著者 : 井上ほのか
「4人めの聖痕天使になるのは誰?」摩斗耶、ルネ、宵子。ライト・エルフ王家最後の王子リューネルフリードを守護し、ダーク・キングたちと闘う天使たちの目下の関心事はこれ。新たな味方は新たなライバルだもの。東京湾人工島の巨大パルテノンで、その摩斗耶たちが出会ったのは、美貌の天才少女ピアニスト明王寺艶奈。全てを手にする彼女が、実は闇の連中と契約を結んでいたなんて…!白熱する光と闇の対決が生みだすものは。
「リューネルフリード様ッ!」そう強く思ったとき、胸の奥に力がわいてきて、聖痕が紅くうかびあがる。そのとき、あたしたちの背には聖痕天使の翼が現れるという。ライト・エルフ王家の親衛隊に変身するのだ。でも、その姿は、「…ええっ!?何、これ!?」派手も派手!こんな格好で戦うなんて、あたし、絶対イヤだからね!!天使的大活劇シリーズ、絶好調の第2弾。
あたし、浅羽摩斗耶。フェリシア女子学院の1年生。大好きなパパが死んでから、あたしには憎らしい相手がたくさんできた。こんなところ、出ていきたい。いっそ死んじゃおうかと思ったとき、あたしは信じられないような光景を見てしまった。中庭のダビデ像が歩きだしたの!あとをついていくと、そこには、息をのむほどきれいな金髪の男の子が眠っていて…。天使的大活劇シリーズ、さっそうと登場。
「死体が消えたッ。まさかあの石棺から」信じられないことだったが、地下納骨堂から遺体が忽然と消えてしまっていたという。しかも後には一通の文面が残っていた。「ラコシへの捧げものは、ラコシが守っている。この忠言に従わぬときは、罪あるものは死なねばならぬ。二人目は水で死ぬ。三人目は火で死ぬだろう」犯人からの新しいメッセージらしい。…セディ・エロル、命がけの解決編。
-この神殿で怪物の宝に手をつけた盗人は、ラコシに追われて必ず生命を落とす-ウィンタース家に長年伝わるラコシの呪いが、パーティーの日、よみがえった。次々に起こる爆発、殺人。われらがミス・マンディまでが危うい目に-。さあ、僕の出番だ。悪人ども、ここからはこのセディ・エロルがお相手をするよ。待望のシリーズ第4弾、いよいよ登場。
「消えたぞッ…消えた。」-姿を消した、魔船の妖術士。その生死を占うため、香港の術士たちは黒い蝋燭に灯をともし、一昼夜、見守り続けていた。そして夜明け近く。街に歓喜の声がこだまする。この灯が消えたからには、奴はもはやこの世にはいないのだ。だが、魔性の闇に守られた“影の城”に潜む何かに、人々はまだ気づいていない…。香港三部作のラスト、いよいよスタート。
悲しい伝説が生きるお城からきた、勇敢できれいなオオカミ。真名子はいまでも思うのです。あれはちょっと恋だったかな…。-桜の花の咲くころに、わたしと克樹が出会ったのは、オオカミという意味の名前をもつ異国の男の子。恩人の愛した人をさがす彼と一緒に、京都へ向かったわたしたちを恐ろしい事件が待ちうけていた。これはもしかして“呪い”なの…。
栄光と豪奢の都・香港。繁栄を続けるこの地に、ふってわいたような“幽霊船”事件。人々は恐怖におののくが、これはまだ、次に始まる惨劇の、序章にすぎなかった…。涼・雨宮。ネオ・ナリタの妖魔“アルディーン”という、もう一つの顔をもつ彼は、ヒョンなことから、香港の“幽霊船”事件にかかわるハメとなる。もちまえの正義感と好奇心から、事件解決にのりだす涼だが…。『元宵節』を舞台に、香港3部作スタート。
現代の怪盗S79号ことデニス・オブライエンといえば、世界中の警察が血まなこになっても捕まらない、天下無敵のおたずね者だ。彼に狙われて盗まれなかったものは、今まで1つもない。ただ1人の少女の心を除いては。ところが、華麗なる天才怪盗の彼ですら、その昔、震えが止まらないほどの恐怖を味あわされた事件がいくつかある。それがこの、ロマンチック・スリラー短編集なのです。
