著者 : 九月文
ただ、もう一度会いたかったー華陽国大将軍の娘・凛瑛は、父の命で後宮の妃選抜試験に潜入する。襲撃による譲位後、不穏な後宮で皇帝・宗煕の護衛をするために。凛瑛にとって宗煕は、密かに慕うかつての師兄。だが、ようやく会えた彼に昔の面影はなく「いますぐ帰れ」と突き放されてしまう。それでも彼を守りたいと後宮に残るが、試験中次々事件が起こり、やがて凛瑛自身も狙われて…!?烈々たる中華後宮物語・開幕!
“夢占”-それは夢から天運を導く占い師。共寝相手の夢を占う“夢占小華”こと綾華の下に皇宮から使者が。お客さまは皇帝陛下!?でも新皇帝は難アリの人物という噂が…。「夢占小華は少々お高うございますよ?」せいいっぱいの虚勢で全力拒否!したものの「お手並み拝見といこうか、夢占小華」皇帝陛下と、危険な夜がはじまりました!?
都の権力争いから領国を守るため、宮中に入った透子。幼い頃に大切な約束を交わした姫宮は、敵ばかりの宮中で心を許していた朱雀院の宮だったー隠されていた真実にくわえて、幼なじみの龍尚からの求婚に透子はとまどう。一方朱雀院の宮は藤原氏と共謀して、梅壷の更衣・紗子を宮中から下がらせる。その裏には朱雀院の宮と藤原氏との縁談が?はたして朱雀院の宮は敵か味方かー長年の想いが花ひらく平安恋絵巻、第3弾!
男装して皇宮御用達商人として活躍するマィヤ。常に側にはお目付け役のサフィードがいるのだが、彼は買い付けの旅へ…ところが、どこかいつもと違う気がする!不安を隠しきれないマィヤに、その時サフィードの祖国であるファルナスで内戦が起きるかもしれないという情報が!!何も言わず旅立ったサフィードを追いかけ、ついに彼の過去を知ったマィヤはー!?
帝の寵姫である叔母・紗子を守るため、宮中に入った透子。手に入れた平穏な日々も、公達が「紗子を女御に」と言いだしたことで一転、ふたたび弘徽殿からの嫌がらせがはじまる。弘徽殿に物の怪が現れたのは紗子の呪詛のせい、と疑いをかけられてしまい、透子は朱雀院の宮と物の怪を追うが、物の怪が現れる先にはいつも、紗子を女御に推挙した若き公達・帥の宮の姿があって…?七星の想いが絡みあう平安恋絵巻、第2弾!
大商人の令嬢だけど少年姿で商売に励むマィヤ。そこに突然「皇帝になれ」との命令が。実はわたし、女なんですけど…えっ、報酬は思いのまま!?皇帝代行を始めたマィヤの元にまさかの“花嫁”が!しかも異国の王女の花嫁はサフィードと顔見知り!?マィヤは自分と出会う以前の彼の過去が気になってー?ピンチもラブも大増量!二人の関係が動きだす第2巻!
大納言家の姫ながら女房勤めをする透子は、公達の誘いを躱しまくった結果、ついた呼び名が「今小町」。女たちの嫉妬にも負けず一心に働くのは、叔母・梅壷の更衣を守るため、そして大切な「約束」のためー。だがある日、透子は宝物・七星剣の窃盗容疑をかけられてしまう。窮地に陥る透子の前に現れたのは、すべてを兼ね備えた人物と評判なのになぜか透子にだけ冷たい朱雀院の宮で!?七星の宿命が紡ぐ、平安恋絵巻開幕!
皇宮商人の娘マィヤは、帝都一の大店を目指し御曹司アティルとして商談に励む日々。店の後継者と目される先輩商人サフィードに「女だという自覚を持て」と叱られながらも少年姿で店先に立つマィヤの元に、父が皇宮で行方不明との報せが!!父を捜しにアティルとして潜り込むとそこにいたのは煌びやかな王子様ばかり??えっ、“女帝陛下の後宮”ってどういうこと!?
きっと帰る、あのウサギを抱きしめるためにー帝国に騒乱を引き起こした罪の対価として、アズィール皇帝が求めたのはなんとシリスの左腕。次々に仕掛けられる皇帝の罠。その連鎖を断ち切るために、シエラへの想いを胸に秘めながら皇帝の許で突破の糸口を探るスメラギ。誰も切り捨てたくない、絶対にあきらめない。大切なものを守るために、王女シエラが下した光の決断とは!?“帝位継承編”完結!そして物語は最高潮に!!
アズィールでの後継者争いの中、暗殺されかけた第一皇子・アルシェイドを保護したシエラたち。旗頭不在の第一皇子軍を支えるため、アルシェイドに扮してアズィールに単身乗りこんだスメラギを、不安の中待ち続けるシエラ。そんな彼女の下にスメラギが内通者の罠で囚われたと報せが届く。敵対する第二皇子・ラサルスの要求は、スメラギの首ー。シエラは空駆けてスメラギ救出に向かうがー!?“帝位継承編”第2弾!
