫁と娘ができたんだけど、ドラゴンだった。 1
「助けてくださいっ!私の子供がさらわれたんですっ!」ある日ひとりの少女・アオイノウンにそう助けを求められたのは、風待薫平17歳、もちろん独身。わけもわからないまま、誘拐犯のトレジャーハンターから奪い返した風呂敷から出てきたのは、何と大きな卵。アオイノウンはドラゴンの少女だったのだ。さらに薫平が触れたことで、2つの卵が突如孵化し、玉のような2匹のドラゴンの赤ちゃんが誕生してしまう。「良かったねーパパが抱っこしてくれて」え…?冷静になろう冷静に。「あ、私はスカイドラゴン!そして2匹は私の赤ちゃん。パパはあなたです!」風待薫平17歳、突然既婚?2児のパパ?冷静なんてそんなの無理!薫平とドラゴンの嫁、そしてドラゴンの娘たちとの平凡で平凡じゃない毎日が、今ここから始まる!
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