著者 : 冲方丁
「あたし達は大丈夫だ!真っ直ぐに行くぞ!」涼月の咆哮を合図に、憲兵大隊+公安高機動隊の特甲児童達は戦火の街・ミリオポリスを駆け抜ける。都市を壊滅の危機に陥れた主犯格+特甲猟兵達をひとり残らず倒すべく、善きつながりの感覚とともに最終決戦に臨む少女達。やがて迎える終極で、それぞれの背負った因縁にも決着のときが訪れるー。6人の機械化少女と、ともに戦った数多の戦士達の物語、ついに感動のフィナーレ!!
西暦2016年、国際都市ミリオポリス。憲兵大隊の涼月は、敵の情報汚染への対抗ユニットを目標地点に運ぶため、機能不全に陥った都市を蒸気機関車で驀進する。そのころ、仲間2人ー陽炎/夕霧もまた、のっぴきならない危機に直面していた。やがて散り散りになった仲間たちは集い、全ての事象はひとつに収束していくー。機械化された肉体を武器に闘う少女たちの物語、いよいよ最終章!!
『トリニティ・ブラッド』『レンタルマギカ』『消閑の挑戦者』『オイレンシュピーゲル』など、人気シリーズのスペシャル短編が集結!他にも、林トモアキ『パリエルがしがしいきましょう!』、森岡浩之『いつものように爽やかな朝』など、人気作家の幻の作品も収録した超豪華ラインナップ。100号を迎えた小説誌「ザ・スニーカー」に掲載された短編を中心に、文庫未収録作品だけを厳選した、ここでしか読めない珠玉のアンソロジー登場。
大量虐殺による戦犯法廷ーーそこに召喚されたのは「七名の証人」だった。彼らを守るために動き出すMSS。証人たちが次々と殺されていく中、MSSとMPB、六人の特甲児童の運命が今、交差する!!
旧ソ連の人工衛星〈アンタレス1140号〉が軌道修正に失敗、ウィーンの森に落下する。超小型原子炉を搭載したそれは、核爆弾への転用が可能だという情報をつかみ、出自も目的も違う七つのテログループが動き始める
ミリオポリスーー近未来のウィーン。街の平穏を維持するために、飛び立ち、突き破り、敵を破壊する特甲児童と呼ばれる特殊な子供たちがいたーー。翼を持ち、敵を殲滅するために飛翔する三人の少女たちの物語。