著者 : 八華
会社員として働いていたごく普通の女性カレン。彼女にはある隠しごとがあった。それは、自分の素顔が嫌いなこと。彼女は努力してメイクのスキルを上達させて、美人だといわれる顔をつくっていたのだ。 ーーそんなカレンはある日、異世界に転移してしまう。元の姿のまま異世界に来ていることに気づいたカレンは、今後はちゃんとした化粧ができないことを悟り絶望する。しかし、カレンは日本で使っていた化粧品を召喚する特殊スキルを取得していた! さらに、カレンの化粧姿がこの国の第二皇子の婚約者(行方不明中)に似ていることが判明。カレンは第三皇子・サマルと第一皇女・プリマに保護されることに。ようやく平和な王宮暮らしがはじまると思われたが、やがて後継者問題に巻き込まれていき……!?
エスメラルダ女王から男爵位を授与されたアレンは、バルバストル公爵の仲介で地方にカントリーハウスを買う。白い砂浜とオーシャンブルーが臨める屋敷。立派な新居に浮かれたアレンは、絵筆を手に取り、壁に自由に絵を描き始めた。 その後、シルヴィアとの交流を深めつつ、充実した画家生活を送っていたアレンだが、ある日、一通の手紙を受け取る。それは東の国ノルト王国の商会本家がアレンを招待する手紙だった。アレンは家族と相談して、本家に顔を出すことを決める。 ノルト王国に着き、歓待されるアレンだったが、天才画家を側に置いておきたいという皆の思惑が絡み合い……。 アレンはシルヴィアたちの待つロア王国へ帰ることができるのか!? これは画家と商人、二束のわらじで社交界を成り上がる転生者のセカンドライフストーリー。
イラストレーターになる夢をあきらめてサラリーマンになった男は、ふとしたきっかけで怪しいゲームアプリを見つける。そこでどんな絵でも描ける理想の画家設定のキャラクターを作成し決定ボタンを押した瞬間、彼の意識は途絶えた。とある商家の長男アレン(18歳)として目覚めた彼は、アプリで設定した通り、画家の凄まじい才能を持っていた。さらには、絵に描いた対象を鑑定して、通常では知りえない情報を手に入れられる<神眼>スキルも授けられる。しかし、貴族家令嬢の婚約者が浮気していたことが発覚し、アレンの画家人生は順風満帆とは言えない滑り出しに……。アレンは目の前のトラブルを解決して、好きに絵を描く生活を掴むことができるのか? これは画家と商人、二束のわらじで社交界を成り上がる転生者のセカンドライフストーリー。