著者 : 内田弘樹
「癒やし系母性キャラにコロッとなびくなんて。まったくこれだから!」麗しくも聡明な最強種族、長耳種。その長耳種たちが宗也たちとの同盟を申し入れてきたのだ。みぐが憤るように、いったんは長耳種の話に乗りかけた宗也たちだったが、やがて長耳種の真意が明らかになる。それは人類の奴隷化ー人類を支配下に置き、魔法資源にしようというのだ。「ああいうクソどもに二度と屈しないために俺達は戦争を学んでるんだ」現実世界の歴史でも幾度となく繰り返されてきた悲劇。最悪の状況を打開すべく、宗也は宿敵・竜人種と盟約を結んで長耳種に挑む。人類の存亡を賭けた戦いが、今始まろうとしていたー。
「王国を救ってほしいのですにゃ!」猫耳もふもふの獣耳種たちが暮らすカッツェラント王国。宗也たちが竜人種を退け、つかの間の和平を享受する一方、獣耳種たちも竜人種の侵攻を受けて危機的状況にあった。敵の敵は味方とばかりに、将来的な相互支援を視野に入れた宗也は、旧王家の生き残りである姫騎士ターマを支援すべく駆けつけるがー「はぁ〜、だる」ターマはコタツで丸くなっていた。数万の大軍勢に対し、宗也たちの戦力はヒキニートな姫騎士ターマが率いる千人の聖猫耳騎士団のみ。絶望的な戦局に軍事知識チートで対抗する宗也&みぐ。獣耳種の存亡を賭けた冬戦争が、いま始まるー!
『雲海の塔』の激闘を経て、より強固な絆を得た5号戦車パンターの乗員たち。それと同時に、女騎士・シェルツェをはじめとする少女たちは、トウヤへの好意を自覚しはじめていた。そんな彼女たちの前に、シェルツェのライバル(自称)のアンリが、新戦車『ケーニヒス・ティーガー』と共に立ちはだかる。その一方で、モンスターの大軍が王都に向けて進攻中との情報も入ってきてー。絆と戦術で戦車を駆る少女たちの機甲幻想譚、決戦の時は今!
古代文明の遺物・戦車で竜を駆る「機甲狩竜師」を目指すトウヤたちに、王竜種・バハムートが棲まうと噂の「雲海の塔」の攻略の命が下る。その旅の途中で、未知の戦車を駆るエルフたちと出会うのだがーー!?
人類の敵『竜』を討つ『狩竜師』になるため、狩竜師養成学校・アーネンエルベに入学した少年・トウヤ。しかし、彼が目指すのは剣や魔法で戦う“普通の”狩竜師ではなく、旧文明の遺物『戦車』を扱う伝説上の存在『機甲狩竜師』だった。編入先の最下級クラスで仲間を探すトウヤだったが、戦車の力を疑う元エリート女騎士・シェルツェと口論の末にー「決闘をしろということか?私と、この男の操る戦車で」女騎士VS戦車ー異色の対決が始まろうとしていた。V号戦車パンターを駆る少年少女が戦術を尽くし、絆を紡いで竜に挑む機甲幻想戦記、ここに堂々開幕!
深海棲艦により危機に瀕した友軍を救出するために、カレー洋の打通作戦が立案された。かつてない大規模となるその作戦は、鎮守府の総力を挙げた戦いへと発展していく。赤城や加賀、榛名、大和、そして葛城ー今まで数々の苦難を共に乗り越えてきた仲間たちが奮戦する中、瑞鶴と翔鶴の姉妹の絆にも変化が訪れようとしていた。「ごめんなさい、瑞鶴。でも、こうでもしないと、私は今以上に強くなれない気がしているの…」様々な想いが交錯する中、鎮守府と艦娘たち、そして人類の未来を賭した決戦が今、始まる!
一九七四年ー。ユルゲンが空軍士官学校に入学して2年余。だがその2年余で世界は一変した。異星起源種BETAが地球に降下、侵攻を開始。更に対BETA戦で投じられた大量の核により世界に「核の冬」が到来していた。戦術機パイロット養成のためソ連へと留学したユルゲンは、初めてBETAの脅威を目の当たりにし、世界を、愛する者を守るため、彼は戦術機の必要性を国に説く決意をするがー。シュヴァルツェスマーケンへと繋がる物語、第二幕。
遺言ーそう、これは俺の遺言だ。ドイツ民主共和国・国家人民軍将校、ユルゲン・ベルンハルトが遺す最期の言葉だー。『シュヴァルツェスマーケン』本編となる一九八三年から遡ること11年。まだ世界がBETAの危機に晒されていない一九七二年のベルリンを舞台に、今まで語られることのなかった、アイリスの兄、ユルゲンについて、そして物語の中核を担うアイリスディーナとベアトリクス、刻々と変わる世界で二人を搦める運命の幕がいま開かれる!
あの激戦から半年。軽巡・那珂は各地でアイドル活動を行い、前線に笑顔をもたらしていた。一方、新鋭の空母たちの指導という慣れない任務に苦戦する瑞鶴。そんな中、深海棲艦の大規模艦隊が出現したとの報がーー!
