著者 : 助六稲荷
「目を覚ますとそこには、ウエディングドレスに身を包んだ聖女と獣人がいた。そしてーーなぜかただのチンピラの俺までウエディングドレスを着せられて拉致されていたんだが!? 最悪だ! 主人公のネモです!」 「特定奇跡災害対策機構・特別捜査官ーー獣人のガガカだ。これは奇跡・聖女の契約書が関与している事件に違いない。そう思い島に向かっーー 「堅い! 聖女イグニスです! 生意気なショタ淫魔に捕まった私達3人はなんやかんやあって心を失ったエルフの感情を取り戻すためにハイウェイでカーチェイスしたり似非探偵になったりします!」 「シリアスもあるけど面白おかしくハッピーなエンディングをお約束!」 「ネタバレすると、すべての道は合コンに通ず!」 「第31回電撃小説大賞《銀賞》受賞のハチャメチャロードムービー、第2弾です!」
「私の名前はイグニス・ファルフレーン。かつて世界を治めていた聖女です! が、能力を九十九分割されて封印されてしまったので探してる真っ最中です!」 「何言ってるのかわからないと思いますが、とりあえずアイテム探し系ロードムービーだと思ってください。どうも、主人公のネモです」 「うらぶれた街で腐るチンピラ・ネモくんが清楚で巨乳でS級美女の私と出会い、旅に出る! これはえっちな予感がしますよぉ!」 「……見ての通り、基本的に聖女なんて名ばかりな、ただのバカです、ウチの相方は」 「そんな我々が、巨大な亀の中にある街やら、バニーガールがわんさといる永遠の祝祭やらに乗り込むわけですね!」 「ケツと器のデカい獣人の姉御を道連れにしたりしながらな」 「ネタバレすると道中では臓物の雨が降り注ぎ、ラスボスは黒ギャルです!」 「破天荒な聖女とチンピラと獣人の旅が、第31回電撃小説大賞《銀賞》を受賞して刊行!」 プロローグ チンピラと聖女の旅の始まり 第一章 巨大な亀は車を食う 第二章 バニーガールと“永遠の祝祭” 第三章 双子の少女は三姉妹 第四章 黒ギャル四千年の歴史 エピローグ 黒ギャルどもが夢の跡