敵国アズィールにて皇帝の後継者争いが勃発し、第一皇子アルシェイド対第二皇子ラサルスの、戦いの火蓋が切られた!「俺にはなんの関係もないことだ」と言う黒竜隊隊長スメラギだが、帝位継承権を持つ彼がいつ巻き込まれてもおかしくはなく、シエラはヒヤヒヤしっぱなし!そんな時、前線エルヴァ砦で戦況を傍観していたシエラとスメラギの目の前に、突然アルシェイド軍の一船が姿を現して!?急展開の“帝位継承編”スタート!
刺繍好きの貴族の姫・ユァンの夢は“彩師”になって、皇帝に贈る作品を作ること。そのために結婚なんてしていられない。そんな彼女の前に現れたのは、見知らぬ婚約者・流星だった。宰相家の跡取りで幼なじみだという彼を、ユァンは全く覚えておらず…?流星から好意を伝えられて戸惑いながらも、夢を諦められないユァンは、作品を納めるために訪れた宮で、偶然出会った皇帝・月渓に気に入られ、宮廷に来いと誘われてしまいー!?運命の糸が絡み合う中華ラブファンタジー。
臨時講師を頼まれた黒竜隊隊長スメラギと共に、王都神学校を訪れた王女シエラ。偶然幼等部で見かけた他の幼竜と比べて、自分の誓約竜・ルーが丸くて太っていることに気がつき、ダイエットをさせようと試みるが…。その他、スメラギとシリスの学舎時代の出会いなど、登場人物たちの知られざるエピソードが詰まった珠玉の1冊。キュン死必至!?ルーの日常をのぞき見た「るーのにっきちょう」もオマケつき。
敵国アズィールから皇子スメラギと王女シエラの婚礼を求める親書が届き、王宮内は大混乱!隊長とは結婚したいけど、ローレンシアの王女としてこの申し出は絶対に受けられない!「なんとしても突っぱねろ!!」というスメラギの言葉を胸に、シエラは帝国の使者と対峙することに。しかしスメラギ排斥を目論むローレンシアの“貴族派”の邪魔に遭ってしまい、まさかの交渉決裂!次期女王候補は、最大の関門を突破できるの!?-。
鬼隊長と王女シエラ、別れの時が訪れるー!敵国アズィール帝国の皇子だった黒竜隊隊長スメラギ。国内の混乱を避けるため“学園都市”リュースへの配置換えが決まり、ルーシェも一緒についていくことに。しかし「俺はおまえの傍にいられる人間じゃない」と距離を置かれて、大ショック!しかも、新たにスメラギの婚約者まで現れて!?私は隊長と離れたくないのに…。次期女王候補、恋の試練をどう乗り越える。
王女シエラVS猛禽系皇子。食うか食われるかの恋の駆け引き!!黒竜隊隊長スメラギと同じ顔をした帝国の皇子アルシェイド。そのせいで、スメラギは密偵容疑をかけられ拘束される。しかも、シエラは冷徹で強引なアルシェイドの手を扇で払い「私と婚礼を求めるならば、ひとりの異性として夢中にさせてくださらない?」と言ってしまい!?「おもしろい」と笑う百戦錬磨なアルシェイドに、なりたて次期女王は立ち向かえるの!?-。
王女シエラの成人の儀。失敗すれば廃嫡の、運命の日が訪れる!!シエラは身分を隠し、竜騎士団で修業中。片想いが実って黒竜隊の隊長スメラギと両想いになれたけど、「見習い騎士ルーシェは、王女シエラなんです」のひと言が言えないまま。告白のタイムリミットは目前に迫った16歳の誕生日まで!それなのに、初デートでも大ゲンカをしてしまい!?隊長に、こんな形で正体を知られるなんてー竜騎士見習い、ついに卒業。
鬼隊長に片想い中の王女シエラ、ひとりぼっちの応援任務!?シエラは身分を隠し、竜騎士団で修業中。ひそかに想いを寄せる黒竜隊の隊長スメラギから、「明日から赤竜隊の応援へ行け」と言われ、離ればなれにしょんぼり…する暇もなく、団長シリスから任されたのはグリフォン密猟の秘密調査。ちび竜ルーと向かう先は国境の前線地帯!!でも、密猟者を捕まえるはずが、狙われたのはシエラ自身で!?竜騎士見習い、大ピンチ。
王女シエラの初外交、失敗は許されない。シエラは身分を隠し、竜騎士団で修業中。鬼隊長スメラギには怒られてばかりだけれど、そばにいたい想いはつのっていくばかり…そんな中、シエラは王女として帝国の皇子の接待を命じられる。だけど、その側役にはスメラギがつくことに!?王女とバレれば今の関係が壊れちゃう。「今度こそ絶対気づかれる!!」秘密がいっぱいの王女と竜騎士の二重生活、一体どうなっちゃうの。