孤立した仲間を救うべく立案された「AL/MI作戦」は、敵の奇襲により数多くの味方が斃れる、危機的状況にあった。しかし、AL作戦で北方棲姫と対峙する龍驤ら軽空母たちや、MI作戦で敵航空部隊と激突する舞風や飛龍、蒼龍、そして瑞鶴など、未来を掴もうとする艦娘たちの奮戦により、絶望に満ちた戦場に一筋の希望が見えつつあった。一方、手薄となった鎮守府に迫る深海棲艦の報を聞いた戦艦・長門は、仲間が帰る場所を守るため、他の戦艦らと艦隊決戦に赴くのだがー。“幸運の空母”瑞鶴を中心とした艦娘たちが織りなす『艦これ』本格“戦記”小説、砲撃開始!
海上封鎖を受けた友軍を救うべく出撃した空母部隊。しかしその戦いは、彼女らの記憶の奥底にある悲劇を掘り起こすものだったーー。艦娘たちの絆が未来への翼となる時、鎮守府の総力を集結した海上決戦が始まる!
激闘の末、“艦娘”として戦う決意を新たにした瑞鶴だったが、鎮守府は“陸上型”深海棲艦・飛行場姫の猛攻に苦戦を強いられていた。瑞鶴は金剛型の四姉妹や鎮守府の切り札・大和と共に反撃を試みるのだがーー。
首都東ベルリン。東西ドイツ分裂の象徴で、アイリスディーナが囚われている国家保安省本部があるその街へ順調に進撃する第666戦術機中隊。だがそれはベアトリクスの罠ーリィズにアイリスディーナの偽情報を流してテオドールたちを誘導し、反乱軍中枢を襲う作戦だった!一転して壊滅の危機に陥る反乱軍…だが、逆転の切り札、カティアが首都に辿り着くー!『マブラヴオルタネイティヴ』の物語より一八年前。欧州大戦を描く物語、激動の最終巻!
首都東ベルリン。東西ドイツ分裂の象徴で、アイリスディーナが囚われている国家保安省本部があるその街へ順調に進撃する第666戦術機中隊。だがそれはベアトリクスの罠ーリィズにアイリスディーナの偽情報を流してテオドールたちを誘導し、反乱軍中枢を襲う作戦だった!一転して壊滅の危機に陥る反乱軍…だが、逆転の切り札、カティアが首都に辿り着くー!『マブラヴオルタネイティヴ』の物語より一八年前。欧州大戦を描く物語、激動の最終巻!
リィズの裏切りで第666戦術機中隊は壊滅した。逃亡したテオドールとカティアは反体制派と合流し、国家保安省を倒すべくハイム少将に協力を仰ぐ。だが、反国家保安省の象徴となるアイリスディーナが捕われた今、国民を味方にする術は無かった…。と、誰もが絶望したそのとき、カティアの決意が最後の希望を点す!そして反対制派による反撃が開始されるがー。大人気ゲーム『マブラヴオルタネイティヴ』の物語より一八年前。欧州大戦を描く第6弾!
社会主義の理想を愛するグレーテルが、反革命的な少年カレルに知らされたのはー『帰れないふたりのために』。亡命に失敗後テオドールを救うため国家保安省の犬となったリィズーその苛烈な3年間が明かされる『どうか、あの幸せな日々を』。仲間からの迫害に疲れ果てた范氏蘭の前に現れた人はー『笑顔の価値は』。他「黒の宣告」がグダンスクを去る前夜を描く『キルケの災厄』を含む『マブラヴオルタネイティヴ』欧州大戦の一幕を綴る短編集第2集!!
アイリスディーナの大義を叶え、「黒の宣告」を守り、リィズを国家保安省から解放するー。テオドール自身の心を偽り、リィズへお前の傍にいると騙ってまで願った未来は、重光線級の出現で失われようとしていた。圧し掛かる死の予感。それでも全てを守ろうとテオドールは無謀な戦いに挑む。そしてBETAが迫る首都では国家保安省ベルリン派が蜂起し…。大人気PCゲーム『マブラヴオルタネイティヴ』の物語より一八年前。欧州大戦を描く物語第5弾。
BETAに包囲された街へ幼馴染と共に赴任したシルヴィアが見た地獄とはーポーランド撤退戦の悲劇が明かされる『死の都にて』。親友のイングヒルトに恋文が!それを知ったアネットは…『焦土の花、幸せの理由』。戦車兵クルトが『黒の宣告』の忌まわしさを新兵のアンナに教えると…『鋼鉄の墓標シュルトヴェンベルク一九八一』他「海王星」作戦後のひとときを描いた書下ろしを含む『マブラヴオルタネイティヴ』世界の欧州大戦の一幕を綴る短編集。
家族を殺した国家保安省への恐怖を振り払い、彼らの謀略を阻止したテオドールはカティアを救出し、彼女を守り抜くために反体制派であるアイリスディーナと共に戦うと心に誓う。そんな折に666戦術機中隊へ新たな衛士ー死んだはずの妹、リィズが編入された。妹は国家保安省のスパイなのか!?疑心渦巻く中、中隊に国連軍共同作戦参加の命が下るー!!大人気PCゲーム『マブラヴオルタネイティヴ』の物語より一八年前。欧州大戦を描く物語、第3弾。
一九八三年。異星起源種BETAの侵略を受ける東ドイツは血みどろの消耗戦を続けていた。テオドールは、最強と謳われる戦術機中隊「黒の宣告」の一員でありながら国も人も信じず、己が生き残るためだけに戦う衛士であった。そんな彼が、戦場で孤立した西ドイツ軍衛士の少女を助けるー。大人気PCゲーム『マブラヴオルタネイティヴ』の物語より遡ること一八年前ー欧州の苛烈な戦争に身を置く若き衛士たちの、生死を賭けた戦いがいま語られる。