悪の栄える犯罪都市ネオ・ナリタ。元気者の真夜子のもとで暮らす、天才少年・涼のなかには、伝説の妖魔が潜んでいる。その名は、アルディーン。誰も制御できなかったすさまじい呪力で、涼は今夜も、“悪”に立ち向かう。ところが、思わぬ相手が目前に。香港の女頭目・梨花夫人。妖艶な美貌と毒をふくむ色香は、男たちを狂わせる。涼も、うつろな目じゃ、陰で笑う本当の敵の毒牙は見えない。目を覚ませ、闘え、涼!愛する者のために。
妖魔アルディーン-凶悪な犯罪都市、ネオ・ナリタの人々ですら、この名を聞けば、恐怖に震える。とり憑かれた者は、我を失い、血に飢えた殺人鬼と化し、破滅するという。連邦暦211年。アルカデミアのIQ250の天才少年・涼は、この魔都で明るく生きる真夜子と出会う。そして、闇から街を支配する“悪”の存在を知ったある日、彼のなかにアルディーンの声を聞く。危険きわまりない妖魔に選ばれた涼の冒険が、いまはじまった。
暗黒街のボスから、殺人事件の謎解きを頼まれた眉子。真犯人をつきとめなきゃ、怪盗S79号(デニス)は、悪魔どもの手先にされてしまう。恋がたきのピンチだから、ダンは冷たいし、この事件、悪い予感がする…。
超人気アイドル・八手真名子には、秘密が2つあるの。それは、克樹というBFがいることと、ふたりが、そう、名探偵だってこと!ふたりが共演する今度の映画。とんでもないメンバーがスタジオにそろったの。女の子殺しの“限界美男”の清四郎や、大会社の令嬢アイドルに、元祖ワガママ大女優などなど…。ところが、ガールハントに異常なくらい燃える清史郎の秘密に気づいたときには、スタジオの惨劇は、もうはじまっていたのです…。
マユコです。内気で本好きの私には、ひとつ秘密があるんです。それは、大人顔負けの少年名探偵「セディ=エルロ」になれること-素敵なダンと出会ったのもそのおかげなの。さて、今回の事件は、海の匂いがする金髪の美女が城に現われて村を滅ぼす、という、ちょっと怖い人魚伝説のある地方が舞台です。城の中の人たちが次々殺されてしまう事件を探っていたダンが、城の奥の迷宮に閉じこめられてしまったの。セディの出番よネッ!
お元気してますか?八手真名子は16歳になりました。美少女アイドルNO.1、すごい人気はいいんだけど、心配のタネは、BFの克樹のこと。ちっとも恋が進んでいかないの。おまけに、ミステリ好きの克樹に事件の謎解きを依頼してきたのが、あでやかな日舞の師匠。な、なんと17歳の未亡人!もオッ、克樹に色っぽい流し目送るの、やめてよネッ!ところがこれ、強気の克樹が初めて頭かかえる超難事件。やっぱり真名子じゃなくっちゃ。
私、マユコ。大自然に囲まれた、カナダ生まれの14歳。ちょっと内気で本が好きな女の子。ところが、事故のショックで、な、なんと、男の子、しかも本のなかの主人公になってしまうんです。その名は、「少年探偵セディ」。だけど、こうしちゃいられない。助けてくれた、天才科学者・ゴーバル博士の研究所がたいへん!大切なデータを盗まれて、殺人まで…。せっかく名探偵が目をさましたんだから、この事件、ボクにまかせて!
みなさん、こんにちは!八手真名子、15歳になったばかりの“美少女”アイドル。自分でいうのもナンだけど、すごい人気なンだぞ。さて今回の事件は、ロケ地のハワイが舞台で、2つの暗号が出てきます。ひとつには、宝のありかが、もうひとつには、なんと麻薬の取引所が。BFの克樹はヤル気。ところが、私のマネージャーのマキさんが誘拐されたの。おとなしく日本に帰れば見逃してやる、ですって。冗談でしょ、ギャングと対決よ!
私、八手真名子、14歳。アイドルやってます!ナマイキッとか、ワガママッとか、いわれてるけど、いいじゃない。おシゴト楽しいし、人気だってスゴイんだもの。こんどだって大作映画に出演することになって、ハリきってたら、主役争いがもとで、候補の1人、竹崎サンが殺されちゃった!真名子のとこにも脅迫状が…。ドッキーン!こうなったら、ナマイキボーイの克樹を付き人兼探偵助手にして、犯人探し始めちゃおーか!