著者 : 六道慧
「ソロモンのかぎ」を開く-水晶髑髏は不気味に呟いた。いま、呪われた門が開かれようとしている。出雲神族の血を引く高校生、須賀茉林は、神話の国、出雲に向かった。もちろん、「ソロモンの遺産」である紫門月彦、原田樹里、蘇琉カシマの3人とともに…。さらに元気でセクシィな巫女さんも仲間に加わり、飢神との戦いはいよいよクライマックスを迎える。
神話の地《出雲》で、水晶の髑髏が発掘された。この不気味な石が、東京の女子高校生・須賀茉林の運命を変える。腕っ節のめっぽう強い謎の転校生、突然現れた、美しき担任教師。小説家を夢見る少女の周りは、まさにドラマチックに動き始めた。出雲神族とは?そして遥かなるソロモン王国に何があったのか?壮大なスケールでおくる期待の新シリーズ開始。
ダンテ=尾角と甦ったミカエル=鏡を先頭に、大神たちはエジプトからイラクへと向かった。すでに魔都・バビロンが復活していた。そこには、メデュウサ=優佳が囚われているだけでなく、あの大魔王も封じ込められているのだ。そして、サタン救出を図る美しき魔戦士が大神たちの行く手をさえぎる。天使と悪魔、それぞれの熱き思いを込めた決死の戦いは続く。
上条優佳は高校生。幼いころ飛行機事故に遭って奇跡の生還をとげていた。その時、小さな手に握られていた緑色に輝く玉、この玉が少女の運命を変えることになった。ムー大陸崩壊の時、愛する少女を救うために、未来に少女の意識を跳ばした少年。彼は少女と再会するため、幾多の時と地を巡ってきた。そして今、この地球で二人は会える。少年の名は尾角明。だが、この二人の間にたちはだかる獣のような男がいた。氷室烈-「サタン」の支配する世界を創るために、二人の愛を潰すために、阿修羅と化して尾角に闘いを挑む。氷室を操る新興教団〈霊光教〉、尾角を助けるジャーナリスト・鏡六朗。今、魔と聖の壮絶な闘いが始まろうとしている。