著者 : 兎月山羊
「最高機密の情報が誰かの手によってハッキングされ、この学校に流された」私立聖果高校の全生徒&職員が体育館に集められる中、多くの刑事を従えて、雛森キョウコは驚くべき真実を語る。「まもなく地球の文明は消滅する。これが世間に知られればパニックだ。だから君らを生かしておくわけにはいかない」語り終えた雛森の合図で、短機関銃による斉射が始まった。閉鎖された体育館内は、たちまち地獄へと変わっていく。その中で、高校一年の赤咲カナミは、髑髏の面をかぶった男を目にするー。世界の終末に現れた男は果たして悪魔か、救世主か?
林間学校を楽しむ葉台高校の生徒たち150名以上が、まとめて拉致される事件が起こる。犯人は、武装した大勢の信徒を率いる、狐面をかぶった少女。「我が名は“生虚神”。ヒトの未来を担う神でございます」そう名乗る狐面の彼女こそ、凶悪なテロ計画を密かに進める謎多きカルト教団・黒陽宗の教祖。拉致された学生、そしてその中にいるカナタやリセも、否応なく、テロへの荷担を強制されるのだった…。スリリングな展開に緊張感が止まらない、人気サスペンスシリーズ、第3弾!!
医療ミスを認めない病院の院長、車で子供をひき殺した女優…罪に問われず、ぬくぬくと生きている人間たち。そんな「世間から反感を買っている」人々を殺してまわる連続殺人鬼が現れる。その名は「公共の敵」。残虐な処刑の様子をネット上でライブ放送するという異様な手口で、多くの一般市民から熱狂的な喝采を浴びていく。「公共の敵に死を」とうそぶく彼の真の狙いとはー?謎だらけの凶悪犯に、悪魔・緋上カナタが立ち向かう!スリリングな展開に緊張感が止まらない、クライム・サスペンス!!
醜い人面皮をかぶり「恐怖の顔」と名乗る謎の男が、200人以上の学生を人質に高校を占拠する。交渉人として呼ばれたのは、重犯罪特殊刑務所に収監中の、ある少年だったー。少年の名はカナタ。彼は、100万人もの命を奪った毒ガステロに荷担したうえに、64人の刑事を殺害した罪で死刑判決を受けている「悪魔」だった。人質を殺しながら不自然な要求を突きつけてくる凶悪な篭城犯と、他人の命に価値を見出さない冷酷な悪魔が、手に汗握る知能戦を繰り広げる…!緊張感溢れるクライム・サスペンス!!
西暦2140年ー。そこは、史上最悪の敵「天使」の容赦ない猛威によって、人類が絶滅寸前になっている世界。2015年からタイムスリップした少年・名薙は、大切な人たちを次々に失い絶望しながらも、過酷な運命に立ち向かっていく。そんなある日、名薙は騎士候補生として重要な任務につく。城塞都市・京都の女王に即位する少女の護衛。何事もなく進むかに見えた戴冠式だったが、襲撃してきたのは、驚くべきことにー。かつてない最強の敵に、果たして名薙やアニカの運命は…。新次元異能バトル、ついに最高潮へ!
西暦2140年ー。そこは、史上最悪の敵「天使」の容赦ない猛威によって、人類が絶滅寸前になっている世界だった。2015年からタイムスリップした少年・名薙綾月は、過去へ戻るための方法を探りながらも、しばらくは過酷な世界で暮らしていくことを決意する。そして騎士候補生となった彼がまず命じられたのが、調査活動。目的地は「黒の森」と呼ばれる、謎の多い怪しげなエリア。アニカや真無とともに現地へと向かう名薙だったが、目の前に意外な人物が現れ、壮大な事件に巻き込まれることになる…。
ときは西暦2140年。史上最悪の敵「天使」による容赦ない猛威にさらされ、人類はその数を極端に減らし、まさに絶滅の危機に瀕していた…。東京ビッグサイトで奇怪な事故に遭遇し、2015年の平和な世界から2140年に飛ばされてきた高校生・名薙綾月は、その過酷な境遇に動揺しながらも、自らの運命と人類の未来に希望を見出すべく、立ち上がる。その手に輝く剣を携えてー。
数々の“災厄の数”を生み出してきた集団、“クリフォト”。奴らが雪名を攫った。奴らの目的は、雪名の中の“無限の災厄の数”の解放ーそれが意味するのは、雪名の死だった。攫われた雪名は“クリフォト”に攻撃を受けていた。ただし、肉体への攻撃ではなく、精神への。雪名の精神が死ぬとき、最凶の“災厄の数”が蘇るーそれを倒すには雪名の肉体ごと殺さねばならないという。雪名の死を何としてでも阻止するために、俺は明津、アンデレ、タデウスとともに敵のアジトに向かう。“数”の異能力アクション、第5弾。
東京内戦の跡地に肝だめしにやって来た俺たちは、“零”の災厄の数、カラスと出会う。彼を見て、安藤照子さんーアンデレは動揺していた。その晩、俺の家を突然訪ねてくるアンデレ。「…一緒に行ってくれたら、1つだけ何でも言う事聞くって言ったら…?」アンデレは俺が向かった地下には、あるはずのない電車が走っていた。中から現れたのは執行官ディエゴと、雪名。「誠一君は、どうしてアンデレさんと一緒に来たのかな?」なぜかモジモジする雪名と共に、俺は地下奥深くである秘密を手に入れるー。“数”の異能力バトル、第4弾開幕。
「私達は無自覚に、目に見えないi(ウソ)を必要として生きているんだよ」仲間でやってきた北海道旅行。どこか様子のおかしい雪名に、俺は歯がゆい気持ちでいっぱいだった。彼女は俺との“殺害の約束”を疑っているのかもしれないーそう思った折、町が歪み始める。現れる無数の化物。数秘術が使えなくなる雪名。NPCのように機械的な、町の住人たち。そして現れる、“虚数”の災厄の数。彼との出会いで、俺と雪名は互いの本当の気持ちを知ることになる。“数”の異能力バトル、第3弾。
「私はまだ、“φ”のままなんだ。…こんなふうに思うのは、きっと君に出会ってからだ」あの事件から数ヶ月。文化祭のクラス劇で、雪名はヒロイン役に抜擢された。俺には少しずつ心を開いているものの、ずっと孤独に生きてきた彼女はなかなかクラスに馴染めずにいる。そんな時、俺は再び“歪んだ無次元数”を見ることになる。連なる赤い数値の鎖で繋がれた、奇妙な人間たちー。平和になったはずの東京に現れた、“集合”の災厄の数。“無限の力”をも喰らおうとする、雪名の天敵。新たな戦いに身を投じる雪名に、俺は何ができるのか。“数”の異能力アクション、第2弾開幕。
「人はデルタtの狭間に生まれ、そして死んでいく」。ビルから落ちていく儚い少女。彼女の背中に、一瞬、羽が見えた気がしたーそれが、高校生の俺、冴上誠一と“数秘術師”羽鷺雪名との出会い。ある日突然、俺の妹・愛架が誘拐されてしまう。血眼になって探す俺は、虚空に浮かぶ、ノイズがかった無数の数字を見た。混乱する俺に雪名は告げる。「残念だね。君には“無次元数の異常を視認できる才能”が開花してしまった」数を書き換えることで奇跡を起こすことができる能力者の雪名は、“確率”を操る怪人との戦いにひとり、身を投じようとしていたー。“数”の異能力アクション、開幕。