著者 : 中原涼
『アリス大学附属中学校』は、入試問題もユニーク。中でも、国語のひねくれぶりには、タカシやひろみたちも、すっかりお手あげ…。国語の問題って、けっこう奥が深いよね。正解がいくつもありそうだったりするし。そこでこのたび、迷える国語難民のために、中原涼&国語問題研究会が立ちあがった!『アリ中』の入試をおもしろまじめに大研究。すると、「帯たすき」の法則や「正解配置三二五四一」の法則など、さっそく新発見が…。
胸キュン・ペアーの背中に白い羽が!ここは「天使の国」。天使たちが手にしている恋愛測定器を恋人たちに向けると、ホントの恋かどうか、わかっちゃうんだって!?天使のお仕事といえば、素敵なカップルを結びつけること。ところが、下界では“間違った恋愛”が横行している。何者かが、天使の矢をでたらめに放っているらしい…!アリスの行方もわからないし、神様M1ヘルプも、今回はなぜか二回きり。どうする…。
好きな時代に自由に行けるとしたら-。秋里ちひろが、担任の中田イチロー先生の“謎”を知ったのは、放課後の学校の駐車場。なんと先生は未来人!そしてオンボロ車は、23世紀製のタイムマシンだったのです。困惑する先生に、クボピン、トマジューを引き連れ、ちひろは、幕末の京都に降り立つ。そこへいきなり、血まみれの坂本龍馬が-!?中原涼の時を駆ける新シリーズ。ナビゲーターはクロモのパンダこうもり。楽しんでね!4次元ミラクルワンダーランド「タイムトリッパー」ちひろ、最初の冒険は。
胸キュン・ペアーは、2次元の世界へ-。アニメの登場人物になりきったタカシが、逃走した強盗の車に飛びのれば、ひろみはアジトに殴りこむ。ゆかりとラブロマンスで盛りあがったトシオは、巨大ロボットの操縦席に…なんだか楽しそうな「アニメの国」。でも油断は禁物!何者かの陰謀でストーリーが混乱してるこの国で、なりきりすぎると、元の3次元世界には戻れないんだって!!アリスは、いったいどこにいるの-。
「ひとつぶのガムで、思いどおりに変身!!」なんて、あやしいキャッチ・コピーにだまされてはいけません。だって、ここは、アリスを誘拐した“変身の国”なんだから。ほら、あっというまに、タカシは桃太郎に、ひろみは悟空に、トシオは黄門さまに、そしてゆかりは、なんと印籠になってしまった!これじゃ、アリスは、いったいなにに…。急げ!早くしないと、もう元に戻れない。
お金の国で、アリスが“株”になって売り出されてしまった!買い戻すためには、なんと、五兆円が必要だってぇ!?そこで、まず、お金もうけから始めることになった胸キュン・ペアー。恋と同じで、どうやらタイミングが鍵をにぎる株のしくみ。成功すれば大富豪、失敗すれば大貧民。気がつけば、ローン地獄なんてことも…。マネーゲームに勝てないとアリス絶対絶命。
情熱の国で『元気になる水』の原料にされそうなアリスを救出に向かった胸キュン・ペアー。そこには、過酷な試練が待ち受けていた!トシオは、女王様の愛のビビビ光線を受けて、千番目の愛人になっちゃうし、タカシは、いきなり闘牛士にさせられるし、ゆかりは、大胆なサンバの衣装を着せられ、カーニバルで踊りつづけなきゃならないし…。早くアリスを助け出さないと、このままでは、情熱のパワーでみんな燃えつきちゃう。
「うおおお〜っ。びやああ〜っ!!」ジェットコースターは、絶叫する胸キュン・ペアーを乗せて、恐怖の国へ!ここでは、人類を恐怖のどん底におとしいれるため、最終恐怖兵器の“アリス爆弾”を作る計画が!?早くアリスを見つけて脱出しないと、いくら食べてもおなかがすく食欲地獄で、ひろみやゆかりが、おデブになっちゃうし…。助けてMI、アリスを絵本の世界に帰して。
アリスが“勉強の国”に誘拐された!?さっそく出動した胸キュン・ペアーが、まちがって着いたのは“不勉強の国”。なんたってここでは勉強すると叱られるんだから、タカシやトシオにとっては超ラッキー!しかし楽なことは続かない。めざす“勉強の国”のパズルは難問奇問あたりまえ!いきなり勉強熱心なサルに敗れて、めげるタカシ…。こんなことで無事アリスを救出できるの!?ガンバレ、胸キュン。
