著者 : 北山結莉
伝説の神剣にして神話聖装ケラウノスの力で異世界に召喚された少年・柊太陽。「…殿、方?」そんな彼を待ちわびていたのは、清らかな乙女しかいない浮遊都市の聖騎士団ーそして太陽はこの世界で女しか使えないはずの神話聖装を扱える唯一の男という前代未聞の存在だった。しかも彼を呼び出した神剣が「魅了スキル」を持っていたことで、聖騎士団中の女性がメロメロに、黄色い歓声を一身に浴びて戸惑う太陽だったが、騎士団のアナスタシアやイリスらとの邂逅を経て、謎の敵スパルトイとも対峙。神剣に召喚された神騎士を継ぐ者としての日々が幕を開けるー至高の異世界ファンタジー
追憶の彼方を歩む少年に、少女たちの選択はーー 奇しくも追い続けてきた宿敵と死闘を繰り広げることとなった大都市アマンドにて、遂に美春たちが捜す人物のひとり・皇沙月の情報を入手したリオ。折りよくリーゼロッテら貴族から、今までの功績に対する褒美の内容を求められていたリオは、勇者として召喚されたらしい沙月が出席するという夜会への参加を褒美として要求し、美春たちの待つ精霊の里へと帰還を果たす。一方、夢を通してリオが春人なのではないかという疑念を抱いた美春は、悩んだ末にとある人物へと話を持ち掛けるがーー。
表舞台へ上がった少年に、出会いの連鎖は加速する! レイスが操る魔物の大群に襲われていたリーゼロッテたちの一団を発見し、その戦闘へと加勢したリオ。圧倒的な力でもって次々と魔物を屠ってみせた彼に対し、その場に居た誰もが強い興味と関心を示す。 またリオも更なる勇者召喚の情報を求め、貴族たる彼らと友好的な関係を築こうと動き出すがーー 「どうだ? 俺はお前にとって、お望みの人間だったか?」「……ああ、ずっと探していた」その過程でリオは、追い続けてきた憎き男との邂逅を果たす!!
大貴族との望まぬ政略結婚から無事にセリアを救出したリオは、物資の補給と当初の目的であった【勇者召喚】についての情報を集めるべく、大都市アマンドを訪れる。その最中「父親に自分の無事を伝えたい」というセリアの願いを叶えるため、リオはクレール伯爵邸への潜入を試みることに! 一方、セリアの結婚式に出席していた貴族令嬢リーゼロッテは、拠点であるアマンドへ戻る途中、ベルトラム王国の勇者・坂田や王女フローラらと予期せぬトラブルに巻き込まれてしまい!?
精霊の里の民たちとの充実した生活に別れを告げ、遂に当初の目的であった両親の故郷ヤグモに辿りついたリオ。ほどなく彼はカラスキの小さな村で、父方の祖母であるユバと従姉のルリと邂逅を果たす。その後、時が来るまでは明かせないという両親の過去を知るため、リオはしばらく村に逗留し、ついでにお世話になる村の生活水準向上を図ることに!
ベルトラム王国を出奔し、両親の故郷である東の地を目指して一人旅をするリオ。その道中、彼は貴族が差し向けてきた暗殺者である狐獣人の奴隷少女ラティーファと戦闘し、これを返り討ちにする。さらにリオは、ラティーファを縛る隷属魔術を解呪するのだがー自由の身になった彼女はひとりぼっちは嫌だと主張し、リオの旅への同行を申し出て!?