著者 : 佐藤謙羊
若き開拓者を育てる『王立開拓学園』に入学したレオピンは、「器用貧乏」というハズレスキルのために学級を追放されてしまう。しかし彼の正体は、「器用さ」があれば何でもできるという最強スキルの持ち主だった…!!校地のはずれに自らの城を建てるかたわら、細工に料理、動物との絆を育んだりと、あらゆる方面で「器用貧乏」の才能を発揮。幼馴染の聖女や異国の巫女も味方に付けて、レオピンの城はますますにぎやかになっていく。
魔王を討伐し世界を救った勇者パーティに参加するも、人との会話が苦手で「無能」の烙印を押され、追放を受けた少年ユニバス。しかし彼の正体は、『精霊たらし』のスキルを持つオンリーワンの存在だった。この世界ではあらゆる自然現象を「精霊」が司っており、すべての精霊を味方に付けていたユニバスには、あらゆることが可能なのだ。事件が起きたのは、勇者ブレイバンと風の精霊姫ティフォンが“精婚”する日のこと。精霊界ではすでに死んだと伝わっていた伝説のヒーロー・ユニバスが顔を出すと、居ても立っても居られなくなったティフォンはブレイバンとの精婚を破棄、ユニバスと逃避行の旅を始める。ユニバスは世界各地で『精霊たらし』のスキルを発揮し、精霊たちを救いながら絆を深めてゆく。水の精霊の国「コンコントワレ」ではメガネのチャーミングな精霊姫イズミと出会い、彼女も旅に加わった。次なる目的地は“火の精霊の国”だが、その前にもいくつか波乱がありそうで…!?『精霊たらし』ユニバスと、精霊姫たちのいちゃラブ大冒険、ますます加速!
生まれつき手先が器用だったレオピン。彼は幼い頃から様々な『クラフト』を行ない、仲間たちに貢献してきた。永遠の絆を誓い合った仲間たちともに、開拓者たちの学園へと進学する。しかし入学式での儀式において、レオピンに与えられたステータスは悲惨なものであった。器用さ以外に全く取り柄のないレピオンを、仲間たちはあっさりと『追放』。レオピンは落ちこぼれのクラスに入れられて、ひとりぼっちになってしまう。しかし与えられたスキル『器用貧乏』が、意外な性能を持っていることに気付きー!幼なじみの聖女に慕われ、美女錬金術師から見初められ!やがて『城』を作り上げる男の、無自覚“ざまぁ”物語開幕!
ユニバスは精霊とコミュニケーションできる『精霊たらし』のスキルで勇者パーティに貢献していた。しかし、魔王を退けて凱旋する直前になって、コミュ障を理由に仲間たちから罵られ、パーティから追放されてしまう。さらに就職先からもクビを言い渡されてしまい、全てを失ってしまうユニバス。絶望のなか、勇者と精霊姫ティフォンの結婚式を見に行くのだが、なぜかティフォンは勇者をほったらかしにして、ユニバスの元へと飛んできた。「ゆっ…ユニバスくぅぅぅーんっ!!死んだんじゃなかったの!?」精霊姫ティフォンは勇者との結婚を一方的に破棄し、ユニバスとともに逃げ出す。ユニバスはティフォンとともに逃避行の旅をするのだが、その道中で気付いていく。自分はとても精霊に愛されていたんだ、と…『精霊たらし』ユニバスと、精霊姫たちのいちゃラブ大冒険、開始!