誘拐されたアリスを救出するため、テレビの国に来たタカシとトシオとひろみとゆかり。ここには、ニュースやワイドショーやクイズなどの街がある。電波人間になった者は、同時にいろんな街に顔を出せるんだ。「テレビの国」でアリスもアイドルデビュー!?でもそうなると、何人ものアリスができちゃうし、元に戻るとき一気に年を取っちゃうんだってぇ!?“おばあちゃんアリス”じゃ物語に戻れない。急げ、胸キュン・ペアー。
アリスがサラダの国に誘拐された!どうやら、日の当たる地上で暮らす権利をめぐる野菜たちの革命に巻きこまれたらしい。なぜ、アリスが?…まさか、サラダにされるってぇ!?そんなことになったら、世界じゅうのアリスの小説から主人公が消えちゃう!タカシたち胸キュン・ペアーは、難関パズルをクリアして、立ちはだかる謎の翔野との対決に勝ち、無事にアリスを救出できるのか。
アリスが王様の国に誘拐されちゃった。さっそく救出に向かった胸キュンペアー。ところが、どっちを向いても王様だらけ。どうやら、“本当の王様”になるためにはどうしても足りないものがあって、それを満たすためにアリスが連れ去られたらしいの。「神様のほうが王様より偉いんじゃ」なんて威張ってないで、M1も力を借してよ。でも、メチャむずかしいパズルを解かないと進めない。早くしないと、アリスが危ない。
えっ。子鹿に化けた悪者に、アリスがさらわれたって。おまじないの国に連れ去られたアリスを救うため、タカシたち四人は派遣されたんだけど…。おまじないの国では、大切なおまじないの一つ一つが効かなくなってて、大混乱中。どうやら、脳壊王一派がこの国を支配しようと暗躍しているらしいんだ。アリスの命が危ない。タカシたちの救出は間にあうんだろうか!?がんばれ-。
秋の夜空に輝く、やぎ座のまん中に、ポッカリ開いている「天国への入り口」。その向こう側へ連れ去られたアリスは、星座になってしまうの?でも、天国ならば、もう二度と誘拐されず、幸せに暮らせるのかもしれない。ちが〜う。星座になるということは、世界じゅうから物語ごとアリスが消えてしまうことなのだ。さよならなんて、できない。夜空に“アリス座”が美しく瞬くまえに、早く助けださなければ。急げ、胸キュン。
タカシは、黒雲に乗って追いかけてくる美女を見て、生つばゴックン。心臓をわしづかみにされたみたいだった。ところが、これは魔物たちにノルマを課せて、人間にいじわるをして楽しんでいる、イジワルの国の女王さまなの。そして、ドジをふんだ魔物には、きびしい「おしおき」が。アリスを誘拐したのも、人間を困らせようとする女王さまの仕業-。ところが、その陰に、あの翔野が。これは、胸キュン・ペアーへの挑戦状なの?
「判決。前向きに歩いた被告人を死刑に処す」ウシロノ大統領は、明るいことや前向きなことが大嫌い。だから、明るく健全なアリスが誘拐されてしまった。この国では、歩くときもうしろ向き。わかってたけど、アリスを探しだすためにアセッていた胸キュンは、うっかり、前向きで…だからって、なにも死刑なんて!鳥のエサにされる胸キュン・ペアーは、後野平原に追放。やっと、アリスを見つけたけど、「うしろ姿」が怪しいぞ。
「ねえ、M1が好きになった人って、誰?」ひろみの質問に、がらにもなく照れて照れて照れまくっているM1。恋のお相手は、なんと純潔の女神アルテミス。かなえてあげたい初恋だけど、そこで“待った”コール。恋のぬけがけを企てるオディッセウスが、時間をかせぐためにアリスを誘拐した。救出に向かう胸キュン・ペアー。だけど、M1は恋わずらいで役に立たないし…。こんなとき、神様につける薬は、ないの。
同級生の江藤と佐川は、心霊写真を撮ろうと、真夜中の墓地へやって来た。その写真には、墓石の上に人の顔が。実験は成功に見えたが、二人のまわりでは奇怪な現象が相次ぐ…。霊に取り憑かれたのか。助けを求める江藤の前で、霊能少女・井筒志穂は、大きな瞳で一点をじっと見つめ、静かに呟いた。「霊は、そのカメラで自分を写してほしいのです」。そこに、十年前の悲しい事件が明かされる。十五歳の霊能少女志穂、初登場。
いくら、アリスが「食べてしまいたいほど可愛い」からって、ギョーザにしちゃうなんて。料理の国では、グメル大王の主催で、史上最高の料理を競うコンクールが開かれる。そこで「究極メニュー」にされるため、誘拐されたアリス。しかし、ほんとうの目的は、いつも人間に食べられてしまう料理たちが、“基本的人権”を獲得しようとした革命だったのだ。「バニラ味の野菜いため」で大会に出場する胸キュン・ペアーは、優勝できるの。