著者 : 北川まんた
「俺が……隊長?」 目前に迫ったミッドガルとの全面戦争へ向け、とある部隊の隊長に抜擢されたソウマ。 部隊の名は【アース特別遊撃隊】--それは周囲から「大道芸部隊」と揶揄された、 一癖も二癖もある超弱小部隊であった! 一方、ミカネの解放と同時に自身の存在が消滅することを知ったミィは、 ヨルムガンドの悪の提案を受け入れミッドガルに陰で加担し……? 樹暦〇〇五年十二月ーーここヴァルハラ平原で、世界の命運をかけた聖戦の火蓋が今、切られる! 「狙うは総統ヨルムガンドの首ただひとつ! 【アース特別遊撃隊】--総員、突撃開始ッ!」
「お前が剣銃士か? ならば死ね」 先のミッドガル軍との激戦から二ヶ月ーーその日、ソウマとユキの平穏な暮らしは唐突に終わりを告げた。 家の前に倒れていた猫耳の少女ミィと、それを狙う敵国ミッドガル軍少将、双銃士ヴィンセント。 そして、ヴィンセントと共に現れ襲いかかる、全身サイボーグの女性。 「--標的ヲ、駆逐スル」 「まさか……ミカネ姉さん!?」 この宿命の出会いは、隣国ヨーツをも巻き込んだ戦争へと発展する! 「俺はお前を、ここで倒すーー真実の姉さんを取り戻すためにッ!」 仮想世界×ファンタジー第二弾!
“ユグドラシル”-隕石衝突により滅亡へと追い込まれた人類がその意識のみシフトさせた仮想世界。剣と魔法、凶悪なモンスター、そして死の概念が存在する過酷な『現実』。そんな世界にシフトしてきた剣銃士・ソウマはまだ幼さの残る魔法使いの少女、ユキと出会う。「私をソウマさんのパートナーにさせて下さい!」「よろしくな、ユキ!」だが彼女の身には“ユグドラシル”の根幹を揺るがす重大な秘密が!?異能と称される剣銃士と最弱と揶揄される補助系魔法使い。今ここに新たな神話が幕を開ける!第6回GA文庫大賞“優秀賞”受賞作。