著者 : 冨月一乃
*+.------Story:ランスロットver------.+* 『死神騎士』と呼ばれる英雄ランスロットは、戦勝の褒賞として、ただ一人の女性を欲した。 それは、王子に婚約破棄を突きつけられたばかりの、キズモノ令嬢エメリーン。 きっかけこそ、彼女の<祝福>である<運>を求めての契約婚だったもののーー 強面でぶっきらぼうな自分を初対面から全く怖がらないエメリーンに、ランスロットは本気で惹かれていき……? ・:.。..。.:・’ * ‘・:.。. .。.:・’ * ‘・:.。. .。.:・ *+.------Story:エメリーンver------.+* 王子に婚約破棄され、キズモノ令嬢になったエメリーン。 すると国王は、エメリーンに『死神騎士』と呼ばれる英雄・ランスロットとの婚約を命じた。 けれどそれは、エメリーンの<運>という<祝福>を目当てにしたものでーー 「いいじゃない、契約結婚。閣下を支えてみせます!」 そう割り切っていたのに、 あれ、なんだか閣下がすごく甘くないですか……? ・:.。..。.:・’ * ‘・:.。. .。.:・’ * ‘・:.。. .。.:・
エルーシアは予知夢をみた。なすりつけられた罪のせいで、対立する剣の一族のクラウスに殺されてしまう夢。 最悪な運命を回避するためには、事が起こる前にクラウスと結婚すればいい! 思いついたエルーシアは彼と出会うため、町へ行くように。 偶然出会えたクラウスとともに、ある事件を解決すると、彼はエルーシアに借りができたと言う。 それならば! 「わたくしと、結婚してくださいませ!」 けれど彼の返事は「お断りだ」で……。 血を吐きながらも運命を変えたい令嬢×塩対応な悪魔公子。けんか腰から始まるラブロマンス!?
エルーシアの目の前で消えたヒンドルの盾の行方は今もわからない。 死因不明のまま、父の遺体はどこかへ消えてしまった。あの継母たちが絡んでいるに違いないと確信するエルーシアは、証拠を探すためクラウスとともに変装して屋敷に帰ることに。 正式に婚約者となったクラウスはエルーシアをときめかせることばかりしてくる。 「結婚式は春の暖かくなった季節にしよう」 クラウスを気に入った隣国王女が現れ、また面倒事に巻き込まれる中、今度は血塗れのクラウスを看取る予知夢をみる。もう彼なしの人生なんてありえない──エルーシアは彼を庇うと決めて……。 大団円の完結巻!
諜報&影武者を生業とする伯爵家の令嬢イルゼに、重大任務が舞い込んだ! それは、自国の王子ディルクに扮して隣国に遊学しつつ、見合い相手の令嬢たちをキレイに振ること。難易度が高いこの任務に、イルゼは準備万端、意気揚々と向かったのだけれど……。初日で隣国の王子カイルヴェートに身代わりだとバレてしまって!? 任務に協力すると言うのは、善意なの? それとも罠? いつも塩対応な王子がわたしにだけ甘々対応なのも、どういうことなの!? 恋愛オンチな令嬢と彼女を手に入れたい王子の身代わりラブコメディ!
気付けば見知らぬ部屋で、記憶も名前もなくして浮いていたわたくし。どうやら死んで幽霊になってしまったみたいです。部屋の主である王子・リヒト様は命を狙われているらしいので、幽霊として城中の壁をすり抜け、お役に立とうと思います!彼から「トリア」という名前をもらい、協力して黒幕を探していくうちに、「私は幽霊と婚約者になるのもやぶさかではない」なんて言われるほど、距離が縮まってしまってー!?幽霊令嬢と腹黒王子のドタバタラブコメディ。