著者 : 二ツ家あす
今日から、あやかし町長です。二今日から、あやかし町長です。二
「人とあやかしの共存は、むずかしいかもしれんなぁ」-野狐・百重の言葉を、七生は聞いていた。人とあやかしの共存計画が進む龍神町。そんな中、あやかしが人を襲いそうになる事件が起き、異種族間がぎくしゃくし始め…!?確かに、と、人ながらあやかしたちの長になった七生は思う。友情の示し方や恋の仕方なんか、人と違って驚いたりする。でも、みんながいいやつだってことも知っている。だから、ここをおまえたちの故郷にするまで、諦めない。新米あやかし町長、今日も人とあやかしの調停役をがんばり中!!
今日から、あやかし町長です。今日から、あやかし町長です。
祖父の文房具屋を継ぐため、故郷に戻った赤城七生を待っていたのは、あやかしの団体さんだった。「私たちには、ほかに行き場がないのだよ」-野狐・百重が、ニッと笑う。過疎の町では生き残りをかけ、人とあやかしの共存計画を進めていた。しかし異種族間にトラブル続出、龍神の末裔である赤城の血筋が、調停役=あやかしたちの町長をやれという。俺はただの人だぞ!という主張は通らず、トラブル解決にかり出され!?人の“あやかし町長”と、人に捨てられ行き場をなくしたあやかしたちの、“居場所探し”物語。
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