著者 : 優木カズヒロ
星野伊佐美。一昔前のアイドルみたいな名前だが屈強な身体を持つ裏の『掃除屋』。ぶっきらぼうに仕事をこなす日々のなか、桜条凛と運命の出会いをはたす。 桜条凛。山の手の旧家の子息にして色白で線の細い美少年。頭はきれるが、少し生意気、かなり世間知らず。 とある事件をきっかけに奇妙な共同生活を始めた二人は、泣いたり笑ったりしながら次第に強い絆を作り上げていく。しかし、事件の裏に隠された陰謀が二人に迫る。そして立ち現れる死神の影ーー。 不可避な宿命に寄り添い、抗う物語。
小学校教師、鷹場季貴が教え子と駆け落ちし、転がり込んだ八十陰荘は変人の巣窟だった。さらにそこで、お互いのことを本当の家族だと思い込む現象が発生しーー。偽りの家族が織りなす、不思議であたたかな物語。
まもなく期末テストを迎える第三学園都市。テスト対策のために勉強会が催されるが、そこで高行は“ジーニアス”海竜王寺八葉の体調が思わしくないことに気づく。そんなさなか、学園に新たな“ジーニアス”クリスがやってくる。生体工学の“特化領域(ブランチ)”を持つ彼は 「八葉を治療するために海外に連れて行く」 と告げるのだが……それを聞いた高行は、果たして!? 天才と過ごす青春ストーリー、第3弾!
怒濤のゴールデンウィークが過ぎ去り、第二科学部に腰を落ち着けた高行は、部長であり、生まれながらに常識外れの頭脳を持った天才ー“ジーニアス”の海竜王寺八葉、そして同じく入部した有屋美月と騒がしい日々を送っていた。しかしある日、第二科学部が居を構える『部室長屋』に学園都市運営機構の息がかかった『統括委員会』が現れ、長屋の取り壊しと退去を一方的に通告してくる。高行たち三人は個性豊かな長屋住人たちと協力して、抵抗運動を起こすが、委員会側は何やら卑劣な策を巡らし…?第二科学部、いきなり解散の危機!?加速する青春ストーリー、待望の第2弾。
「キミを我が第二科学部にスカウトしたい」 陸上の特待生として入学したものの脚を故障した竹原高行に唐突な勧誘の声がかかる。勧誘主の海竜王寺八葉は常識外れの優れた頭脳をもつ“ジーニアス”だったが、無謀な色仕掛けをしたり、実験に没頭するあまり風呂にも入らない、行動も常識外れの女子だった。 仮入部した第二科学部で彼女に振り回される高行。彼を勧誘した海竜王寺の真意は、そして二人の関係の行方は!?